見出し画像

ENTPとの恋愛相性④×NF型編

 この記事の続きです。
 心理機能的な話と、付き合いそうな年齢、自分の想像と経験談をまとめてます。評価は★が最小、★★★★★が最大、☆は個人差の範囲です。

 改めて、他人が言う相性は全て偏見なので、こんなことが言っている人がいる、っていう話半分で願います。


ENFJ(戦友関係) :★★★★☆

 相性はそれなりに良いとされているが、僕もかなり良いと思う。

 理論的には、前回のESFJの上位互換で、Fe-Tiを共有しつつNも共有するという関係。「憧れるし興味深い」と感じる。
 人を大切にするというENFJの長所はそのままENTPにとって尊敬の対象だし、直感由来の話の深さのおかげで、ENTPととにかくコミュニケーションが進む。ENFJは視野が広くビジョンを持ち、人を思い道を切り開いていくが、そのような姿にENTPは他にない尊さを感じる。論理的側面から有意義なサポートをしたくなるだろう。

 ENFJ側からは、ENTPの知見の広さや本質を突く言葉、革新的な助言に感銘を受けるだろう。お互いに、直感的に面白く実用的なアイデアに満ており、常識と乖離した話をその意味を予断なく受け入れ、共感できる性格タイプだ。

 恋人としても二人の世界が築け、助け合える関係だ。ENTPの知的啓発はENFJにとって非常に望ましいものだ。ENTPは、時に頑固になるENFJの信念を言語化し、分析し、説得して解きほぐすことができる。かつENFJはそれにより成長していくので、自然に助け合いの関係になれるだろう。このようなコミュニケーションの中で、お互いに愛情表現が自然にできる。

 問題があるとすると、ENFJが過度に頑固な場合(&ENTPが余りに無神経な場合)だ。ENFJは客観的に分析して思考を深める事が苦手で、直感に固執して論理的に間違った主張をすることがある。ここで、ENFJの頑固さが変に発揮されると、ENTPが手助けするのではなく、議論バトルをするような関係になりかねない。相手の言っていることが明確に矛盾している場合はENTPも頑固なので、わかり合えなくなる可能性がある。

 これを踏まえると、両者のマッチの前提には、ENTPがFeをそれなりに使いこなせるようになること、ENFJが自分のTiが弱点であることを自覚して、人に助けを求められる程度に成熟している必要がある。

 20代前半以降で相性が良いか。お互いに主張が強いので、年齢は近い方が相性が良さそう。

  •  以前交際していたことがあるが、人の心とか社会の話を二人で延々と話し続けることができた。とにかく人と繋がりを大切にするし、そこに無限のエネルギーが湧いてる姿がかっこよかった。建設的なのが好き。

ENFP(ナイト関係):★★★☆

 一般的に相性は良いと言われている。悪くないと思うが、取り扱いが難しい関係。

 EPフレームとNeを共有しているため、精神構造はかなり近く、ENTPは自分に似ているなと思う。なのだが、Fi-Te軸になるため価値観や観点が違い、何を考えて生きてるのか正直よくわからない。
 二人は一見似ている分、「どうしてそうなった??」って理解不能な部分の方がすごく感知しやすく、実情以上に共感し合えないと感じてしまう。

 といっても、特にネガティブな感情は持っていない。「面白くてかわいいけど自分の手に余る、底知れない」という評価で、一言で表すと『宇宙から来た妹』。
 底が見えないので内面に興味がわいてくるし、どんどん新しい発見やトラブルを呼び込んでくるため、Ne保有者として飽きることがない。

 お互い好奇心旺盛なためにのめり込むタイミングや飽きるタイミングが似ている。何となく考えていることが分かるのに、解釈が違うため会話が弾む。しかし、弾んでいるだけで建設的ではない。お互い発想が飛び飛びだが、逆にそこが心地よく、話のテンポが合う。しかし、テンポだけで内容はお互いに理解できていない。気を使い合わずに居心地がよく、逆にこのナンセンスさに快感を感じるまである。

 共に好奇心旺盛で見えないものをお互い大切にするので、かなり友達になりやすい。思うに、ENFPとは家庭環境や育ちが近い気がする。
 一方で、似すぎているため恋人になるのに一つハードルがあると思う。一緒にいる時間が長くなり、「気がついたら誰よりも大切な人だった」みたいに結婚になる事はすごくありそうだ。

 年齢的にはいつでもマッチでき、どちらが上でも下でも関係ない。

 この組み合わせのカップル例は結構ある。体験談を聞く感じでは相性はよさそう。理想的なパターンは、ENFPが夢を追いかけている場合にENTPがほれ込んでサポートするような形な気がする。ルフィとサボの関係。

  •  この通り普通に好きだが、なにぶん自分の周りのENFPとの会話を思い返すと、具体的に結婚が想像ができない。こいつ、おもろいけどやべーな、と半分引いてるせいか?本当に、ENFPは16タイプで一番イメージができない!

INFJ(ナイト関係):★★★★★

 日本では微妙とされているが、海外では最高の相性として定番化しており、僕も実際に最高だと思っている。

 お互いに4文字中3文字違うので、ぱっと見た様子は全く違い、水と油のように見える。しかし、お互いに極めて強い第一機能Nを思考のベースとしつつ、肝心のFe-Ti軸を共有しているため、物の見方や価値観が極めて近い。そのため、対照的で興味を持ったはずの二人なのに、話せば話すほどお互いの心の共通点が見つかっていくという、恋愛向きの構造を持っている。

 ENTPは、その人が内に秘める情愛と世界観を愛する事になるのだが、INFJはまさにその点のプロフェッショナルである。直感と内的思考によって脳内が宇宙規模のため、壮大で哲学的な、美しい世界を持っている。ENTPはINFJの世界に触発されて強く興味を持ち、何とか解明しようとして語り合おうとする。その過程で自然に惚れこむだろう。

 INFJからしても、ENTPは恐らく特別なマッチである。INFJは世の真実を探りたいという強い思いがあるものの、外的認識機能が弱く、現実世界の正しい認識が苦手分野だ。頑張って考えれば考えるほどに、現実世界と切り離され病みがちである(Ni-Tiループ)。
 これに対して、ENTPは現実的かつ抽象的なNe-Ti宇宙を持っているため、議論の中でINFJの内的世界に不足している現実的・論理的課題を見極めることができる。そして、INFJがすぐに思考で使えるような言葉に抽象化して提示することで、彼女らは自然に新しい視座を得ることができるだろう。

 この能力によって、ENTPはINFJを現実世界に繋ぎ止めつつ、深い精神世界への探求のサポートができる。これは、INFJが最も必要とする(と思われる)手助けであると同時に、ENTPが好きな人に対して最もやりたい手助けである。この面からも極めて相性が良い。

 注意すべき点として、INFJは普段人に甘えられがちな分パートナーに依存されるのは好かない。一方、ENTPは向こう見ずで相手に甘えがちな面がある。そのため、実際にこのような建設的関係に落ち着くためには、お互いに精神年齢が高い必要がある。
 精神年齢の低いENTPが精神年齢の高いINFJに追いつくために、マッチするのは20代前半以降で、ENTPが年上というのが結構必要条件だと思う。

  •  INFJとの関係についてはまだまだ書き足りないので、いつか別途記事にします。

INFP(ナイト関係):★★★☆☆

 一般的に相性は賛否両論と言われている。実際に良い要素と悪い要素が混在しており、なかなかに評価が難しい。それでも総合的に相性は良いと言いたい。

   なんとなく、相性は悪そうに見える。INFPは内向的で美の世界観で生きている。ENTPからはINFPは、賢いのに能力をうまく使わない人に見えて、割とじれったい。せっかちなENTPからすると、INFPの時間感覚は無駄が多くコスパが悪く見える。ENTPはずけずけとこんな事を言い、INFPを疲れさせる可能性がある。

 一方、理論的にはNとPを共有しており、お互いに開放的で着目点も面白いと感じる。Fe-Ti軸の共有はできていないが、INFPはTeをほぼ使わない&Feが第五で強いため、価値観の違いは表面化しないだろう。

 INFPはISFPと同様に受動的だが、N型のため「新しい刺激に対して、自分の持つ世界観との違いに驚き抵抗がありつつも、好奇心を持って挑み、それによって起きた自分の心の変化や感動を共有してくれる」タイプだと考えている。ここは、ENTPの愛しさがわくポイントである。

 仲が深まりお互いに突っ込んだ話していくと、INFPはENTPと違う視点から色々と深い考察をしていることに気づける。ENTPはINFPの持つ深い心の世界に対して徐々に興味を持っていくだろう。
 この二人が仲良くなれるかどうかは、INFPのFiがどれだけ魅力的で、そこにENTPが興味を持ちうるかによってくる。そのため、INFPの洗練度(&ENTPの感受力)によって振れ幅がある。

 お互いに、興味を持たないか強く持つかの二択な気がしていて。関係性が成立している前提であれば、友達を飛び越えて恋人向きの関係だと思う。
 そして、恋人であれば、二人はお互いに欠けたものが上手くかみ合うだろう。INFPの強く純粋な感情は、ENTPの心を打ち、感情面を間違いなく満足させる。ENTPはINFPを守り価値を伝えるために現実世界で能力を発揮し、同様に愛情を返すことができる。INFPに対しては、ENTPは心置きなくGiverになれるだろう。

 INFJとの違いは、ENTPの手助けはINFJの世界を広げることに役立つが、INFPの世界を広げることには役立たないことだ。そのため、INFJよりは下位の関係性になる。ENFPとの違いは、お互いに似たもの同士だね、という感覚がないところ。それが、友達というより異性として意識してしまう理由だと思う。

 まとめると、基本的には相性は中立だが、個人レベルで共鳴する可能性があり、その場合は非常に良い関係になる。
年齢的には、ENTPがFeに最低限成熟することが求められ、高校生の後半以降でマッチする。そして、同年代が自然で相性良いと思う。

  •  INFPは男友達にしかいないのだが、センスも良く、距離感も丁度良いため、一緒にいて心が落ち着く。珍しい、何時間でも喋っていられるタイプ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?