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波と暮らす。 | HINATABOKKO

せっかく何かを書くならば、優しい光が届くようなものが書きたいと思う。しかし、心が疲れ切っている時には、どんなに時間をかけても、なかなか思い通りのものが生まれない。

そういう時に書いたものが、同じ境遇の人に届いて、思いがけず良い影響につながることもあるかもしれないけど…底に指先が触れかけている自分は、ポジティブに捉えるのも難しい。自分の心がまず元気でないと、人を癒したり、元気や勇気を分けることは、できないと思ってしまう。

波は、誰にでもあるものだという。その波を上手く乗りこなせるようになったのが、大人なのかな。

今の自分が、波を乗りこなすために、大切にしたいこと、きちんと選びたいこと、理想のようなものを並べてみた。

ただ並べただけになってしまったけれど、よかったらご覧ください。みなさんの大切にしたいことも、いつか知りたい。

1:ただ休む日を作る。
自分は人と比べて、体力がない方だと思う。しかしやりたいことが多すぎて、休みに予定を詰め込みすぎてしまうことがある。どちらかというとタスクに近いもの。謎の焦燥感から、そのタスクができないと心底落ち込む。真正面から今日は休む!と決めて、なにもしない自分を心から受け入れるようにしたい。自分を自分で傷つけない!

2:よく噛んで、味わって食べる
今読んでいる小説「生きるぼくら」には、食べ物がたくさん登場する。余裕がなくなると、自分の中で真っ先に削るのが「食を楽しむこと」。ただのエネルギー補給にしてしまう。今もどちらかというと、諦めているに近い。手の込んだ料理を一から作るのは難しくても、ただ食べるのではなく、よく噛んで、味わって食べる、美味しいと言う。ということから、暮らしと心の余裕は変わる気がする。

3:大切なひとを、大切に丁寧にする
これがいちばん難しい。余裕がないときは特に。そしてこれをできなかった時の精神的ダメージが、いちばん大きい。ありがたいことに、自分の周りにはお手本にしたいような優しい愛のある人がたくさんいる。その分、落ち込みもするのだけど。常に反省の人生だけど、今日からスタートだと思って、今日より明日、もっとやさしい人になりたいと思う。

4:体を温める
白湯をはじめてから、寒さに敏感になった。冷たいものをとりつづけると、体が頑張りすぎるのか、家に着いた時の疲労が尋常じゃない。重いし、凝っているし、あたまが痛い。余裕のある状態は、心もぽかぽか温かいような気がする。体の循環にも良いと聞くから、続けていきたい習慣だ。

5:日記を書く
古川武士さんの「書く瞑想」という本を読んでから、放電ログと充電ログを書いているのだけど、すごく良い。質問やお題があることで、いつもとは違う視点で、自分の感情を振り返ったり、棚卸しすることができている。社会に出てからずっと、「自分は思考が浅い・罪悪感」という2単語にずっと取り憑かれていると気づけたのも、この習慣のおかげだ。自分の心に耳を傾けるということ、忘れちゃいけない。

6:グレーを受け入れること
自分は影響を受けやすいタイプだ。リトマス試験紙レベル。良いと思ったものに、人格が変わるレベルで飛びつく。さらに完璧主義という要素も加わり、ひどい厄介者が完成する。こうなると、とにかく過敏になりすぎるし、山籠りしないことには解決しないことが多すぎる。1人では世界を変えることはできないから、まずは周りを大切にすること、少しでも笑顔が増えることを考えようと思った。

7:好きを押さえ込まない
ときどき、自分らしさや正解というものに囚われすぎて、何も選べなくなる時がある。でも、好きになってしまったもの(もはや恋に落ちるように)の引力はすごいし、それは至上のしあわせをくれると思う。だからやっぱり、人を傷つけない限りは、ださくていいから素直にいたいと思う。

あたりまえなことばかりが、並んだかもしれない。でもこのあたりまえが、いまだに出来ていない。あたりまえをあたりまえにできるように、暮らしたい。そうやって暮らしを整えて、その先に優しさがきっとあるはずだと、信じている。


HINATABOKKO
癒しと温もり届け屋さん/ 企画・映像制作

本職(企画・映像制作)の傍ら、癒しと温もりを届けるをモットーにInstagramなどで活動。この頃は、散歩とロウソクとお茶に助けられている。札幌在住。

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