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3分で読める本日の注目ニュース(2024年2月20日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・豊田自動織機によるエンジン性能試験の不正で、国土交通省は2月中にも、道路運送車両法に基づき、同社に再発防止を求める是正命令を出す。国交省関係者への取材でわかった。不正があったうち、出荷停止中の建設機械用エンジンで窒素酸化物(NOx)の排ガス規制値超過も確認されたとして、量産に必要な「型式指定」を取り消す方針だ。

 同法に基づく是正命令は2019年の法改正で創設され、22年9月の日野自動車、今年1月のダイハツ工業に続き、豊田織機で3例目となる。是正命令では、抜本的な組織改革を含む再発防止策の提出と、その進捗(しんちょく)状況の四半期ごとの報告などを求める。
 豊田織機から不正の報告を受けた国交省は、1月30日から自動車用エンジンなどを生産・開発する同社碧南工場(愛知県)への立ち入り検査を行い、事実関係の確認に着手。先週も同社幹部への聞き取り調査などを続けていた。

芸能ニュース

・タレントのマツコ・デラックス(51)が19日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。“求職ネタ”を容赦なくぶった斬った。

 就職や転職の体験談として、採用面接の際に会社側が聞く「弊社でなくてはならない理由」という質問について、やめたほうがいい、別に御社じゃなくてもいい、お金がほしいだけ、いくらでも代わりのある会社のくせにうぬぼれるのはやめて…という内容のX(旧ツイッター)ユーザーの投稿に共感が相次いでいるという記事を番組で取り上げた時だった。

 マツコは「結局さ、なんでもいいんだと思うのよ、面接の時の質問なんて」とし、「“今朝ナニ食べましたか?”でもいいのよ。それをいかにおしゃれに答えられるかどうかのテストなわけじゃない?だからこれをさ。“こんな会社ホントは入りたくねーだろ”って思っているのを、どうやってうまく隠して、しかも“取って付けたような嘘をついてる”って思われないような、うまいかわし方をする人が賢い人なわけじゃない?」とまずは語った。

 そして、「だからアタシ、逆に“金目当てだよ”“こんな会社、本当は入りたくねーだろ”っていうのを面白く言えたら、逆に採用されると思う」と想像。

 学生時代に厳しい就職戦線を勝ち抜いた、番組MCを務める元ニッポン放送でフリーの垣花正アナウンサー(52)が「ホントそうですね」、同じく番組MCを務める元フジテレビでフリーの大島由香里アナウンサー(40)が「確かに」と同調するなか、マツコは「だから、こんな投稿をXにしているようなヤツはもう大した人間にならない」とぶった斬った。

 「(この投稿に)そうだ!そうだ!って言ってる連中も全部もう…」と続く言葉を飲み込んだマツコ。「まぁ、頑張って生きてください」と静かな声で話して突き放し、スタジオの爆笑をさらっていた。

スポーツニュース

・首位と6打差の7位から出た松山英樹(LEXUS)は9バーディー、ボギーなしで62の猛チャージで、通算17アンダーとし、22年1月のソニー・オープン以来となる約2年ぶりの米ツアー9勝目を挙げた。崔京周(チェ・キョンジュ、韓国)と通算8勝で並んでいたが、アジア勢の単独最多勝利となった。

 今大会は年間8試合の高額賞金、高ポイントの「格上げ大会」(シグネチャー・イベント)の一つ。松山は昨年の360万ドル(約5億4000万円)から400万ドル(約6億円)に増額された優勝賞金を手にし、フェデックスカップポイントランキングは3位に浮上。世界ランクも前週の55位から20位に浮上した。20位以内は昨年3月以来11か月ぶり。

話題のニュース

・厚生労働省がビールロング缶1本のアルコール摂取でも大腸がんの発症リスクが高まるなどとするガイドラインを19日発表したことで、ビール各社が「ストロング系」と呼ばれる低価格で酔いやすい高アルコール酎ハイの販売から撤退する動きが活発化しそうだ。今年に入りアサヒビールとサッポロビールがアルコール度数8%以上の缶酎ハイの新商品を販売しない方針を示しており、キリンビールも今後のストロング系の販売方針について検討を始めた。サントリーの対応にも注目が集まる。

「安く酔える」を売りに、コスパやタイパを訴求したストロング系酎ハイは2010年前後から需要が拡大してきた。しかし、近年は健康志向の高まりや、飲めるけれど、あえてお酒を飲まない生き方「ソバーキュリアス」の若者への浸透などもあり、ストロング系の市場は徐々に縮小。調査会社インテージによると、20年に約1776億円だった販売額は23年に約1365億円にまで減少した。

市場縮小を踏まえ、アサヒは20年末に79品目あったストロング系商品を、現在は1商品に絞り込んでいる。18年にはストロング系を最大20商品展開していたサッポロも現在販売するのは1商品のみだ。

一方で、サントリーは「―(マイナス)196℃」、キリンは「氷結」のブランドでストロング系で強い販売力を持つ。23年の缶酎ハイやハイボールの国内販売額のうち、度数9%台のストロング系は23・7%を占めており、「そのうちのほとんどをサントリーとキリンの2社が握っている」(ビール大手関係者)とされる。そのため、「この2社は強みのあるストロング系の撤退には慎重姿勢を示している」(同)という。

アサヒは低アルコール化の流れをビールにも波及させており、昨年10月には主力ブランドの「スーパードライ」で、度数が3・5%(通常の度数は5%)と低い新商品「ドライクリスタル」を発売している。他のビール各社は低アルコールビール市場形成の成否を見極める試金石として、ドライクリスタルの販売動向に注目しているとみられる。ドライクリスタルについて、アサヒは「売れ行きは堅調」と説明している。厚労省が公表したガイドラインを追い風に販売拡大を期待する向きもありそうだ。

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