見出し画像

宿泊記録:倉敷アイビースクエアと美観地区

4月上旬に倉敷を訪れました。
目的は大原美術館と倉敷紡績所時代の工場などを上手く取り入れたアイビースクエアでした。

広々とした立地にある趣のある建物でした。

中庭の池には鯉がいました。

一人旅行に対応したリニューアルが行われたかどうかは把握していませんが、ビジネスホテルではないのにシングルルームがあるのはいいなと思いました。いずれ一人旅行を気軽にできるようになった時にはそういう部屋に泊まりたいです。今回は子連れだったので部屋は広めのモデレートツイン。
寮だった名残らしい天井の勾配が面白いです。

勾配のある天井の部屋。内装は北欧風?
廊下は長いです。青色が良いアクセントになっています。


雨の日の倉敷美観地区

夜桜


ライトアップ。洋風の建物は観光案内書。

〇 目当ての大原美術館

美術館建物の玄関


2020年のコロナ感染拡大にともなう自粛要請で、観光地や美術館などが苦境に陥っていた時のクラウドファンディング「一般公開なくして大原美術館ではない。作品との出会いを守るご支援を。」で少し支援したことがあって、その後どんな感じなのか気になっていたので今回訪問できて良かったです。

地元の三重県で近代洋画の受容に関する展覧会が行われていたこともあって、地方のパトロンが西洋絵画の収集や芸術家の育成にとても大きな影響を持っていたことに興味を持ち、その意味でも大原孫三郎とその支援を受けた児島虎次郎の成果みたいなものを確認できて良かったです。

また、児島虎次郎の絵画やコレクションを集めた1室が1階にあって、「朝顔」3部作をはじめとする大きな絵画たちが明るく、かつ美しくて、知名度の高い2階の「和服を着たベルギーの少女」以外にもこんなに素敵な作品を残していたことを初めて知りました。

今、同じ美観地区にある中国銀行の建物を「児島虎次郎記念館」へ整備する応援プロジェクトが行われているみたいなので、こちらも少し応援しようと思っています。

”倉敷市企業版ふるさと納税を活用した「児島虎次郎記念館」整備応援プロジェクトについて”

レストラン「蔦」。

レストランの外側。赤と黒が大胆で素敵です。


天井が高いので解放感があって良いです。
雨の日だったこともあり夕食の予約はいっぱいになっていたので外で食事をとり、こちらは朝食ビュッフェを利用しました。スタッフの方、特に年配の男性たちがホテルマンという感じの機敏でかつ物柔らかな対応をされていたのが印象的でした。

宿泊者特典として倉紡記念館の入場料が無料でした。
こちら、ちょうど昨年の夏休みの子どもの自由研究のテーマが地元のタオル工場に関するもので、その際に戦時中に地方の繊維産業が統合されていく記述で倉紡などが出てきたこともあって、子どもにとっては知識のピースとピースが合わさる感じで良かったのだそうです。


執務机など。
後ろは棟方志功氏による襖絵

晴れて観光日和の倉敷美観地区

観光船が出ていました。


三重から倉敷は気軽に行こうと思うには少し距離があり、じっくり旅行を楽しもうと思うと微妙に近いことがあってなかなか足を運ばなかったのですが、今回いけなかった岡山市なども含めてまた近いうちに観光地や文化施設などを巡りたいと思いました。