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今月の『脳内再生曲』ベスト3(24年1月)

寒いですね~。

そんな時は、音楽でもご一緒にいかがでしょうか?

この年まで音楽ファンをやっていますと、私の『脳内ジュークボックス』にも随分と曲がたまってきまして、不意に再生されたりします。

最近は若く才能溢れるアーティストが続々登場して、ボックスも新曲で賑わって楽しくなってきました。

とはいえ、これだけ寒い中で仕事をしていますとちょっと心に「センチメンタル補正」がかかりまして、冬は新曲よりも懐メロの再生頻度が上がります。

そんな訳で、今回は直近の1月に私の脳内で自動再生された曲の『ベスト3』を皆さんと共有できたらと思います。

どうぞ!

1、『ハイブリッドレインボウ』(the pillows)

まずは、大好きで通年脳内を駆けめぐっている曲から。

「ぶっきらぼうなお兄さん」的存在として、私の暗黒時代を支えてくれたthe pillows。

35年、ずっ~といい曲しか作らない「凄腕ポップ職人バンド」です。

彼らの名曲は数え切れないほどありますが、その中でも思い入れの強い『ハイブリッドレインボウ』が今月のヘビーローテーションでした。

この曲を初めて聴いた時、曲のクオリティの高さと深い温かみに圧倒されて、心が震えて震えて涙が止まりませんでした。

「何者になれない」と悩みの真っ只中にいた当時の私に価値や意味を与えてもらった気がして、とても救われたのを今でもはっきり覚えています。

あれからもう27年も経つんですねえ。

それだけの時が流れても、当時の感動がまったく錆び付くことはなくて、むしろより深く私の心に浸透してきているように感じます。

昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日を待ってる(1番の最後)
(中略)
昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日を持ってる(曲の最後)

『ハイブリッドレインボウ』

49歳の今、改めて「明日を待ち、明日を持ってる」すべての人々にこの歌のメッセージが届くといいなと思います。

是非、聴いてみてください。

2、『Am I Wry? No』(Mew)

寒いと、私のジュークボックスは寒い国の曲をチョイスすることが多くなるようです。

今月のベストヒットは、北欧・デンマークのロックバンドMewの『Am I Wry? No』でした。

なぜかビッグヒットがないので、そこまで有名ではありませんが、凄くいいバンドです。

特にこの曲の前奏は秀逸。

ギターを追いかけるように畳み掛けるドラムがめちゃめちゃ格好よく、独特の曲展開も相まって、何度聴いても飽きません。

皆さんも是非、Mewの奏でる幻想の世界を楽しんでみてください。

3、『シャロン』(ROSSO)

どうしても流れてきちゃいますよね。

去年の音楽の神様は随分と意地悪で、僕とそんなに年の変わらない素敵なミュージシャンをいっぱい天国に連れていってしまいました。

チバユウスケさん。

風貌・佇まい・歌声。どれをとっても、ロックミュージシャンとして限りなく100点満点に近い、稀有な人でした。

格好よかった~。

昨年、彼の訃報を耳にした時に最初に頭の中を流れたのがこの曲でした。

ミッシェルの『世界の終わり』を聴いた時はぶっ飛んだし、バースデーの『涙がこぼれそう』も心に染みる大名曲です。

でもやっぱり、チバさんの曲で1番好きなのはこの『シャロン』なんですよね。

サンタクロースが死んだ朝に

『シャロン』(冒頭)

冒頭の歌詞がかなりパンチが強くてそこにイメージが引っ張られてしまいがちですが、激しいけどどこまでもポップで、とてつもなく美しい曲です。

聴けば聴くほど「チバさんはメロディメーカーとしても本当に優秀なんだなあ」と、つくづく感じます。

聴き進めていけば、サビの歌詞はかなり可愛らしいですしね。

冬の星に生まれたら
シャロンみたいになれたかな
時々 思うよ 時々
ねぇ シャロン月から脱け出す
透明な温度だけ
欲しいよ それだけ それだけ
シャロン

『シャロン』サビ

音楽というギフトをたくさん私達に残してくれたそんなチバさん自身が、もしかしたらサンタクロースだったのかもしれませんね。


以上、3曲。いかがだったでしょうか?

これからも「~~3選」のような、音楽の記事を定期的に書ければと思っています。

では。


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