【参拝三昧】波を分かつ場所 と 白馬伝説

画像1 本日(4月28日)、仕事で向かった先(仙台市若林区霞目)の近くに ” 芳ばしい神社 ” があったので参拝してきました。その名も「浪分神社」と言います。この神社には、過去に当地を襲った津波に関する伝承と、津波から当地を守った白馬伝説が遺っています。
画像2 鳥居の脇にある地蔵様には、真新しい花が手向けられてありました。地域の人々の信仰を感じる場面ですね。因みに、左端の石碑は「湯殿山」でした。去る大震災においては、この神社の海側(凡そ2㎞ 東方向)に敷設された仙台東部道路が波止めの役割を果たしたので、津波は当該地域まで到達しませんでした。しかし、東部道路の盛り土構造がなかったとしたら … 。浪分神社は、これからも「記録」の役割を担って存在していくはずです。
画像3 由緒書きの末尾に記載されていた栗材の虹梁。再建時には材の選定に苦慮されたようです。
画像4 浪分神社から程近い所に 二代目 谷風(江戸後期の名横綱)のお墓があります。
画像5 横綱のお墓は、緑濃い松の木陰にありました。周囲の喧騒(霞目駐屯地に近接)をよそに、ここだけは静か … 。とても趣がある場所でした。こうした寄り道も、新興住宅地ではない場所に現場があったればこそ。たまにはイイよね。

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