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ヴェネツィア物語

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ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意、ヴェネツィアをめぐる物語。
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#お料理相談室

ヴェネツィア物語

これから長々と私のヴェネツィア物語をお話しします私たち夫婦は、縁あってヴェネツィアとそこに暮らす人々に出会いました。 これまで長い間通い続け、そのコミュニティーに身を置き、自然環境と シンクロした昔ながらの暮らしに触れてきました。 #都市型スローライフヴェネツィア的生活ヴェネツィア、とりわけヴェネツィアのマンマに出会って、確実に人生が 変わったと思っています。 生活の質、ほんとうの豊かさ、自分らしく生きるということーー。 多くの人にヴェネツィアで暮らす人々の生活を知ってもら

ヴェネツィア的料理教室

縁あってヴェネツィアとそこに住む人々に出会い、 その自然とシンクロして生きる暮らしに触れて、生活の質とは、 ほんとうの豊かさとは何かに気づかされました。 以来、東京住まいながら、小さなエネルギーで豊かに暮らす 都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。 実家への里帰りよろしくヴェネツィアに通うこと25年あまり。 とりわけヴェネツィアのマンマに出会って、確実に人生が 変わったと思っています。 私にとって何より大事なのは、マンマ・ロージィと過ごす時間、 そして世に

ひしこいわしのマリネ〜ヴェネツィア名物鰯料理

ヴェネツィアで最も魅力的な場所といえば、 それはメルカート、リアルトの市場。 今日はうまい魚を食べようという日には、 朝から魚市場へ買い出しに向かいます。 赤いテントのペスケリアは、食いしん坊のヴェネツィアっ子 で賑わい、ラグーナの活きのいい魚たちが並んでいます。 どれにしようか迷うのもまた市場の楽しみですが、 行きつけのマウリツィオの店先でピカピカの小鰯を見つけたら やっぱり買わずにはいられない。 大好物のひしこいわしのマリネを作りましょう。 #ヴェネツィア名物3つの鰯料

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小海老のニンニク風味〜ヴェネツィア名物チケッティ

ヴェネツィアの酒飲み文化に燦然と輝く金字塔、それはBacaro=バーカロ と呼ばれるヴェネツィア版居酒屋です。朝から晩までやっていて、 ちょいと軽くひっかける立ち飲みOmbra=オンブラ(ワインを一杯というヴェネツィア語)から、散歩の途中の小腹ふさぎ、アペリティーヴォはもちろん、ちょっとしたつまみに地酒、それにシメの腹ごしらえまで幅広く カバーする実に便利な店のこと。 #ワインの肴チケッティバーカロでは立飲み、立食いが基本。カウンターやガラスケースに大皿に 盛られた料理が並

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ただ「茹でた魚」がこんなにおいしい〜ヴェネツィアのキッチンから

この魚料理をはじめて食べたのは、 ヴェネツィアのマンマの長男アドリアーノの家でした。 しかもそれはお葬式の後の家族や親戚が集まる食事会。 茹でただけの魚なんて、と敬遠していましたが、 すすめられるままに食べてびっくり。 以来、我が家でも #魚料理の定番 になりました。 #常識をひっくり返すはじめての味その日の昼食の主役はbransin=スズキでした。 ニジマスくらいの大きさの小ぶりのスズキは、アドリアーノ自身が 今朝ラグーナで釣ってきたもの。 10匹以上もの魚を半分グリリエ

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