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原神がゲーム未経験者でも遊びやすく設計されていると感じる理由。

ここ3カ月ほど、原神にハマっている。
オープンワールド嫌いの自分が、ここまでのめりこむとは思っていなかった。

実はこれまで3回も挫折の経験があった
どれも、モンドにたどり着く前にやめた。
移動が面倒くさいと感じたり、アクションが嫌だと駄々をこねたり、理由はいろいろだ。

ただ、経験者の友人ができて、彼らのアドバイスに従うようにしてからは、すんなりゲームに溶け込めた。
やってみると、ソシャゲとは信じられないほどやりこみ要素もあるし、難易度も自分で調整できるし、民度もいい。

オンラインゲームではあるが、ほぼソロで遊べるのが良い。
チームゲーは敷居が高く感じられるが、ソロゲーなら全責任は自分だけだ。
そこまで失敗がつらくない。

とはいえ、マルチが面白くないわけではない。
みんなで協力して強大なボスをしばくのは楽しい。

さて、原神は、おそらく国内で最高レベルに成功しているソシャゲだ。
普通ソシャゲと言えば、簡単でシンプルなゲーム性が想像される。

それは、普段ゲームをしない層を取り込むためだ。
いつでもスマホでできる手軽さ、片手ポチポチで終わるシンプルさ。
これらが、非ゲーマー層を取り込むための合言葉だと思われていた。

そういった観点からすれば、原神は真逆だ。
スマホでも遊べるが、正直自分ならやっていられない。
コントローラーのほうが100倍操作しやすいからだ。

では、どうして原神がここまではやったのか?
それは、初心者でも取り組みやすくなる構造があったからに思える。

このゲームは、キャラクターのレベルが90まであげられる。
だが、最初から90が見えているわけではない。

ゲーム開始時点の最高レベルは20。
そこから「突破」をすることで、最高レベルが40→50→60→70→80→90と上昇する。
だが、そう簡単に突破はできない。

突破するためには、様々な素材と大量の資金が必要だ。
さらに、キャラクターレベルとは別に設定された、「冒険ランク」によって、どこまで突破できるかの段階も管理されている。

冒険ランクを上げると、突破上限が解放されるとともに、雑魚敵が強くなる。
だから、「突破上限が解放される」ことに意義が生まれる
「新しいレベルに到達して、さらに強大になった敵と戦う」という理由が生じる。

つまり、このゲームは、奥が深いことを悟らせないようにできているのだ。

最初、レベル20まで上げるのはすぐにできる。
レベル40までの突破も容易だ。

そうして、40までレベルを上げる。
次の突破からは、強力なボスを倒して手に入る素材が必要だ。
それらのボスを周回して素材を集める。

さらには、冒険ランクをあげるのも忘れてはいけない。
ランクは、デイリーミッションやメインクエストをあげていると手に入る「冒険経験値」の累積で上昇する。

ミッションをこなして冒険ランクをあげて、
この流れを繰り返し、50、60とレベルを上げる。
その中で、徐々に様々な要素が解放されていく。

例えば、町々の住民の要望をかなえると、その都市における「都市評判ランク」があがる。
すると、様々な便利アイテムがもらえる。

冒険ランクの上昇とともに、プレイヤーはやるべきこと、できることが増えていく。
そして、キャラクターの強化過程を、じっくり観察できる。

こうして、原神は、徐々に新規プレイヤーを沼に沈めていく構図をとっている。
いきなり全要素を開放して「はい、じゃああとは好きに遊んでね」とほっぽり出す出来の悪いオープンワールドゲームではない。

ひいき目に見なくても、かなり面白いゲームとして仕上がっている。
ゲーム初心者から上級者まで、みんながそれぞれの遊び方で満足できる良作だ。

惜しむらくは、スイッチで出ていないところか。
スイッチ版は長らく続報がなく、開発が頓挫したようだ。
プレステかゲーミングPCをもっていないなら、スマホで頑張るしかない。

今日も夜まで原神とFF7リバースを遊ぶつもりだ。
どこに旅に行こうか、いまから心が躍る。
おっと、その前にデイリーミッションをクリアせねば……。

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