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第10回『中1で卓球部の副キャプテンに任命される』

うぃす!

大阪男塾の塾長です。

そろそろ10代の長崎時代の振り返りが終わりそうですが、今回は時間を巻き戻して中学時代の部活について書くっすね。

僕は今でも、週に何回かフットサルをしてるサッカー好きなんです。

なので中学は「絶対サッカー部に入る」と決めてたんすけど、いざ入学してからわかったんすよ。「うちの中学、サッカー部ないやん」って。

切り替えるのはめっちゃ早いんで、「ほな別の部に入るか」と選んだのが卓球部っす。

ちなみに当時は、古谷実先生の『行け!稲中卓球部』が大人気。

部員は、全学年合わせて30名ほど。

3年生が抜けたタイミングで、ちょうどコーチも来なくなったんすが、中1の9月、僕は副キャプテンを任されることに

コーチが来ない理由はヘルニアとか言っていたんすけど、あれ多分、違うっすね。

僕らのことが好きじゃなかったんすよ。

まあ稲中みたいなノリで楽しみすぎて、僕のあだ名が「前野(※稲中の主要キャラ)」になるくらいなんで、素行はあまりよくなかったんす。

副キャプになった僕は、1年でありながら練習メニューを組むことに。

「卓球の正解」がなんもわかってなかったんで、本を読み漁って独学でメニューを考案。

サーブやスマッシュの反復や、卓球に必要な筋肉を鍛える筋トレなど基礎練習を盛り込みました。

昔から人を束ねるのが得意だったので、ありがたいことにみんな僕についてきてくれました。

メニューを組み始めてから、高校生相手の出稽古で勝利するなど、だんだん結果が出始めたんす。

練習を頑張ることでの最大の報酬って、「自分が強くなった」「上達した」って実感できることなんすね。

結果が出ると自然に「さらに強くなりたい!」ってなるもんす。「もっと練習に打ち込もう」というプラスのサイクルが発生

原因と結果をこまめに確認するのは大事っす。

成果が出たことはそのまま残して、上手くいかないことは、改善方法を見つける。

「どうすれば今より良くなるか?」を熟考し、色々な角度から仮説や推論を立てて、行動に移しながら最適解を探し出す。

このやり方は、今でも仕事でやってるっすね。

あと、僕が意識したことは真面目と楽しいのメリハリ

生真面目にやりすぎると、何でも息が詰まるっす。

もちろん、僕自身がふざけるのが好きだというのもあったんすけど、日常にエンタメを取り入れ笑い合うことで「仲間と一緒にいると楽しい」って感情がプラスされるんすね。

だから僕は、率先してふざけました。

『稲中』みたいに、しゃもじで卓球したりとか、あとはラケットを使わずヘディングオンリーの卓球をしたことも。

でも、ふざけすぎて、一度大変な目に遭遇したことがあったんすよ。

ある日、長崎に台風が直撃したことがあったんす。

僕らはアホだったんで「台風であふれた川を見に行こう!」ってなったんすね。

よく行ってた川は、流れが強くなり過ぎないよう階段のように段が作られていたんすね。
「堰」や「床止め」「床固め」って呼ばれるやつっす。
その日は「これでもか!」って濁流が流れてたんで、水かさが増えて段が見えなくなっていたんです。

この光景にテンションがだだ上がりした僕は「川の真ん中まで行ってみよう!」と友達を誘い、川にざぶざぶ入っていきました。

友達は、すぐ流れに足をとられスッテン転び、川の中にあった岩に、がしってしがみついてたっすね。

ほどなくして僕も立ってられなくなって、同じく岩にしがみつきながら、必死に流されるのをこらえてました。

友達の方は、自力で岸辺にたどり着いたんすけど、その直後、僕にピンチが!

川の流れが強すぎて、履いていた短パンが流されたんすね。

パンツ一丁になった僕は「このまま助かっても、下半身すっぽんぽんは恥ずかしいやん」って、そんなことを考えてたんすよ。

この頃は、ウブだったんすよ。

「丸出しは阻止せんと!」と岩から手を放し、パンツを掴もうとした瞬間、どうなったと思います?

流されました。

あっという間に川下で、桃太郎の気持ちがわかったっすね。

猛烈な勢いの川に流されながらも
「台風の川で泳ぐとき、ベストな泳ぎ方って何やろ?」って、疑問が浮かびました。

やってみてわかったんすけど、クロールと平泳ぎはNG

ストロークが長いと、水の勢いに腕が持っていかれるんで、めっちゃ泳ぎづらいんす。

僕が導き出した最適解は、犬かき

溺れそうになりながらも、命がけの犬かきをかきかきしながら、なんとか岸辺にたどり着きました。

このことは後々、なんの騒ぎか?とギャラリーが集まってきたこともあって結構な話題に。
「中学生、台風の川へドボン! 決死の犬かきで見事生還!」って、地元の新聞の記事に取り上げられたんす。

で何が何でも守りたかったパンツなんすけど、泳いでる最中流されて、結局、パンツを阻止できなかったんすね。

それなら岩から手を離さなかった方がよかったんすが、溺れかけたことで犬かきの万能性を知れたのは、良かったっす。

卓球部に話を戻すと、そのあと、僕は大会でまずまずの結果を残せたっす。

早々に「こいつらはダメだ」と見切りをつけた薄情なコーチですが、僕らが2年に進級し有望な1年が入ってきた途端、「よう!」って毎日、顔を出すようになったんすよ。

現金なぷっぷちゃんすね。

中学を卒業してから、卓球部の連中と顔を合わせる機会が何度かあったっすけど、みんな「卓球部時代が一番楽しかった」って口をそろえるっすね。

それくらい、心から笑えることが多かったんす。

今たくさんの仕事をやらせてもらってますが、真剣に打ち込むだけじゃなく「しっかり楽しむ」というのをいつも意識してるっす。

楽しくないと、何でも続かないっすからね。

孔子も
「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。」
という言葉を残しているっすから、楽しむ姿勢が大事なのは間違いないっす!

最後まで読んでもらって、あざしたぁ!!

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