愛の小径

詩作、美術展レビュー

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詩作、美術展レビュー

最近の記事

3/17夢日記

自分の足を見ていたら一部が機械になっていて、なんなら右足がほぼ義足だった。パカっとカバーを外すと脂肪が透明になって骨が見えた。そうなっていたのを知らなかったから怖かった。玄関の前のインターホンがなるからドアの覗き穴から覗いてみたら別の私がいた。 驚いて出てみたら、未来の私は物凄く小さな声でアドバイスをくれた。不安だった私は必死に聞き取ろうとしたけど、聞こえず、何度も聞き返した。気づいたら私はドアから出ていて、そのことに気づいて急いで戻って閉めたけど、違和感があった。自分の部

    • アホで能無しです

      ポリシーにしたがって文句を言うなら伴って行動しようとしてるが、 が、が、が、が、ぎ、 本当はフィルターに引っかかる側の人間なのだ 思想が社会と適合しないからだ そして能力が使われない 向かわない 絞られてこぼれ落ちる水滴の輝きに魅了されてきたのに、それらの生命力には脱帽である。 自分はいかに軟弱か。彼らよりまだ程度は薄いはずだった。なのに似たように絶望を感じようとしている。絶対に匹敵 できないと分かるのに。 それでも彼らは生き延び、強かにその苦しさを世界に訴える。弩級の

      • アバター・グリッジ

        双眼鏡を反対から覗いてしまった 広角になった世界は 僕に周りとの距離を見せた いつのまにか世界と違うふうになっていた 今までの信念と無意識が 戻りようもないとなだめる 別に渡れない川が流れているわけじゃない 船がないわけでもない 川などない ただ距離だけが在り その距離が触れられない次元であり それが世界をプレビューに見せる 世界の単調さは笑える まるで突然変異の権化だとでも言いたげな世界 生きてる人間とは思えない均一さ 拡張現実 もしもレンズの先にある距離がホン

        • 寝る前のオートマティスム

          サブリミナルなカルチャー 閲覧する思想 典型的なウェルテル 存在論て言っとけばおっけー ろくでなしの相棒 目まぐるしい岐路 人生のメリーゴーラウンドとは言いますが 狭っ苦しいゴンドラから逃げられない観覧車よりはマシでしょう 寒いサブウェイ ラッキーな極楽 三冠記念に参観 やはりろくでなしの先輩 そぼそぼのそぼろご飯 知らない人格 時として知る見なり って、占い師じゃあるまいし(笑) チャハチャハのチャーハン コロンブスの殺し 猿のサルトル     ⬆

          愛の告解

          私は 土壌になりたいと思った。あらゆる土壌がある中で、この土壌では比較的多くの植物が生きられる。 あなたは、現存するものでは存在しないような、無理のある土壌を必要とする植物である。きっと私でも過不足がある。それでも、大抵の土よりは、あなたを生かすことができると思った。 この不足分を恣意的な栄養で補いたい。その枯れた葉を落として養分にさせて欲しい。 でもこうした思いこそが天敵なのだろう。私はあなたの仮想敵である。自らの傲慢さで、驕った自己満足の愛で、それをそのまま刃にして

          粒度をばらつかせるためにこういうものを混ぜます

          電、、、、、、、、、、、、、、、、 でん、、、、、、、、、、、、、、、 でんでん、、、、、 でん でん でん でん でんでん ハアアアアアアア ワァ プル

          粒度をばらつかせるためにこういうものを混ぜます

          試験電波

          午前2時 試験電波の音 電脳の始まり ブレる意識が震える空気と同化しそう 焦点が溶けていく スリープさせられるパソコンの気持ち 起きているのに寝ている。 近所に神経質な人がいたら、気をおかしくしそう 発信源を知っているから安心していられる 自分の体の中から鳴っている周波数がある。 その正体を知らない。

          暗い毛布

          多勢が息を潜めた静寂じゃない。 存在しない故の無機的なサイレンス。 この呼吸の音が愛しい。 見えた閉ざすあと数日を 捧げる前に煮腐らす準備

          2023美術展5選パート②

          2023年に行って、良かったと思う展覧会5選、二つ目に取り上げるのはエゴン・シーレ展です。  一つ目をご覧になってない方はぜひそちらもご覧ください。 2. レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才/東京都美術館 2023.1.26-4.9  期間が始まる前からとても話題になっていた覚えがあります。本屋へ行ってもエゴン・シーレ特集の雑誌がたくさん置いてありましたね。  さて、その展示ですが、行った当時はあまり心地よくありませんでした。というのも、圧倒

          2023美術展5選パート②

          2023美術展5選!パート①

           にわかに思い立ったので書いてみることにしました。昨年は東京、京都大阪を中心に、特別展・常設展分けておよそ20程の美術展に足を運びました。その中でも印象に残っている美術展を5つ取り上げて振り返ってみようと思います。  評価軸は良い経験として残ったかどうか、心に残っているかどうかです。前置きが長くなるようですが、全てを書くのは骨が折れるので、暫定的には、まとめずにシリーズとして記事にします。  初めましての方に自己紹介をしておくと、美術と文学が好きな一般人です。現代美術と額

          2023美術展5選!パート①

          夢日記 10/19 儚い犯罪者とナイフ

          寝起きに音声入力して記録。 補足のための加筆と、漢字間違いのみ編集。 私の部屋に有名な犯罪者がいた。その犯罪者っていうのはおかしい。私と習い事か何かが一緒で軽く面識があった人だったとアルバムの写真を見てわかった。大きなニュースで取り上げられたりしていたけれど、私が本当に幼稚園位の頃、20代だったその人はそんな犯罪者のようには見えなかった。テレビで当時のビデオを見ていると私はとても自信満々でちょっと傲慢な感じでテレビにビデオに映りたかった。その男はとても突飛な性格をしていて、

          夢日記 10/19 儚い犯罪者とナイフ

          希生念慮ガス

          「新開発!希生念慮ガス!今まで死にたいと思ったことのある人、今死にたいと思っている人はみな生きたいと強く願い人生を活きていることに深く感動し始める」 この謳い文句で発明された希生念慮ガスは、自殺率を下げるため政府によって全国的に散布されることになった。 しかしその実態は希死念慮ガスであったのである。マイナス掛けるマイナスがプラスになる要領であって、マイナスがない人にはただマイナスとして効果が出てしまった…ということらしい。 今まで希死念慮を抱いたことのない人の方が少なか

          希生念慮ガス

          自分が出てこない夢の話

           何かのきっかけで異空間に閉じ込められる。純粋無垢な心を持った人はそのまま来れるが、物心ついてる人は視力を失う。  現実世界は観覧車が猛スピードで回ったり謎の生き物が現れるようになって(凶暴で不衛生な鳥とか)、この世界は穏やかな田舎のよう。逃げるようにこちらへきた無垢な女性。彼女はこちらの生活に直ぐに順応していった。  外はニューヨークの街並みだった。地下にあるフードコートの中を探し回って居た。おそらく目当ての食べ物を探して。全体を見たあたりで一度外に出る。そしてまた階段を降

          自分が出てこない夢の話

          ちらっと見る

          私は英語の見ることについての単語の豊富さが好ましいと常々感じている。「見る」はsee、「注意して見る」とlook atなのは皆様ご存知だろう。それからstare atで「じろじろ見る」、「見つめる・眺める」はgaze at、gazeは名詞で視線という意味もあったと思う。そしてこの間初めて知った「睨む」glare、それから一番大好きなもの、「チラッと見る」glance at…チラッと見る、気になる存在がいて、それを見たい。でも他者の存在や相手から気づかれる可能性かなんかがそれを

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