見出し画像

湯シャンをして2年経ったけど、どうよの話

思えば、2021の元旦。

これまでの人生で、年の初めに1年の目標を決め、それをTwitterやFacebookなどに長々と書いている人を、小バカにしてきた男ワイティー。

そんな男が2年前、湯シャン生活を密かに決意した。
そして、あれから2年。

湯シャンを開始して2年が経ったワイティーに、湯シャンとの向き合う中で感じた歓喜、絶望、その他諸々について語ってもらった。(そんな奥深いもんじゃねえだろ。)

音声版もぜひ。



2023年1月2日、某所。

インタビュアー:ワイティーさん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

ワイティー:おはようございます。

インタビュアー:うん?明けましておめでとうございます!

ワイティー:え?おはようございます。

インタビュアー:は?明けましておめでとうございます!!

ワイティー:ああ。明けましておめでとうって言わせたいんですか?

インタビュアー:それが礼儀ですよ。

ワイティー:いやいや。年が明けたのは認めますけど、おめでたいかどうかは人によって違いますよね?それを一律におめでとうという返事を求めるのは、私には理解できないですね。

インタビュアー:コイツ、今年も冒頭からめんどくせえな。(すみません、失礼しました!)

ワイティー:いやいや、心の声の方が出てもうてる!!

インタビュアー:えっ?

ワイティー:えっ?

インタビュアー:いやはや失礼しました。そんなことにいちいち疑問を感じる方が周りにいなかったもので。

ワイティー:ああ、日常の当たり前に疑問を持たない人間しか周りにいないんですね。

インタビュアー:何だコイツ。

ワイティー:っていうのは桃!

インタビュアー:は?

ワイティー:冗談ですよ冗談。まあ、なぜ明けましておめでとうと言わないのか、ここから1時間話せますけど、話しましょうか?

インタビュアー:いや、結構です。

ワイティー:そうですか。で、今日は何しに来たんですか?

インタビュアー:いやいや去年も約束したじゃないですか!湯シャンの話ですよ!

ワイティー:湯シャンですか。そんな話もありましたね..

インタビュアー:え..まさか!?

ワイティー:そのまさかですよ。

インタビュアー:湯シャンをやめてしまったということですか!?

ワイティー:いや、やめてないですよ。

インタビュアー:やめてないのかよ!やめたのかと思ったわ。

ワイティー:いやいや。やめたのにインタビューを受けるなんて変人も良いところじゃないですか。

インタビュアー:変人だろ。

ワイティー:そんなに褒めないでくださいよ。

インタビュアー:褒めてないですよ(真顔)

ワイティー:そうっすか。

インタビュアー:そろそろ本題に入りたいのですが、湯シャンを実際に2年続けてみてどうでしたか?

ワイティー:そうですね。髪の毛がサラサラになった気がします。

インタビュアー:え!?メチャクチャ良いじゃないですか。

ワイティー:まあ私元々直毛でしたけどね。

インタビュアー:何だよ。

ワイティー:でもつくづく思わされたこともあります。

インタビュアー:それは何ですか?

ワイティー:別に湯シャンなんて大したことじゃねえなということです。

インタビュアー:このインタビューを根底から覆すような発言ですけど..

ワイティー:湯シャンっていっても、お湯で頭洗ってるだけですからね。たかが、湯シャン、されど、湯シャンですよ。

インタビュアー:ほう。

ワイティー:それじゃあ終わりましょうかね。

インタビュアー:いや、終わるな!実際に2年続けた感想をもう少し詳しく教えて下さいよ。

ワイティー:そうですね。1つ言えることは「俺は湯シャンをしている!」という意識が消え去りましたね。

インタビュアー:と言うと?

ワイティー:シャワーを浴びるときに、湯シャンのことが頭にチラつくこともなくなりましたね。シャンプー・リンスも普通に使いますし。

インタビュアー:それじゃあ、ただの洗髪じゃねえか!

ワイティー:そうですけど、ワックス付けた日だけですよ?去年と同じく。

インタビュアー:ああ、そういうことですか。ビックリさせないでくださいよ。シャンプー・リンスはどのくらいの頻度で使うんですか?

ワイティー:1ヶ月に1~2回くらいですかね。ワックスを使った日は当り前に使い、そうでない日は湯シャンということが、自分の意識を使わずとも、頭で自動処理されるようになりました。

インタビュアー:さながら、湯シャンマシーンみたいなものですね!

ワイティー:は?

インタビュアー:いや、意識的に行わないって言うから..

ワイティー:別にシャワー中に気を失ってるわけじゃないんで..そんなこと言われるとドン引きです..

インタビュアー:っていうのは桃!

ワイティー:は?

インタビュアー:いや、桃は最初にあなたが言ったんでしょうが!

ワイティー:よく覚えていましたね。今の使い方はグッドです👍

インタビュアー:あ、ありがとうございます。あと、そう言えば、去年のインタビューでは、ただ湯シャンをするだけじゃなく、結婚すると宣言していましたが、どうなりました?

ワイティー:逆にどうなったと思います?

インタビュアー:知らねえよ。

ワイティー:残念ながら、何も起こりませんでした。

インタビュアー:そりゃそうだろうな。(それは残念でしたね..)

ワイティー:いやいや、またしても心の声の方が出てもうてる!!

インタビュアー:えっ?

ワイティー:えっ?

インタビュアー:つまり、2022年もただ闇雲に湯シャンを続けていただけってことですか?

ワイティー:まあそうなりますね。

インタビュアー:どんまい。

ワイティー:うるせえよ。

インタビュアー:それじゃあ今年で3年目になりますが、湯シャンをどうするおつもりですか?

ワイティー:変わらず続けようと思います。

インタビュアー:石の上にも3年と言いますからね。

ワイティー:まあ石の上で3年も耐えれるなんて、ただの奇人ですけどね。

インタビュアー:いや、それはものの例えですよ。そんなこと言い出したら、ことわざや四字熟語なんて変なものだらけですよ。

ワイティー:でも、それが良いんですよ。訳が分からなくとも、それっぽい説得力をもたせるという革命ですよ。とにかくそれっぽいことわざや四字熟語を使えば賢そうに見えるでしょう?

インタビュアー:そ、そうかもしれませんね。

ワイティー:はい。だから、私は2023年も「牛馬漸進」をモットーに頑張っていきますし、途中で躓くようなことがあっても「耕さねば大地は富まず、掘り起こさねば泉は湧かず」というように続けて、最終的には「甘美雷光の訪れを待つ」という思いで成功します。

インタビュアー:え、あ、はい。スミマセン不勉強で、今挙げて頂いた言葉の殆どが分かりません..

ワイティー:まあ今私が適当に作った熟語ですからね。

インタビュアー:草

ワイティー:えへ

インタビュアー:それでは、次は期間が空きますが、2024/1/5(金)にお時間をいただいてもよろしいでしょうか?

ワイティー:お腹減らして待ってます。

インタビュアー:いや、メシは勝手に食えよ。それでは、次回は2024/1/5(金)に宜しくお願いいたします。

ワイティー:ラーメン屋で待ってます。

インタビュアー:家で待ってろよ。


--------------------


次回は、1年後。

湯シャン生活も2年を超え、圧倒的なマンネリに悩まされるワイティーに待ち受ける運命とは?そして、たかだか湯シャンをしているだけなのに、インタビューを続ける必要などあるのか!?

ノリで湯シャンをはじめた男が迎える、試練の3年目をお楽しみに!

この記事が参加している募集

習慣にしていること

サポートいただけると、大変励みになります。ただただ感謝です。