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虫活報告(4/7)@珍しい動物がいっぱい?チェスナット自然公園

こんにちは。

近頃絵を描くのに追われています(虫の絵じゃないですけどね)。私、どうしても手にすごい力を入れて描く癖が抜けなくて、ここ最近は右手が全体的に傷んでいます……(笑)指も曲げると痛いし、なんか肘の方まで鈍い痛みが……。 ……。ほどほどにしないとですねえ……。


チェスナット自然公園に行ってみた

今回行ってきたのは、ここです。

ここの上の方に、シンガポール動物園とかバードパラダイスとかの施設があって、我々はシンガポールに来た当初、ウキウキでバードパラダイスの年間パスを購入したもんで、ちょくちょく行ってたんですけど……そこに向かう途中に、「チェスナット自然公園」って書かれた看板があって、ずっと気になっていたんですよね。

交通の便は正直あまりよろしくないです。が……ここは……かなりいいですね……!人もそんなにいないし、生き物もなんか……他じゃ見かけない子らが、たくさん……

今回の出会い

おなかぺこぺこのセミちゃん

どことなくしょんぼり顔

通路に、何やら鮮やかな緑のなにかが……よく見るとそれは、仰向けに転がった小ぶりなセミでした。

恐る恐る差し出した私の指に、セミちゃんも恐る恐る手を伸ばし、ぎゅむっと掴まってくれたので、そのまま持ち上げました。黒字にゴールドの線と金色のキラキラみたいなのがついていて、とてもきれいでした(写真がちょっとボケてますが)私の手の上をなんだか困惑したように歩き回るセミちゃん、指の方にまた戻ってきたかと思うと、ふと立ち止まり……

あれえ?刺さらないなあ……の顔

何か押されてない???と思って見てみたら、セミちゃん、私が懸念していた通り口を出してグイグイ刺そうとしていました。しかしそこは爪の上……しかも自爪とネイルの間の微妙な段差のところに、何度もお口を押し付けてては、あれ???みたいな顔をしています。ふふっ、そこは刺さらんよ、かわいいねえ、おなかすいてるんだねえ、後でどっか柔らかそうな枝に付けてあげよう、と思って見ていたら……セミちゃん、ちょっとずつ口を移動させていて、とうとう私の爪と皮膚の間の隙間に口を刺してきました。け、結構痛かった……。思わず、い、痛い!!こら!!!と叫びました。笑 でも、皮膚を貫通するほどの力ではなかったですね……。いや、当たり所によっては刺さるかも……。

実はセミにこうして刺されることがあると聞いて、それが怖くて、セミを触るのを敬遠していたんですが……「セミの口で刺される」を思わぬところで体験できて、よかったです。うん、まあ、こんな感じなのか……でも日本のデカいアブラゼミなんかにやられたら、かなり痛そうだ……。

明るいグレーのちょうちょ

Grey Pansyというそうです

今回は、この蝶と頻繁に出くわしました。他の公園ではあまり見かけたことがない気がします。それとも、時期なのかな……? 飛んでは止まりを繰り返し、あまり落ち着きがないところはChocolate Pansyちゃんと似ていますね。

絶滅危惧種!?マメジカのご夫婦

この公園、ちょっとした屋根付きの休憩エリアみたいなのがあって、そこで座って一息ついていたら、そこから先の通路を、何やら見慣れない動物が横切ろうとしているのが見えました。

はい???どちら様??????

ぱっと見、鹿っぽい雰囲気ですが、ちょっとした猫……いや猫より一回り小さいか……?くらいのミニサイズで、え????マジで誰??????と思っていたら、後ろからもう1匹とことことついてきました。あらまあ……そちらもご夫婦連れでお散歩ですかあ いいですねえ

人間をガン見するひとと、人間をチラ見するひと 性格が出るね

この子は「Lesser mousedeer」というらしく、日本語だと……ジャワマメジカと言うんだそうです。へえ~……! やたらちっちゃいなあと思っていたら、このジャワマメジカさん、世界最小の有蹄類なんだそうで……へえ~~~!え あのさあ きみ、かわいいね!(率直な感想)

シンガポール動物園のウェブサイトによると、このジャワマメジカはシンガポールで絶滅危惧種に指定されており、自然公園にしか生息しておらず、性格は臆病、とのこと……

……いや……?思いっきり目の前(5mくらいしか離れてなかったかな)通過していったけど……。しかも、ずいぶんのったりのったりと……。立ち止まって、時々地面をごそごそしながら……。で、逃げる訳でもなく、まじまじとこっちをしばらく観察した後、またのったりのったりと、歩いていっちゃいましたけど……。あんまり、臆病そうには見えませんでしたけど……臆……病……?

思い返すと、実は以前も別の公園で、このジャワマメジカさんに遭遇していました。でもその時は、姿が見えたのがほんの一瞬で、全く正体がわからなかったんですよね……。イノシシかねえ?なんて言ってたんですけど、なるほど、この子だったか……。絶滅危惧種ってことは、野生の子にお会いできたのは結構レアだったんでしょうか?しかもこんな近くで、のんびりと……(笑)

謎ポーズのバッタくん

あんよ?????

葉っぱの根元で、小さなバッタの子が固まっていました。その足、どうした??????しばらく考えたんですが、これ、太ももというか後ろ脚をこう……持ち上げて、前側にこう……倒してるってことですね?なるほどね あんまり見慣れない角度だったから一体どうしたのかと思った……。

バッタの顔はいいですよね。私が子供の頃、一番遊んでもらった虫はバッタなので、今でもバッタが好きです。なんだかとても親しみを覚えます。

2種のヘビさん

ふと目をやると、地面をにょろにょろとヘビが歩いて……歩いて?這って……いました。こちらから逃げているようで、あっという間に木の上へ……

その手足もない細っこい体で良くバランス取れますよね……
ぼやけちゃってるけど、これがおかお

種類まではちょっとわかりませんでした。

さらに進んで、途中で水を飲もうと立ち止まり、一息つきながらふと横を見たら

にょろ~ん

何やらとてもきれいな色の小さいヘビが、枝の先に引っかかっていました。なんという保護色……!しっぽの先がほんのり赤みをおびていて、身体になんか模様がついていてとってもきれい。

う、うわーー!!!!こっこりゃとんでもねえイケメンだあ!

この子は「ヨロイハブ」というそうです。ハブなのでやはり毒蛇だそうで……でも、マレーシアに有名なヘビのお寺があって、そこにこの種類が沢山住み着いているそうです。なんかちょっと、ありがたい感じだ……。

いやしかし顔があまりにもかっこよすぎる……。ヘビは子供の頃から、ちょっと飼育に興味があった動物のひとつです。まあ、今のこんな生活では生き物の飼育なんて、とてもできないのですが……。曲線美の権化って感じがしません? まあ、嫌いな人は本当にダメですけどね……。うちの父が本当にヘビが苦手で、以前動物園の巨大ニシキヘビを満面の笑みで撫でている私の写真を見せたらこの世の終わりみたいな声で『お前……本当に蛇素手で触ったのか……?』と訊かれました。前世ネズミだったのかもしれないですね……。

今回の感想

うん……。ずっと気になっていた、チェスナットですが……ここは……かなりいいですね……! バス停からしばらく歩かないといけないのと、足場が若干悪いのがネックかな……。でも人がほんとにあんまりいません(昼だったからかも)

バードパラダイスにつながる道路の脇に「→チェスナット自然公園」と書かれたなんとも魅惑的な入口があるので、行こうとすればここから徒歩でバードパラダイスにも(理論上は)行けるんじゃないかなあと思うんですよね。今度元気な時に、挑戦してみてもいいかな……。

おわり

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