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ワールドドリームサーカス 三重公演

サーカスとくれば、中原中也の詩にある「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」を連想してしまいます。スポットライトを浴びた空中ブランコの怪しい物悲しさや、刹那的な楽しさがサーカスの魅力のひとつかなと思っています。

この度、サーカスが三重に来てくれるということで子どもをつれて行って来ました。私はボリショイサーカス、木下大サーカス、そして上海雑技団を見たことがある程度、子どもは今回が初サーカスでした。

ワールドドリームサーカス三重公演は、イオンモール津南の駐車場にテントをはって、3月15日から6月3日まで行われます。

前売券だと、大人自由席が¥2,200 、SS指定席 ¥3,000、プレミアム指定席¥3,400で、それぞれ中学生までの子ども料金がありますし、当日券の販売もあります。学校経由で割引券を入手していたので、どの席にするか悩んだのですが、せっかくなので今回はローソンチケットの前売でプレミアム指定席を購入しました。この場合、チケットを購入した後でHPなどから席を指定する必要があります。

イオンモール津南の駐車場に車を止めて、サーカスのテントへ向かいます。ドームや劇場で行われるサーカスも勿論良いのですが、サーカスのテントは独特の魅力というか、わくわく感があります。

入場の時間が来て、案内されて指定の席に座ります。平日なので混雑することはなく、席は最前列でした。舞台はこれまでに見た公演の記憶と比べると小振りです。


公演前。ライトが良い感じ。

時間が来て、サーカスが始まります。最初は出演者紹介と言ったところでしょうか、演者の人たちが全員出てきます。ブラジルのカーニバル風です。


リングパフォーマンス

続いてリングを使った演技です。私はバレエ風の綺麗な演技がとても好きなので、こちらの演者の美しさと相まってこの演技はとても好きでした。

その後、ピエロの観客を巻き込んだ演目などがありました。ピエロにいきなり指名されて輪投げに参加した観客の若い男性が運動神経が良くて、そのままサーカスにリクルートされるんじゃないかと思いました。観客参加の演目はこの他にもありましたが、みなさんいきなりの割にはノリノリでとても良かったです。


バイクショー

前半の目玉はバイクショーでした。この演目自体は上海雑技団で見たことがあるのでそれほど「ををを」ということは無かったのですが、ステージ上で籠をセッティングする様や、小さな籠の中で接触事故などを起こさずにパフォーマンスする様子はやはりすごかったです。

全体で2時間程度の公演は、途中で休憩時間があります。この時間に売店で綿菓子やフライドポテトなどを買って、公演を楽しみながら食べることもできます。また、休憩時間と公演終了後には演者との写真撮影が可能でした。せっかくなのでと子どもを誘ってみましたが、何かと恥ずかしい年ごろなもので却下されました。

後半の演目も、タワー(演目名は知りません)やファイヤーパフォーマンス、ピエロの演目、そして空中ブランコがありました。


ファイヤーパフォーマンス

私はファイヤーパフォーマンスの女性の所作や雰囲気がとても好みだったので、この演目をもっと見たいと思いました。


空中ブランコ(目隠し演技)

その一方で、空中ブランコは新体操寄りな印象を受けました。これまでに見たサーカスの演目と比べるとちょっと大柄な演者による基本的な演技という印象を受けました。ネットをはったりして当然のことですが演者の安全重視で、アクロバティックことはなく、演技は一般的なものだったと思います。ただし初めて空中ブランコを見た子どもはすごいと言っていました。


公演最後

そして最後に再度演者が全員でてきてお終いになりました。

今回のサーカスは、これまでに私がみたサーカスと比べると猛獣ショーが無かったり、全体的に小振りな印象を受けましたが、比較的近所で公演が行われていて、子どもにサーカステントで行われるサーカスを見せることができたという点で満足できるものでしたし、期間内に再度行こうと思っています。

その際には、空中ブランコは最前列よりも後ろの座席から見た方が良さそうなので、自由席を検討しようと思っています。

いずれにせよ、津で公演をしてくれていることに感謝します。