新しい情報や知識を知ると，何だか自分が賢くなったような気がして，これからの人生を良くすることができるような気がして，ドキドキしたり，テンション上がったりしませんか。

本当に大切なのは，それをどう実際の生活に活かせるか，続けられるか，ということなんです。

カカオが身体に良いと聞いた。色々な病気の予防に繋がると聞いた。よし，お店に買いに行こう。

この時，何だかワクワクして，体調が良くなるような未来を予想して，それで本当に少し体調が良くなるかもしれない。数日続けたら，本当に少しは効果があるかもしれない。でも，それを5年間，バランス良く続けられていますか。

TEDで科学的に効果のある勉強方法を見た。脳科学者の本で記憶力のメカニズムを理解した。脳に良い食品に関して色々調べた。その時は，何だか，フワフワしたり希望に満ち，ヤル気が起きたり，瞬間的な能力はアップしていると思います。

でも，その効果の及ぶ期間を過ぎたら，また何だかヤル気がなくなる。希望は見えなくなる。だからまた，別の方法を探す。この繰り返しを客観的に見て，どうでしょう？この人は，素晴らしい未来を手にすることが出来ると思いますか？

方法が素晴らしいから，結果が良くなるのではなく，結局は，知識の使い方の問題なのです。

教科書やテキストは1冊を何回も回すことが良しとされます。この知識を手に入れて，ちゃんと5～6回まわせることが大切なんです。

会社でも，素直な人が良しとされます。どんなに新しく画期的な方法を見いだせる人よりも，能力に溢れた人よりも，言われたことを素直にやってくれて，必要なことを終わらせることのできる人が大切なんです。

私は，毎朝の筋トレ30分～1時間を，入院した時と徹夜明け以外は，毎日欠かしていません。入院中もラジオ体操，スクワット，HIITはしていましたし，徹夜明けの日も軽く有酸素運動はしています。コロナワクチン摂取した時も，少々熱があった日も，筋トレは休んでいません。

筋トレ後には，お風呂で水道水を風呂桶で10杯浴びることも続けています。夏の水浴びは気持ち良いですが，2月の水浴びは水温7℃とかです，さすがに凍ってはいませんが，シャワーだと水の切れ目がなく呼吸出来なくなるので風呂桶にしています（やってみると意味が分かると思います）。

筋トレは5年，水浴びは3年です。退院する日の朝も，病院のシャワーで水浴びしてから退院しました。

何が言いたいかというと，続けること自体が大切なんです。それ自体，1日やったり1回やったりするのは簡単です。それを継続することが，新しい発見よりも大切なこと。世界一の美男美女に出逢うために世界中を旅して次々に発見しても，数日でその感動は薄れます。それよりも，目の前にいる1人を大切にし続けて，2人でその時間から何かを見つけ出すことの方が，大切で，難しいチャレンジかもしれない。

どんなに素晴らしい発見も，情報も，知識も，使えなくては意味がない，つまりは，時間（命）とお金が勿体ない。ということです。