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Google 画像検索で使用が許可されている画像 / CC(クリエイティブ・コモンズ)のみを表示する

この記事はGoogle Workspace 標準機能 Advent Calendar 2023の9日目の記事です。

こんにちは!ゆるふわクラウドおじさん こと、Teeda と申します。『Google アプリの教科書シリーズ』という本を毎年Amazon で販売していたり、YouTube チャンネルUdemy で学習用動画を公開しています。

毎年本を書いていたり、解説動画を制作しているのですが、制作活動でとても注意していることがあります。それは、他の人の権利を傷つけることをしていないか、ということです。

本の中に解説用にたくさんの画像を使用しています。その画像を使用することで、誰かの著作権を侵害してしまわないかに細心の注意を払っています。


Google 画像検索で、使用可能な画像だけを表示したい

Google 検索で画像を検索すると、たくさんの画像が表示されます。
表示されたたくさんの画像の中には、というよりほとんどの画像がそうだと思いますが、その画像を公開した人だけがその画像を使用する権利を持っている、というものがあります。

Google 検索で
「ネコ かわいい フリー素材」
で検索してみると、このような検索結果となります。

画像出所:Google 画像検索
検索キーワード:ネコ かわいい フリー素材
最終操作日:2023年11月27日

その画像、本当に使用していいの?

このようなキーワードで検索し、無料で使用できる画像を探す方は多いことでしょう。
「フリー素材」というキーワードを含むページに関連する画像が表示されたからといって、使用できる範囲が無制限ではないかもしれません。
その画像の利用規約を、各サイトで確認して、どのような用途で、どのような条件で使用してもよいかを確認しなければなりません。
他の人の権利に無頓着なまま、無邪気に表現活動をしてはいけません。

Google ドキュメント / スプレッドシート / スライド / フォーム の「挿入」▶「画像」▶「ウェブを検索」は、使用許可のある画像だけが表示される

Google の各種制作ツール、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームの編集画面からウェブを検索して画像を挿入できます。

例えばGoogle ドキュメントでは、

挿入 ▶ 画像 ▶ ウェブを検索 をクリックしたイメージ。
使用できる画像が検索結果に表示される。
「🔍」ボタンをクリックして使用する権利があることを確認できる

改変を伴う営利目的での使用が許可されている画像です。使用する権利があることを確認した画像のみを選択してください。

Google ドキュメント / スプレッドシート / スライドの
挿入 ▶ 画像 ▶ウェブを検索 によって表示される画像

という表記のある画像が検索結果として表示されます。

検索の操作をした時点で使用する権利がある画像だけが表示され、使用できるというのは安心ですね。
このように画像を抽出する機能がGoogle 検索の画像検索の機能にもあればいいのですが…。

Google 画像検索の「ツール」をクリックしてライセンスを指定

Google 検索の結果から「画像」をクリックするとGoogle 画像検索の画面を表示します。
Google 画像検索の上の方にある「ツール」をクリックすると、
「ライセンス」というメニューが表示されます。
「ライセンス」をクリックすることで、どのような権利がある画像なのかを指定して、検索結果を絞り込むことができます。

画像出所:Google 画像検索
検索キーワード:ネコ かわいい
最終操作日:2023年11月27日

「クリエイティブ・コモンズ ライセンス」をクリックして指定しましょう。

画像出所:Google 画像検索
検索キーワード:ネコ かわいい
ライセンス:クリエイティブ・コモンズ ライセンス
最終操作日:2023年11月27日

すると、それぞれの画像にマウスカーソルを合わせると、画像の左下に「🖼 ライセンス可能」という表記のある画像が検索結果として表示されます。

検索の操作をした時点で使用する権利がある画像だけが表示され、使用できるというのは安心ですね。

まとめ

Google Workspace 標準機能 Advent Calendar 2023の9日目の記事でした。

2023年、Chat GPT やMidjourney などの生成AIが台頭し、多くの人・シーンで便利を提供しています。その一方で、権利を公開していない画像が画像生成AI の教師データとして無断で使用され、知らないうちに自分の権利が侵害されてしまう、自分が知らないうちに知らない人の権利を侵害してしまっているかもしれない、ということが他人事ではなくなりました。

他の誰かを傷つけてしまわないように、冷静に配慮しながら自分の制作活動や、テクノロジーの活用をしていきたいものですね。

Google Workspace 標準機能 Advent Calendar 2023のご参加者さん、お待ちしています。

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