昭和エロスポット成人映画館に行ってみた〜水戸銀星映画劇場〜

AVの普及で絶滅寸前の成人映画館
参勤交代を唯一免除され、数々の優秀な人材を排出した水戸藩で有名な水戸市に未だに営業を続けている劇場があるという

今回行ったのは「水戸銀星映画劇場」
時代に淘汰されず、あの震災も乗り越えたツワモノだ
住宅街のど真ん中にあり、近くには保育園となかなかに攻めた場所に位置している

手書きの上映スケジュール
今日はオールナイト営業のようで、朝の4時まで営業だ

もちろん鬼滅の刃は上映されていない

しかし凄いインパクト
この映画館の周囲は住宅街
日中は子供も普通に前を通るだろう
鶯谷でラブホ街にある一軒家を見たとき以来の衝撃
近くにはソープ街もあるのに、何故男達はここに入っていくのか…
確かめる為にいざ入館!

入場料は1500円
創業当時から変わらない価格と受付の方が教えてくれた

ご好意で受付を撮影させてもらった
「入場券発売所」の立て札はレトロ感を出すために出すようにしたらしい
「このアングルがいいんじゃない?」と撮影にかなり好意的に対応してくれた 

自動券売機、ポップコーンはもちろん無し
トイレットペーパーは配布中
パンフレットの代わりにたばこ販売中
なぜならここは喫煙可能
この空間は全てが昭和なのだ
アルコールを見て今が令和なのだと思い知らされる
緊急事態宣言中もバリバリ上映していたらしい

昭和と言えば上映方法も昭和
今どき珍しい(らしい)フィルム上映
タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」の様に燃えてしまわないか心配
周りは文教地区のため燃えてしまえば再建は法律的に不可能だ

いざスクリーンへ
スクリーン1しかないため迷う心配はない
流石に中は禁煙みたい

中はなかなかの広さで防空壕を利用したという館内は勾配がついていて非常に見やすい

座席数は370席だがお客はまばら
客層はご老人が数名、女装家の方が1名、若い大学生風の男性が1人だった
老人同士は談笑していて一種のコミュニティが出来上がっているようだった
中は禁煙らしいが構わず吸うお客達
それそれ!そういうの求めてた
傲慢で感情的で内向的な茨城の県民性がモロにでてる
さすが日本のテロに水戸藩士有りの水戸藩だ
発展場としても有名らしいが、一目みただけでは誰がそうなのかはわからない
座っている女装家の方に誰かが声をかけていたが、すぐ席を立ってしまった
発展場のお作法はハプニングバーと似ているのかもしれない
「今日はもう来ねぇかな」というとある老人は帰ってしまった
発展行為、たまーに来るであろうカッブルの絡みを覗くことが彼らがこの劇場に脚を運ぶ主な理由なのだろうと感じた

上映していた作品は「絶倫 美女 淫乱タマさがし」
脱サラして始めたペンションに女の幽霊(イったことがなくこの世に未練がある)がいて、下半身を出すと現れるというストーリー
最後は幽霊を絶頂させて昇天させるというハートフルストーリーだった

せっかくのオールナイト上映なので朝の4時まで居てみようと思う
発展が見れたら御の字だ

ありがとう水戸銀星劇場
今後も淘汰されることなく、地域と共にあり続けてほしい

オマケ

井筒監督はポルノ映画出身でしたねそういや
ジャルジャル主演の「ヒーローショー」は田舎の鬱屈とした閉塞感とどうしようもない若者を描いた傑作だと個人的には思ってる

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