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Vol.106 切手ブームと絵封筒【手紙の助け舟】

みなさま、こんにちは。喫茶手紙寺分室の西川侑希です。
沖縄は梅雨入りし、本州も、もうそろそろですね。
朝晩で気温差があり、何を着ようかと毎日悩んでいます。
そんな時間が面倒でもあり、楽しくもあります。みなさまはいかがでしょうか。

切手ブーム

手紙関連では最もコレクターが多いであろう『切手』。
手紙がまだ情報の伝達手段であった50~60年前を中心に、切手収集の一大ブームがありました。
ご自宅に未使用切手が眠っている方も多いのではないでしょうか。
私は祖父がなぜか比較的近年の80年代~90年代で切手を収集しており、集めていた切手の半分くらいを譲り受けました。コレクションファイルに6冊分なので、見応えがあります。
最近では、切手の原画がNFTで販売されるなど、切手愛好家の方はじわじわと増えている印象です。
普通切手とは別に、定期的に発行される記念切手では絵画や各地の文化をテーマにしたものが多く、見ているだけでも勉強になります。
東京スカイツリーのソラマチにある「郵政博物館」では世界中の切手が収蔵・展示されています。海外の切手も見応えがあり、楽しいですよ。

挑戦したい絵封筒

切手の良いところのひとつは、古くなっても額面の金額で、ずっと使用できるところですね。ぴったりの額面ではなくても、スペースに余裕があれば既定の郵便料金になるまで追加で切手を貼っても問題ありません。
2枚以上貼ることで、柄を合わせたり、ストーリー性を持たせるなど、組み合わせを楽しむこともできます。
封筒に描いたイラストに切手を溶け込ませるという遊び心満載のアート、「絵封筒」という技術もあります。オリジナリティあふれる手紙が届いたら、とてもうれしいですよね。
普通切手だけではなく、いろいろな柄の切手があると楽しみも倍増しますよ。
心当たりのある方はぜひ、古い切手を探してみてください。

楽しく充実した毎日になりますように。
また来月、お会いしましょう。

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西川 侑希(にしかわ・ゆき)|喫茶手紙寺分室 note ライター
手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント
愛知県名古屋市生れの名古屋市育ち。広告代理店で営業職として勤務したのち、メーカーで商品企画と広報を担当。「文具店が開ける」と言われるほどの文具マニア。
1年間で手紙を書く枚数は500通以上。最近は読書と釣りが趣味。
Instagram  https://www.instagram.com/yuki__nishikawa/

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