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【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ 2-2 ブレーメン

■ 2023年3月17日(金) 20:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日に早起きしようと思ったが前日の飲みのダメージが思いのほか大きく、起きられなかったうえに行くつもりだったジムもサボってしまったのでその時間にスカパーの録画を見た。

前節またしてもアウェイで負けておりホームではしっかり勝ち点を積み上げたい。オムランがケガから復帰、またこの試合ではプレアをベンチに置いてシュティンドルが先発した。ベンゼバイニは2試合の出場停止で今週もお休み。

オムラン
スカリー 板倉 エルヴェディ ネッツ
クラマー コネ
ホフマン ノイハウス シュティンドル
テュラム

試合は序盤からグラードバッハがボールを保持してコンビネーションから攻め上がる展開。

7分、右寄りで得たFKをホフマンがけり、エルヴェディが角度のないところで合わせたが枠に飛ばず。直後の8分には右サイドでホフマンが敵のパスを引っかけ、これを拾ったテュラムが中央のシュティンドルにパスするがシュートはバーの上。

22分にはエルヴェディのフィードをホフマンが右前線で収め、中央に流しこんだボールにテュラムが合わせるがGKがセーブ。優位に試合を進めチャンスも作れているが決めきれず。一方でブレーメンの攻撃は散発で、オムランの好守もありゴールはしっかり守れている。

42分、自陣での敵CKからボールを奪い板倉がドリブルで一気に持ち上がる。並走したテュラムにラスト・パスを出し、テュラムは敵DFに引っかかりながらもGKと一対一になってループ・シュートを放つがボールは惜しくもバーの上に。

45分にはCKにファーの板倉がヘディング・シュートを放つがこれも枠を捉えられず、決めきれないままスコアレスで前半を終えた。

後半に入ると試合が動く。48分、敵陣でバック・パスのミスをホフマンが引っかけテュラムにヒールで落とすと、テュラムがドリブルで持ちこんでシュート。これがゴール左隅に決まりグラードバッハがようやく1-0と先制する。

55分には右サイドのスカリーからのラスト・パスをホフマンが流しこもうとするが敵GKに止められたりいろいろあって決めきれず。61分には最終ラインのエルヴェディからホフマンを経由してテュラムにボールが渡り裏に抜け出すがシュートは敵GKにセーブされる。

すると65分、スルー・パスを一発で通され、板倉が対応したが置いて行かれて最後にシュートを決められる。1-1の同点に。この試合の板倉はよくなかった。ここからしばらくブレーメンが流れを持って行きそうになる。

これに対し73分、敵陣でボールを奪いショート・カウンターをしかける。シュティンドルのシュートは敵DFにブロックされるが、このこぼれ球を拾ったノイハウスがゴール左下隅に決めて2-1と再び勝ち越す。

77分、テュラムに代えてプレアを、85分にはシュティンドルに代えてヴォルフを投入し試合をクローズしようとしたが、89分、左サイドで起点を作られ、ファーに振られたボールを落としてけりこまれ失点。土壇場で2-2と再び同点に。

結局試合はそのまま終了し、二度リードしながらこれを守りきれずホームで勝ち点2を失うかっこうの残念な引き分けとなった。

圧倒的にボールを保持して攻め、チャンスも多かったが前半決めきれず、後半先制したものの追いつかれ、突き放したと思ったが最後の最後で再び同点にされた。なにもかもがうまく行かなかったというわけではないが、詰めの甘い試合だった。

数字を見てもシュート数21-8、CK6-5、ポゼッション58-42と内容的には間違いなく我々のゲームだったが、少なくとも前半をリードして折り返し、つけ入るすきを与えずにクローズしなければならなかった。

悪い試合をしているわけではなく、試合ごとに収穫もいい時間帯もチャンスもあるのだが、一方で試合ごとに課題やミスもあり、なかなか試合の勝ち筋を見つけられていない印象が強い。

攻撃に力を入れれば守備がほころぶし、守備を重視すればゴールがなくなる。丁寧にやろうとするとスピードが失われ、テンポを重視すると雑になる。端的にいえばやろうとしていることに対して練度がまだ足りていないというほかない。

この試合ではこのところミスが多かったエルヴェディが攻守に存在感を見せる一方、板倉はドリブルでの持ち上がりが目を引いたものの特に守備での対応が今イチだった気がする。また先発を勝ち取ったノイハウスがゴールも含め鬱憤を晴らすパフォーマンスだった。ネッツはもっと頑張れ。

大事なホームゲームだったが勝ち点は1にとどまった。25試合を終えて8勝10敗7分と依然として負けが先行している状態で勝ち点は31(1試合あたり1.24)となり順位は10位で変わらず。もう少し上積みできないと苦しい。

インターナショナル・ウィークとなるためリーグ戦は1週休みとなる。主力はそれぞれ代表招集を受けて不在となるが、この間にチームの戦術のあらためてのすり合わせと落としこみ、戦力の底上げを図ってほしい。シーズンも残り10試合を切り追いこみ。ここからの踏ん張りで来季への景色がかなり変わる。まずは勝ち点50を目標に積み上げたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「この2-2はまるで負けたように思える。言いわけはなにもない。最終的に大きな意味を持つかもしれない勝ち点1を得たのだから、2、3日したらまた違った見え方をするのかもしれないが。しかし試合の直後ではこの結果にはがっかりだ。前半はどちらもやや雑で、我々はたびたびあまりにリスクを取りすぎた。それに加えて我々はいくつもの大きなチャンスを生かせなかった。後半は我々はより試合をコントロールし、チャンスをどれくらい行かせたかを別にすればトップ級の試合ができた。ブレーメンは後半2本シュートを打って二つのゴールを決めた。この効率のよさは我々にはなかったものだ。チャンスを決められないのならまったくミスなくプレーしなければならないが、残念ながらそういうわけに行かなかった。なので我々は勝ち点1で生きのびなければならないのだ」

2、3日たったけどやっぱりがっかりだよ。

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