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わたしは嬉々として、あやとりをする。
#ことばのあやとり に紐付けられた詩は、わたしが必ずその紐をとるので、けっして孤独にはしないよ。
文字の多寡はあると思うけれど、言葉のまたたきをしたためるよ。
(いつか、まいったって言えるようになれたら嬉しい)
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笹塚心琴さんの「スープ」から、ことばのあやとり。
夜を泡立てる
心の果てにながれ込む
忘れられた思い出たち
ぶらんこ
鳥のかげ
月の裏側
柄杓の星で掬ってみれば
ぐつぐつと夜を泡立てる
煮詰められた思い出たち
紫陽花
ひつじ
絆創膏
そのくらいの役に立つ
いつかかぐわしくなる
ゾートロープをまわす
まだ、まだ
めくるめく
湯気の陶酔