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私の感覚過敏の話

ASDの特性の1つである感覚過敏。
私にもその特性は強く出ていて、日常生活や日々の体調に大きく影響しています。

「感覚過敏」と調べると様々な情報が出てきます。
ですが、検索してもあまり検索結果に出てこない症状もあります。
光、音、においだけでなく、気候や温度も私にとっては刺激になります。

今回は、私の感覚過敏について記事に残したいと思います。

太陽光はとても苦手です。
情報量が多く感じられます。
学生時代の体育の授業でソフトボールやテニスをしたのですが、眩しくてボールを見失っていたりしました。

強いライトや視線より下にある間接照明もすごく眩しく感じます。

対策は、つば付き帽子とサングラスです。
また日が暮れてから出かけるようにしています。

意外だと私も思いますが、パソコンやスマホの画面は案外大丈夫です。
もちろん光度は見える程度に下げますが…ずっと見ていても違和感はありません。
絵を描くためにずっと見続けて慣れたのかもしれません。

イヤホンで聞く音はほぼ大丈夫です。
カナル式のイヤホンは付けれるときはずっとつけています。
耳栓がわりにもなっていて重宝しています。

開けた空間に響く音は物理的にパンチを食らっているような感覚になります。
夏は地獄です。セミの鳴き声で毎年ボコボコにされています。
映画館やお祭りの太鼓も身体が揺れている感覚になります。

ザワザワした音もあまり得意ではありません。
テレビの垂れ流しも得意ではありません。
テレビを見るならイヤホンをします。
居酒屋の雰囲気は好きですが、会話は雰囲気で賄っていたりするので、外食で真剣な話をしたいときは高くても静かな店を探します。

対策は、イヤホンや耳栓をします。

におい

香水、洗剤、柔軟剤、トイレの芳香剤。
ムスク系はだめだけど、シャボン系と柑橘系はOK。
これは好みの問題ですね。

ニンニクは避けています。
レトルト食品やおかずの素はかならず原材料名を見ます。
ニンニクや香辛料が強いと、ずっと肌がヒリヒリしてたりお腹を下すことがあるからです。

あと磯の香りも得意ではありません。

対策は、自分の決まった洗剤類を使うこと。
においが強い場所には近づかないこと。

私は偏食です。
アレルギーまではいかないですが、肌がピリピリしたり食べると嘔吐したりお腹の調子を悪くするものが多くあります。
酢酸系の調味料は嘔吐。生野菜、海産系、食べ慣れないものだと食事中か食後にトイレとお友達になります。
遠出したときのチェーン店の安心感は素晴らしいです。

「大人になってもまだ好き嫌いしてるの?」という人に何人かであったことがあります。
心理的な好き嫌いだけだったなら本当に良かったです。
体質に合わないは、どうしようもないです。
食べて慣れればいけるはずだから私と練習しようと言ってくる人は苦手です。
医者でもないのに自信満々にいうあなたと毎回体調崩してまで一緒に食事を取りたくないです!と心の中で言いながら疎遠になるよう勤めます。
これは新鮮だから絶対大丈夫!美味しいから食べてみなよ、一緒に食べると更に美味しいしね!と刺身がメインの定食だされたときはトイレに逃げました。

偏食な人に料理をすすめて食べれないと返答を貰ったときは、無理矢理食わそうとしないことをおすすめします。
アレルギーレベルじゃなくても身体に合わなくて食べることができないタイプもいるからです。

肌触り

私はゴワゴワした麻布と、チクチクするセーターやタグ、ぺったりと身体に張り付くタイプの布が苦手です。
なんというか、痛く苦しく感じます。

服だけでなく、布団や椅子やカーペットも、フワフワさらさらした感触のものを選びます。

気候

秋が好きです。
日が短くなり、涼しくなってくる季節です。

雨の日や気圧が下がると体重が3倍になったかのような感覚になります。
頭痛や肩こり、胃もたれのような症状もよくでます。
気象病、というものにも当てはまるかもしれません。

私は洗濯物は部屋干しするタイプです。
換気を付けても、一時的に部屋の湿度と室温が変わります。
体調不良のときに部屋干しするとお腹が痛くなるので、晴れている日の体調がいい日に洗濯をするようにしています。

温度

寒くても暑くても私には刺激になります。
秋が好きだけれど、調子が悪い日が続いたことを医師に相談しました。
「なんか最近すごく疲れやすいんです」
「気温が下がってそれが刺激になってますね。エアコンの暖房付けてください」
暖房を付けて過ごしたら身体が軽くなりました。

逆に春になると冷たい気温の刺激が少なくなって身体が元気になりすぎて双極性障害の躁鬱状態になったりもします。
一概に刺激を緩和できればそれでいい、というわけではありません。

また冷たい空気や水は『痛い』んです。
この感覚は私が訴えてもあまりわかってもらえないことが多いです。
汗で冷えた服や肌、冷房に直にあたる風、これらも痛いと感じてしまいます。
夏以外で皿洗いをするときに普通の蛇口から出る水は痛過ぎて触っていられません。
今は一人暮らしなので自由にできますが、他の人や家族でさえも温水を使って家事をするのはあまり理解されませんでした。

冬も夏も、天気によっては春も秋もエアコンが欠かせません。

【重要】感覚過敏は人それぞれ

この記事は思いつく限りの私の感覚過敏の内容を書きました。
あくまで私の場合の話です。

もし他に身近な人で感覚過敏で困っている人がいたら、その人自身の話を聞いてあげてください。

まとめ

私の感覚過敏は、五感だけでなく温度、気候などからも色んな刺激を受けて、普通の人よりも疲れやすい体質の話でした。

私はできるだけ刺激を避けるように生活しています。

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