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「銭けっと」についての説明

「実業実学書典銭けっと」代表の底辺亭(亭号については後述)です。

この記事ではタイトルにもあるように、「銭けっと」の概要等についての説明を行います。

※かなり多数の方に開催動機について問い質された事が、本記事の執筆動機です。

銭けっととは何なのか?

他社様のイベント名を挙げて良いのか解りかねますが、端的に言えば「銭けっと」は「関西版技術書典」です。

(埼玉でも開催しましたが…)

技術書典の噂を小耳に挟んだ事でインスピレーションを受け、実物も見ないまま「銭けっと」を立ち上げました。

技術書典様との違いは2点あります。

・文系学術同人誌を歓迎していること。

・ライトニングトークを大会内で行っていること。

後、「良くも悪くも主催者のキャラクターが前面に出ている」と何度か指摘された事があるので、或いはそこが最も大きな相違点なのかも知れません。


銭けっとなる名称について

珍妙な名称で申し訳御座いません。

字面で「技術書に関する大会」と解らないのは致命的ですよね。

『諸技術のマネタイズ』『技術者の所得向上』を願っての命名です。

ただ、解り難いので「実業実学書典」という副題を設定しました。

最近では「銭けっと」の方を副題に下げております。

『実』の字を2つ重ねている事からも解るように、購読者の実利を追求した書籍を私は歓迎しております。


銭けっとの主催について

まず私は非エンジニアです。

銭けっと開催を決定するまでは、エンジニアの知人は一人もいませんでした。

イベンターでもありません。

銭けっとの同年に開催した音楽イベント「音けっと」を立ち上げる前は、イベントを立ち上げた事はおろか、即売会に行ったこともありませんでした。

宣伝ポスターにも記載している通り、私はオンライン特化の声優事務所を運営しております。

(企業ナレーションや留守番電話音声収録などが主業務です。)

底辺亭底辺と云う珍妙な名は、私が落語脚本等を執筆する時に使用しているペンネームです。


銭けっとの開催目的

技術同人の概念を普及・定着させることが「銭けっと」の開催目的です。

(併行して各地で行っている技術同人誌読書会も同様の目的で開かれております。)

この概念が定着すれば、技術者の社会的地位と技術力は向上します。

少なくとも【技術同人誌】が流行する事により、エンジニアの選択肢が減ったり我が国の技術力が低下する可能性は見られません。

私が想定し切れていないデメリットもありますでしょうが、概ね技術の世界にとってはプラスに働くことでしょう。

今、技術者を守らなければ今後の日本社会が成り立ちません。

私が権力者であれば、エンジニア諸兄に免税特権なりを与えて年間100万円程度の可処分所得を与えるつもりですが、残念ながら未だ徒手空拳の身です。

現在の私に出来る精一杯こそが「銭けっと」を始めとした一連の活動です。

まずは一秒でも早く技術書典の存在を周知させる事、各地で当たり前のように技術書イベントが開かれるようになること。

これが短期目標です。

銭けっとがその起爆剤として作用する事が今の私の願いです。

また最終的には知見と志のあるエンジニアに銭けっとを託したいです。


銭けっとの開催動機

上述した通り私自身は非エンジニアである上にエンジニアの知人が絶無だったので、各所の勉強会や技術イベントに出席してほぼ個別勧誘に近い形で大会の体裁らしきものを作り上げました。

その際大半の方から受けた質問は、「何故、エンジニアでもない底辺亭がこの様な大会を開くのか?」というものです。

『技術者・学究者のアウトプット手段が増える事が彼らの待遇改善に繋がり、ひいてはそれが国益となるから。』

これが何度も繰り返した回答です。

勿論、私の個人的利益について暗に質問している方に対しては的外れな回答である事は百も承知です。

『テックが好きだから!』とでも無邪気な振りをすれば良いのでしょうが、私はそこまで大人に成れておりません。


『技術者・学究者のアウトプット手段が増える事が彼らの待遇改善に繋がり、ひいてはそれが国益となるから。』

この回答に即座に賛同して下さる方は、国家や社会の改善について日頃から苦悩し続けるタイプの方(勿論、人類全体で見ても少数派)のみですが、そういう方は猜疑の責務も果たしているので、私に対して納得はして貰えません。


我が国が国際競争を生き残る為にはIT革命以後の技術力向上が急務であり、それを補う為には技術者の保護が必要不可欠です。

技術書典の話を小耳に挟んだ瞬間、『この技術同人文化を定着させれば、リカバリーの可能性が生まれる。』と確信したので、以後は技術同人誌の概念普及に努めております。

IT技術力や所得が上がれば上がるほど、当人の海外での就労・永住が容易になる点には敢えて目を瞑っております。

ポリティカルな問題に関しても、並行して策を打っていきます。


銭けっとによって生じる利益

「銭けっとを開催する事があなたにとって何の利益になるのか?」

そこそこ親しくなった方や率直(不躾)な性格の方には、この様な質問を受けました。

結論から言えば、大会本部としてのbar底辺亭(機会があれば語ります)も含めて私個人へのメリットは見当たりません。

マクロの視点で見れば幾つかの個人的利益も見出せますが、長期の戦略を持つことが許されるほど裕福な立場でもありません。

所属声優からも苦言(本業に戻れ!)を頂戴しております。

ifの話に意味はありませんが、もし私がエンジニアなら、何らかの形で採算を取っていたと思います。

無論、技術とは無縁の私には副産物すらも見込めません。


技術同人イベントがもし儲かるのなら、各地に点在する大小のIT企業が同様の試みを行っている筈なので。

現時点で追従者が稀であるということは、まだ市場が出来上がっていないのでしょう。

ごく稀に技術者達が私に向けてくれる満足気な笑顔には心が動きかけてしまいますが、私の目的は数値面(あなたの可処分所得を7桁円単位で引き上げる事である)のみにありますので勘定には入れておりません。


銭けっとの今後の展望

この大会と本部である底辺亭を正当で有力なエンジニアに託す事を中期目標としております。

競合が乱立して、私の様な素人の居場所が圧殺されれば御の字ですが、己の目論見に楽観出来るような可愛気を持ち合わせておりません。


以上が銭けっとに関する主催者の自己開示です。

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