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【詩】登山

久しぶりに近所の山に登ってみる
長時間運動する時気をつけるのは
焦らずペースを一定に保つことと
ゴールだけを目的にしないこと

目的地に着くのはもちろん目的だが
過程の気持ちを蔑ろにするのは損だ
景色を眺めて一歩一歩を踏みしめる
本当の幸せはそこにあるのだろう

道中の看板にはこう書かれていた
「美しい自然を、楽しく歩こう」
これ以上なくシンプルな言葉だが
これ以上重要なことはないだろう

山に登ったり登山道を整えるのは
生産性はゼロでお金にもならない
なのになぜ人々は続けてきたのか
生きる楽しみであり希望だったからだ

登山は死で消え去る人生に意味を与えてくれる
ただそこに人生があるから生きればよいのだと

(書いた日: 2024-04-01、テーマ: 起きていることを楽しむ)

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