鼻の手術終わった

鼻中隔嚢胞?というような病気がガンの定期検診のついでで見つかった。
鼻の真ん中の軟骨の下に腫瘍のようなものがある状態だった。
最初は放置していたがサイズが大きくなって切ることに。
当初の予定では2022年の11月に手術をする予定だったがちょうど新型コロナに罹患したせいで一旦キャンセル・延期となっていたもの。

手術は前日入院・手術後入院・後日入院・退院という流れで3泊4日の日程となった。予定では手術時間は15時半から1時間半程度と言われていた。
全身麻酔をするため手術日の0時から絶食、10時頃から水も飲めないとのこと。

前日入院は「楽なもんだぜ」と思ってベッドでネットサーフィンに勤しんでいたがわりと早い段階で点滴用の管を通されてしまった。
味気ないと言われるが好みの薄味気味の病院食を楽しんでシャワーだけ浴びてダラダラと過ごしていたが段々と当事者意識が湧いてきて(遅い)ドキドキもしてきていた。消灯は21時で早いなぁと思っていたが入院した病院にはWiFi等はなく動画等をみることも難しかったのでネット小説を読んでるうちに寝ていた。

次の日、点滴の針を気にして体が動いていなかったのか体がバキバキな感じがするなか目が覚める。15時半まで長いなぁと思いながらそわそわして待っていると昼過ぎ頃に「13時に変更になった」と言われる。
心の準備ができておらずかなり焦った。
手術着に着替え、使い捨てのパンツみたいなものを履いて準備を整えると時間になったので手術室へ。
お医者様に挨拶して映画やゲームでよく見る手術室が並んだ廊下を歩いて自分のまな板に移動。
そのまま寝転がるとやはり緊張というか恐怖を感じた。今回は何かしらやられる前に全身麻酔をするのでそこまで怖くはなかったが、「もしもこんなことが起きたら…」と嫌なことばかり頭に浮かんでしまい体は震えていた。少しして準備が整うと麻酔を入れるタイミングに。初めての全身麻酔だったのでどんなものだろうとこれも緊張したが、寝落ちする感覚に少し似ていて一瞬で眠りの世界へ。
あれ寝てたなーと思ったあたりでめちゃくちゃ名前を呼ばれていたことに気がつき、手で返事をする形で目が覚める。

目が覚めた後はまだぼーっとしていて何か話しかけられて返事をした記憶もあるが何をしたかよく覚えていない。点滴したりなんだりをしているうちに寝たり起きたりを繰り返していると目が段々覚めてきた。
痛まないか聞かれた時に前の手術がめちゃくちゃ痛かったことを思い出してドキッとしたがそこまで痛みはなかった。ただ少し痛みがあったような気がしたのでビビって痛み止めを入れてもらった。夜は「痛くなったら嫌だなぁ」とか思っているうちに寝ていた。

次の日からおかゆからスタートでご飯を食べられるように。朝起きて痛くないな~と思いながらご飯をたべ、点滴を交換したりしながらダラダラ過ごす。
たんが絡むな~~と思ったのでティッシュに吐いてみると血だらけだった。これは暫く続くらしく、飲み込むと気持ち悪くなるのでこまめに出すようにした。
この日は結局痛みも全然なく、美味しくご飯を食べてうとうとしながら過ごしていた。ただ鼻はずっとジンジンとしたような感覚があるのと、点滴を刺している部分が少し痛むような気がして嫌な感じだった。
夜は寝たり起きたりを繰り返していたが、24時頃に大雨で避難勧告が出たのでスマホから爆音で通知が鳴り、病室の人全員が「なんだなんだ」と目を覚ましていた。

退院の日の朝、完全におかゆから脱却した病院食を食べて元気いっぱい!と言いたいところだが段々と痛みが増してきた。錠剤の痛み止めをもらって飲みつつ退院準備を進める。
家で飲む薬や鼻の手入れ方法(鼻うがいの道具を使って1日3回くらい洗浄、常に鼻に綿球を詰めて乾燥を防ぐことの2点が必要とのこと)や支払いの説明を受けて10時頃退院。入院治療費含めて14万円となった。

ガンのときとは違い家に帰ってからが結構きつく、見た目上何も変わっていないが鼻の中がズキズキと痛み、上の前歯の裏側の感覚もあまりないことに気がつく。そのまましばらくすると頭痛もしはじめて鼻が原因なのか分からないがかなり不快な状態が続いた。

手術から5日ほどたったが今では痛み止めを飲むか悩む程度くらいの痛みにまで収まった。歯の裏の感覚はまだ無いし鼻からは血がたれ続けているし綿球を詰め続けるのもかなり面倒くさい。14日の通院のときまでと期限が決まっているのが幸いか。

こんな感じで今回の手術は終わった。前回は緊急的なものでもあったので準備からして楽というか有無を言わさず即手術という感じだったが、今回は準備に色々な書類が必要になったり最初の問診から手術日までが数ヶ月空いたりして気持ち的に大変だった。

鼻の中を切るのも、昔はもっと大掛かりで顔に傷が残るようなものだったらしいので技術の進歩に感謝したい。(想像もしたくないが上顎の唇の裏辺りからメスを入れて…というような内視鏡が無いときの手術方法を先生がわざわざ教えてくれてゾッとした)

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