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【MBTI】好きなキャラ達をまとめたらフェチズムを発見した

 自分(ENTP)が好きなキャラクターまとめたら面白いかなー、と思ったのが始まりだったのだけど、その結果にすごく偏りがあったのでそういう記事にします。
 当方生まれてこの方、タイプとかフェチズムって特に持ってないんだよな、と思っていたのだけれど、それを(30代になって)生まれて初めて見せつけられてしまい、困惑しています。


INFJで好きなキャラ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)

残酷な希望と諦念に曝されながらも、その瞳に映るのは憧憬

 常に未来を目指し、大局を見据えていて、どんな辛いことがあっても折れない心を持ってる。熱い一方で心の芯は冷静で、賢いのに変なところで感情的、っていう様々な二面性を抱えており、超然としているようで接近して見るとめちゃくちゃ人間らしいところも胸を打つ。
 彼の未来への眼差しが濁らないからこそ、僕らは進撃の世界で救いを信じ続けることができた。

エルサ(アナと雪の女王)

繊細でも力強く、自らと葛藤しながら真実を追い求める

 繊細で礼儀正しい「良い子」なのに、どうにも曲げられない確固とした自分を持つ。その矛盾の棘を他者に向けることなく、疲れて人に救いを求めることもなく、ただ自分の中に答えを見出そうとする。そのうえ、自分のためだけの答えでは満足できず、自分を透過した先の世界に対してまで真実を求め駆け出していく。それは彼女の望みというより、どうしようもない性(さが)なのだ。
    そんな雪の女王の宿す誰よりも熱い心の炎に心を打たれる。

不二周助(テニスの王子様)

 自分と向き合って、受け入れて、乗り越えていく哲人

 表面的には優しくて賢くて、ちょっとダークな面も持つ天才。だけど、天才であるがゆえに孤独で、なのに越えられない自分の限界もまざまざと見せつけられていて、前にも後ろにも行けない。でも、そんな中途半端な立ち位置に甘んずることなく、テニスやライバルを通して自分の心と対話しつくすことで、自分を再発見し、強くなっていく。そうやって成長していく様に愛おしさを感じる。

クワイ・ガン・ジン(スターウォーズ)

パット見安心感溢れるのに、中身はド変人

 安心感がすごいジェダイ・マスター。洞察力があり、視野が広く、賢い。という一方で、ジェダイの硬直化した教えに反発して独自の哲学を極め、リビングフォースによって後世のジェダイに大きな影響を与えた。一見常識人なのにぶっ飛んでるところが大好き。

エリィ(Xenogears)

万民への愛の為に全てを投げうつ聖女

 最初は内面の葛藤を抱えた少女だったが、様々な人との出会いを経て、想いを受け継いで、無限の愛を持った女性へと開花していく。世界の全てへ愛情を注ぐと同時に、一人の男性も無限の愛情で愛しぬく、ファンタジーじみた聖女。
    少年時代に悪ガキでしかなかった僕のFeを萌芽させた=人生を変えた存在。創作ってすごい…。

INFPで好きなキャラ

鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ)

無垢で真っ直ぐな優しさに宿る、真の強さ

 パッと見ただの夢見がちな女の子。しかし、常人なら到底受け入れられないような悲劇や絶望に苛まれつつも、辛さから目をそらさず、自分の優しさを諦めない。
   心にこそ希望があり、心にこそ真の強さが宿る、ということを教えてくれる。

 類似キャラとして、神崎直(LIARGAME)もめちゃ好きです!

ベアトリーチェ(うみねこのなく頃に)

唯一つの愛を求め、無限の煉獄で踊る魔女

 生きている事を諦めたくなるような境遇に苛まれる中で、心の内へ内へと救いを求め、独力で地獄のような宇宙大系を作り上げた。誰よりも「ただ生きたい」と願っているのに、自分の命を易々と天秤にかけるし、どこまでも愛しているのに残酷な方法でしかそれを表現し得ない。そんな極まった二面性を持つ。
    社会的には決して許されない自分本意な感情にも、美しい感動が宿りうる事を教えてくれた。僕のFiを萌芽させた存在。

INTJで好きなキャラ

ルルーシュ(コードギアス反逆のルルーシュ)

冷酷な覇道の仮面の下に宿る、世界への慈愛

 ノブリスオブリージュの化身。弱者を切り捨てない、理想の世界のために一人立ち上がる。残酷な世界の中で、理想主義者ながら同じくらい合理主義者であるが故に、理想に妥協が混じり、他者のエゴが混ざり、望んだ道から徐々に外れていく。
 そんな自分をどこか冷めた目で見ながらも、心は砕けず、掲げた優しい理想のために人生を捧げきる。諦観しつつも諦めない、いや、諦めることができない。彼のそんな心の粘り強さと、他者に理解されない不器用な優しさが好きだ。

クラピカ(ハンター×ハンター)

運命の鎖に捕らわれに翻弄される、心優しき道化

 賢くて優しく、冷酷なのに甘い。絶対に満たされないものを追い求め、実際に歩き切った末に、誰もが予想できた行き止まりで一人寂しく立ち尽くす。自己中心的な目的で生きているのに、献身的。生に絶望しつつも生を感じたい。こんな自分ではなかったのに、こんな風にしか生きられなかった自分を冷ややかに笑うしかない。そんな悲しさが好きだ。

(そして、事ここに至って、僕は長髪男性キャラが好きなんだと気づいてしまった。)

ENTJで好きなキャラ

式波アスカ(ヱヴァンゲリオン劇場版:Q)

社会と折り合いをつけ、自分らしさを再発見した少女

 劇場版の14年後アスカが好きだ。というか尊敬している。辛い境遇を受け容れ、自らを奮い立て社会に合わせていった(本編で語られていない)努力に思いを馳せ、尊さを感じる。彼女は本来もっと自己中心的でいてもいいのに、ちゃんと社会に合わせ、駒として役割を全うしている。そうやって人の間で信用を得ることで、本来の自分で居られる環境と理解者を手に入れた。更に、その環境で涵養した愛情を、シンジや世界に無償で振り撒いていく。
    式波はN型の生き方の一つの正解だろう。努力して無理して社会に合わせていった先で、結果的に自分らしさをを勝ち取り、最後は世界のために死ねる、っていう姿がすごく共感できて。こんな大人でいたいと思うのだ。

性格タイプの偏り

 全員N型になるだろうな、と思っていたのは予想通りだったけど、そんなことよりも、どうみてもINFJを中心にしています。ありがとうございました。
 基本的にはキャラは全員INFJから一文字違いのエリアに収まっている。二文字違いのENTJアスカについては、愛おしいというよりも、「こういう人間になりたい!」という尊敬や憧れに近い。

 ちなみに、考察前にはENTPキャラがいっぱい出てくるかな?と予想していたのだが、彼らに対して感じるのは「愛おしい」というより「安心する」、という感情で、余り心に引っかかりはしなかった。

僕は〇〇フェチ?!

   明白に偏りがあるという事は、その共通点が自分のフェチズムなのだと考えてよいだろう。では、これらのキャラの共通点はどこだろう?…と考えるまでもない。
 共通点はずばり、「内なる葛藤」と「精神的成長」である。
 自分が解説文で書いたとおりに、ほぼどのキャラも、内から外から何らかの課題を突き付けられ、その答えを自分の内面にひたすら求め続け、至った答えによって世界を変えていくのだ。

 いや待て、創作なんて少なからず全キャラに葛藤があるんじゃない?とも思ったけど、もっと自然体で感情や思考を外へ発露するキャラもいっぱい思いつくが、それらは好きだなとは思えなかった。
 そして何より、自分から出てきたキャラの紹介文において、これらの性質を魅力点として自然にピックアップしたところが、僕が内なる葛藤フェチであり、精神的成長フェチである証左なのだと思う。ルルーシュが好きな理由は「賢いから」っていう紹介文だって全然あり得たんだもの。

 ということで、僕の性癖は「葛藤&克己フェチ」というジャンルに属することがわかりました。

 内なる葛藤の何が好きなのか?、と考えてもすぐに言語化できなかったので、この理由はまた分析して記事にしてみようと思います。

 ということで、思わぬところで自分のフェチズムを発見してしまった。恥ずかしいというか、気持ち悪くてごめんなさい。
 もし良かったら、皆さんも好きなキャラクターと理由を考えてみてください。隠されたフェチズムが発見できるかもしれません!

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