見出し画像

古着を寄付してみた(セカンドライフ利用)

ホテルのようなすっきりとした部屋に憧れている。
憧れは憧れとして、日々の生活ではどんどん物が増えていく。

いつか使うかもしれない紙袋、多めにかった日用品、お土産にいただいたけれど日常使いにはならない品物、支出の中でそこそこ割合をしめる書籍、そして衣料品。

その中で、書籍については、手放してもいいものについては長年ブックオフさんを利用していた。一読して残しておかなくてもいいかなと思ったものを箱に詰め、それがいっぱいになったら引き取ってもらう。引き取り価格は数千円。ちょっとしたお金が入るというよりも本棚などのスペース確保の意味合いが強いので、買取サービス自体はありがたいし今後も利用すると思う。ただ、昨年から楽天サービスの「ラクマ」を手放して良いもの(本が中心)について利用している。これについては別途記事をまとめたい。

本については仕事も含めて月に10冊以上は軽く買ってきているので、なんとなくではあるけれど、本が欲しい人が求める様なものは感覚的にわかるような気がする。他方、衣食住の中で一番関心が薄い衣料品については、「ラクマ」などのフリーマーケットサービスに出す自信がない。

価格もそうだし、品質的に相手が満足するかもわからないし、しかも値引きその他の交渉が煩わしいそうだし、クレームが来る可能性を考えると頭が痛いし、そんな衣料品に関する目利きではないことからの不安や心配がある。

それでは断捨離などで指南されている、ビニール袋に詰めてそのままゴミに出す、というのも、何だかとても罪深い気がする。

買ってみたとはいえ、実際に着てみるとどうもしっくりこなかったり、重かったり、そういう理由で殆ど着なかった、価格的にはワンシーズンものとはいえゴミにしてしまうのは何だか違う気もするようなものなど。

インターネットで検索すると、同じようなことを考える人がいて、そこでもフリマや中古服買取店への持ち込みなどの案内がされていて、その中に、セカンドライフさんを紹介するものを複数見かけた。

勿論、複数見かけると言うことは、アフィリエイトないしは広告収入があるから書かれた記事である可能性は高い。

セカンドライフさんを利用してみた人の記事でも、すっきりした、自分や子どもがそれなりに大事にしてきたものの第二の人生(だから「セカンドライフ」)の機会を与えてくれて感謝します、そういったプラスのものもあれば、送料を払って引き取ってもらっているだけで、その引き取ったものを転売している可能性もあるんじゃないか、というマイナスのものもあった。

ただまあ、自分の手でゴミにするにはどうにも良心が咎める、といったことを重視するのであれば、利用してみる価値はあると思った。

思い立ったが吉日とばかり、まずは1月28日にセカンドライフさんのHPのフォームから申し込んでみた。

基本は、リユース中箱( 3辺合計 = 120cm以内 )か大箱( 3辺合計 = 160cm以内 )で、まずは中箱を選んだ。料金は2300円。

2300円は手放すものの運搬代としてはちょっと高い気はする。
ただ、ここを無料にするとゴミを送りつける人が出てくる可能性が考えられるので、「数千円を払ってでも誰かに手渡したい品物」というスクリーニングにかけることができるため、それはそれで価格的に良いのかもしれない。

すぐに記載したメールアドレスに申込内容のメールが届く。

ゆうちょや楽天銀行の口座に振り込むことができる。
振り込む際には自分の名前の前に受付番号を記載して欲しいという注意書きがあった。ただ、そのメールでは、多分すぐに振り込んでも問題はないのだけれど、後日届く「集荷伝票」に振込用紙があるのか、それを待って振り込むべきなのかがよくわからなかった。

*「集荷伝票」と一緒に振込用紙が届くということはないので、申し込み後すぐに振り込んでも問題はない。ただし、送る量がわからない場合は多めに申し込むことが勧められている(例:中箱で2つと申し込んだが実際には1つに収まった。)ことから、送りたい箱の数が確定してから振り込むことになる。

「集荷伝票」が届くのを待ちながら、今回手放す衣料品を準備する。

「集荷伝票」の発送連絡メールが1月31日(水)に届き、実際の「集荷伝票」の到着は数日後の2月2日(金)だった。


案内のチラシ

「集荷伝票」と一緒に送られてきた説明書を読むと、梱包作業が終わったら郵便局へ集荷依頼(電話かHP経由か)を行うとあった。
ゆうパックが利用できるコンビニへの持ち込みはダメらしい。
なお、郵便局への持ち込みはできそうな感じだったが試していないのでわからない。

さて、中箱(120サイズ)で2300円払う以上、その箱にできる限り詰め込みたい。ただし、宅配で届いた時の段ボールにはそのような大きさのものはない。スーパーで「自由にお持ち帰りください」の段ボールもチェックしてみたけれど、どうも求めるものはない。

セカンドライフさんの案内には段ボールを継ぎ足すこともできるという説明があったが、私は不器用なので途中で空中分解するかもしれない。
そこで、近所のホームセンターで120サイズに近いもの(実際には115)を購入した。400円前後。運搬費のサービス利用料2300円を足すと3000円弱。
手放すものに3000円と考えると、何やっているんだかと思ってしまうけれど、そこは、誰かが使ってくれるかもしれないし、ワクチン代などの寄付になるらしいから、と自分に言い聞かす。

もちろん、「捨てられない衣料品、誰か文句を言わずに引き取ってください。」が本音なので、ここはもう3000円弱なら必要な出費だと考えることにする。

そうしてその箱に頑張って服を詰め、郵便局のHPから集荷依頼を行った。それが2月3日か4日。

その後、2月8日にセカンドライフさんから荷物が届いたという連絡メールが届いた。

先方に到着したのは2月5日だったらしい。
メールの文面には

到着した商品は、用途別に丁寧に仕分けを行い、
国内外で商品を必要とされている方々に、
ワクチンと共に、お渡ししています。

とあって、具体的に送った荷物がどうなるのかまではわからないものの、誰かが使ってくれることを心底願っている。

そして、今度は靴とか実家から持ってきたまま使っていない食器などを送ってみたいなどと思っている。

*セカンドライフさんへ送って良いものは、「セカンドライフで寄付・処分が可能なもの」という感じで幅広いです。ただし、使えないものは絶対にダメということで、それはやはりゴミとして処分すべきであって、基本は「捨てるには惜しくて、誰かに使ってもらいたいもの」なのだと思います。

なお、今は震災の関係で「急募商品」として、以下の品物を求めています。
・小学生用の筆記用具、文房具【急募】
・小学生用のお絵描き道具 色鉛筆、クレヨン、絵具
・令和6年能登半島地震への支援