haccaノベルのデザイナー、石川です。
haccaノベルのデザインについて〖八花設計室〗と題してお届けします。設計室はそのままでも、デザインルームと読んでいただいても結構です。

7月リリースの2作品のジャケットデザインについて解説をしてゆきます。

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7/8リリースの『夏の天井』。中村 リエッタさんの作品です。
夏を先取りしたデザインを心がけました。いまだに梅雨の明けない地域が大部分の日本ですが、そんな中でも、ひととき空を見上げるようにして手に取ってもらいたい作品です。

ステンドグラスのような天井から空を仰ぐと、星が見えます。作中作の物語の中で印象的な場面。その星を配置しました。
こぼれる光は、せせらぐ水のイメージも。仰ぎながら覗き込むような、物語のように展開するジャケットを目指しています。

静謐な夏の姿が、ここに描かれています。
ぜひ、木漏れ日の下で、物語に踏み込んでみてください。通り抜けたあと、その木漏れ日の印象がきっと変わっていることでしょう。

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7/20リリースの『夏色』。やすたに ありささんの作品です。

同じ夏でも、こちらはビビッドに。女子高生ふたりの心情を描きました。
斜めのラインは坂道を表しています。
中央のリングは「ワイヤレスのペアリング」。物質化しないものを記号として配置しました。

空の色、心の色。無理矢理にでもビビッドに染め上げる、そんなエネルギーを感じさせる。
自転車の車輪、繋がり回ってゆくもの。ひと夏を、空っぽになるまではしゃいで過ごすことが、未来に転がるように連なってゆく予感。見えない輪っかは、離れてもリンクしている。

まばゆい夏をこの物語と一緒に。

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haccaノベルからは、引き続き第1回haccaコンのお知らせです。
いよいよ締め切り間近です！　まだ間に合います。ぎりぎりまで粘った作品も楽しみです。また、過去作へのタグ付け忘れていませんか？　隠れた〖きゅん〗が見出される時を待っているかもしれません！

詳しい募集要項は、上記、丹宗さんの記事をご覧ください。
募集期間は、いよいよ2020年7月31日(金) 23:59まで。
たくさんのご応募をお待ちしております！