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第3回『小4で宇宙へ行ってみた』

こんにちは。大阪男塾の塾長です。

今回は、小学校時代の思い出を振り返るっす。

小学生だった僕には、あるこだわりがありました。それは6年間、一日も休まずに登校すること。

小1から小3までは、毎日休まずに通い続けて順調に折り返します。この時点で目標は半分達成。

残すは小4~小6までの3年間。

しかし小4で予期せぬ事態が…。

なんとインフルエンザにかかって、初めて休むことに。

ポジティブな僕ですが、このとき珍しく落ち込みました。

でも学校を休んで家の布団で考えたことが、その後の僕の人生観を大きく変えることに!

インフルで寝込み、「うんうん…」熱でうなされながらも僕はなぜか必死で「生きること」「人の存在」など、哲学的なことを考えてました。

そして「皆勤賞が途切れて悔しい自分を納得させるために、色んなものの見方を考えてみよう」と思い立ったのです。

色々考えた上で1番しっくりきたのが「布団で寝て落ち込んでいる自分を別の視点で見てみよう」です。

「俯瞰で見る」って言葉がありますよね?

辞書で調べると「高い場所から下を見ること」「物事を広い視野で見ること」って書いてあるんすけど、いい機会なんで「視座を極限まで高めて、自分という存在をどこまで見下ろせるか?」という脳内実験をやってみたんです。

今、振り返ると「ヤバい小4だな…」と、自分でも思いますね。

俯瞰とよく似た言葉で「鳥瞰」という言葉があるんすが、これは俯瞰よりもさらに高く、飛んでる鳥が空から地上を見おろしているときの視点なんです。

飛んでる鳥から見れば人間なんかちっぽけなもので、我々の悩みなんて「何で悩んどんねん?」って感じ。「人の悩みなんて、飛んでる鳥からすれば取るに足らないもの」だと思いました。

ムスカの名言「見ろ、人がゴミのようだ!」も、鳥たちにとっては日常会話かもしれません。

僕はどこまでも貪欲な男っすから、鳥の視点くらいでは満足しません。

「もっと視座を高めよう!」となり、気づけば宇宙に進出!

あの前澤社長より先に地球を出てたんですよね。

あっ、もちろん実際は家の布団の上です。

宇宙から地球を見た場合、人の姿なんてまず認識できないですよね?

人が悩むのって、たいがい主観的になりすぎてるときなんです。

誰かが「客観的になると楽観的になれる」って言ってましたが、まさにその通りで、自分をロングショットで眺められるようになると、いい意味で全てのことがどうでも良くなって、気持ちが軽くなるんです。

その後は、色んなことに高い熱量で打ち込んできたんすが、宇宙レベルの客観視で、僕が持っていた執着は一気に消え失せました

小4のガキの皆勤賞が途絶えたことなんて、宇宙人から見たら「知ったことか!」ってとこっすよね。

鳥の視点が鳥瞰なら、宇宙からの視点は「宇宙瞰」っすかね。

この小4時の脳内地球脱出体験が、実はめっちゃ大きいんです。

その後の僕は、多くの逆境を経験するんですが、その度に「どんな悩みでも、宇宙から見たらちっぽけなもの、だからいちいち気にする必要はない」と思えるようになれたんすよね。

皆勤賞が途絶えたことは残念でしたが、そのときに「宇宙瞰」を会得できたことは、間違いなく僕の大きな武器になってるっすね。


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