第40回『枕営業をするホストは三流! でも「この人は例外」という鬼枕ホストも…』

うぃす! 大阪男塾の塾長です。

今回は踏み込んで、ホストの枕営業事情について書くっす。

枕とは夜をともにすることで、まあ中には枕をどんどんやって稼ぐホストもいるんすよね。

枕をしまくるのを業界では「鬼枕」と呼んでるっす。

「鬼枕」は、一時的にばばばっと売上を立てることはできるんすけど、結局、枕メインのホストは長く活躍できないんすね。

理由はめっちゃシンプル。

枕をするってことは、結局ホストとしての価値を安売りすることなんすよ。

僕は自分を安売りしたくなかったので、そういった営業はやらなかったっすね。

枕に頼るってことは、ホストとしての他の能力が低いから、そこに依存せなあかんてことでもあるんすよ。

このnoteでも、自分の思想をかなり語ってるっすけど、僕はお客さんに思想を語ってどんどんファンを増やしていく特殊なスタイル。

枕否定派の僕っすけど、今回は例外があるって話をひとつ書くっすね。

ユウジさんという僕と同い年のホストがいたんすよ。ちょっとだけ先輩でしたけど、ほとんど同期みたいなもんでした。

ホストの世界は、やんちゃで個性が強いヤツほどファンがつくんすね。

好き嫌いがはっきり分かれる方が、ホストはいいんすね。

ユウジさんは、ほんまに良い人。「こんな根っからの善人で、ホスト務まるの!?」って、心配になるほど優しいんすね。

で「売上の方は?」っていうと、正直あんまりでした。

ユウジさんには本当にお世話になったんすけど、ある日、彼と銭湯に行ったんすよ。

そしたら、下半身が立派すぎて、口があんぐりっす。

脱衣所で彼の下半身を指さして「ちょっ、ユウジさん、それなんすか⁉ 犯罪っすよ」って言うてる自分がいました。

信じる信じないは別として、ユウジさんのアソコが湯船に浸かると半分のお湯があふれ出ましたもんね。

あんな立派なものを持っている人は、後にも先にもユウジさんだけ。

ほんまに「天から授りし奇跡のイチモツ」って感じっすよ。

今だから書けるんすけど、当時、僕の所属していたホストクラブでは「ドラゴンコンテスト」というのがあり、自身の立派さを競い合うというおげれつなコンテストだったんすけど、ユウジさんはそれを10連覇して堂々の殿堂入り。

コンテストを主催する先輩が
「ユウジ、お前がおると、誰も優勝できひんから、そのドラゴンはパンツの中にしまっておいてくれ」と嘆かれましたね。
出場を辞退してくれとお願いされるほどの圧倒的下半身でしたね。

かつてベストジーニストで草なぎ剛さんが殿堂入りしてましたが、ジャンルはちがえど、ほとんど同格だったのがユウジさんでした。

ホストとしてはいまいちだったユウジさんですけど、ある日を境にいきなり売れることに。

マダムのお客様が次々と来店し、ユウジさんはあっちゅう間にナンバー入り。

みんな「急に何があったんや⁉」と、ちょっとした騒ぎになったんすよ。

僕は仲の良かったホストと「第1回ユウジさんなんで急に売れ出したんか会議」を開催したんすけど、満場一致で「あの下半身のドラゴンを使ったんや」という結論が出ました。

完全に偏見なんすけどね(笑)

でもあの優しいユウジさんが、マダムへぐいぐい強気に出る様子を見てたんで「この予想はそんなに外れてへんやろな」と今でも思ってるっすけど。

ホストの売れ方は千差万別。今でも枕を推進してないっすけど、ユウジさんみたいなケースもあるんやなっていうのは勉強になりましたね。

まぁでも、枕はあくまで好きになるきっかけで、大事なのはその後どれだけ中身を知ってもらうかっす。

そこがユウジさんには備わってたからの話っすけどね。

というわけで、今回はホストの枕事情について書いてみたっす。

最後まで読んでもらって、あざしたぁ!!

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