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ものを産み出すということ

年末、iPad Proを買った。
思えばこれまで使っていたタブレットとは医学部の病棟実習前、つまり2013年頃に買ったのだったと思う。いまも現役のMac Book Airは2012年に買ったものだった。
薄々気付いてはいたけど、今回の買い換えで技術が大ジャンプした。

昨年は後9月から僻地研修が始まって、単身赴任になったのもあり自分の時間が大幅に増えた。
それを見越してオンラインの大学院にも通い始めたけど、空き時間全て勉強しているわけではない。
そのため、永らくできていなかった、ものづくりに時間を割けるようになった。

中学から続けていた編み物を再開した。
イラストも再開した。消しゴムはんこを始めた。
そして、年が明けてからはiPad上でこんな感じの絵を描くようになった。

しょうもない出来事だけど、心に残っているものを、私の脳内生物「ずばぁ」の思いと共に少しずつ形にしていく。この作業がiPadとの親和性がすこぶる良い!

描いた絵はTwitter(@teineko4)にアップロードしている。

ものを産み出すのは疲れる。
かつて、取り憑かれたように絵を描いていた頃は、自分の言葉にできない不安定な思いを吐き出しているのだと思ってやっていた。
けれど今は、特に最近は、自分が「この世にあったらいいな」と思い浮かんだものを、絵なりハンコなり文章なりで、自分の能力の限りで産み出しているのだという考え方になった。

自分の仕事は安全と守秘義務が最優先なので、個人情報にはいくら配慮してもし足りない。でも、医者としての毎日はおもしろく、学びがあり、辛くもあり、誰かに伝えたくなるものなのだ。
どこかの誰かがそれを見て、何を思うのかを知りたいと思えるほど、医者という仕事を好きになってきたのだと思う。


昨年後半から、少しずつ読者の方が増えていっているのを実感しています。
西先生の本への読書感想文を機にフォローして下さった方がほとんどだと思います。

書くのは決して得意ではありませんが、「優しい標準治療の申し子」として、かつての自分が、家族が、読みたかったものを書いていきたい思いは変わっていません。

このブログも続けるけれど、絵はTwitterにあげていくつもりです。
今年もよろしくお願いします。

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