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自己愛性パーソナリティ障害の嫉妬

自己愛を拗らせたナルシストの特徴の1つとして、非常に嫉妬深いというのが挙げられます。
自分が特別な存在で優れていると思っているのなら、嫉妬をする必要はないのではないかと思うかもしれませんが、彼らは自分に自信がありません。
常にビクビクしています。
ここぞというときは大体何かに頼ります。
気合いを入れる時は浴びるほど酒を飲んだりします。
彼らは、“脆いもの“ということを忘れてはいけません。

なぜ、ナルシストはあんなに嫉妬深いのでしょうか?
彼らは、自分の理想の姿が本当の自分ではないということに、無意識だったとしても、気づいています。
気づいているからこそ、自分が理想の自分でなければならないという強迫観念があるのです。
才能があったり、人に好かれていたり、成功している人は嫉妬の対象になってしまいます。
そういったステータスや能力は、彼らが喉から手が出るほど欲しているものだからです。

ですが、ナルシストの性質から、そういったものを人から好かれて慕われるという現象を手に入れることは困難でしょう。

また、たとえ自分がそういったものを手にしていたとしても、自分以外の誰かが同じものを持っていることは、耐え難いことなのです。

私の知っているナルシストは、気に入った人は全部自分のお気に入りになり、他の人と話すことすら禁じます。
ましてや、敵(勝手設定)が仲間と仲良く話すなんてとんでもない事であり、絶対に許しません。気狂いです。

しかし、彼らは自分が嫉妬をしているということは認めませんし、その現実から目を逸らします。
嫉妬をするという事は、自分が負けていると認めることになってしまうからです。

その為、嫉妬の対象について、悪口を言ったり、足を引っ張ったり、裏から手を回して陥れようとするような行動には出ます。

行動がエスカレートすると、周囲に気付かれ、誰からも相手にされなくなったりするのですが、それすらも嫉妬の対象が悪いということになっています。

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