見出し画像

意識高い系ナルシスト

「類は友を呼ぶ」
気の合う人たちや、趣味や好みが似ている人たちは、自然に集まってくる、という意味です。
良い仲間が自然と集まってくる場合にも使われますし、似たような悪い仲間がなんとなく集まってきてしまう場合にも使われます。

今朝見たのはまさにそんな感じの引用ツリー。

粘着されてると喚くナルシストに対してリプライで反論。
ナルシストの取巻きであるフライングモンキーの援護射撃。
晒すのが目的のこのバトルは飽きるまで繰り広げられます。

自己愛の強い意識高い系の同士の喧嘩は面白いですが、巻き込まれたら最後です。
実際、健常な人から見ればうんざりな内容だからです。

《意識高い系の特徴》
過剰な自己演出、つまり自分を良く見せるためのアピールが多い。
経歴自慢、自分語り、人脈自慢など、自分の素晴らしさ承認してもらうための言動がしつこい。
ナチュラルに上から目線な言動をとる、他人に対して失礼な態度が目立つ。
自意識とプライドのみが突出して高い。
実績が伴なっていない点に対する批判や指摘にめっぽう弱い。
また、批判の言葉に対して「嫉妬しているだけ」と反応し、聞く耳を持とうとしない。

妙に他人をイラッとさせることが得意な意識高い系の人たちの言動は、心理学の「自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)」と、深い関連があるように感じます。
粘着されてると思っている本人はご自分を“掃き溜めに鶴“のように思っていますが、所詮“同じ穴の狢“です。

「自分ではなく相手が嫉妬している」と口にして、嫉妬心を他人が持っているものだと主張することがあります。
これは防衛機制の投影と呼ばれる現象で、自分が持っている(主に受け入れがたい)感情を他人が持っていると考えることで、ストレスや苦痛から逃れようとする心の仕組みを指します。

意識高い系同士は喧嘩を晒すことで自己陶酔エネルギーを満たし、自尊心を保っていると言えるでしょう。

ナチュラルに人を見下す。他人に対する失礼な言動の数々。

そんな問題行動に対するまっとうな指摘や批判の声を「自分に嫉妬しているだけ」とか「すぐに足を引っ張ろうとするのが日本人の悪い癖だ」など、話をすり替えて謝罪も反省も改善もせず、堂々と開き直る様は、まさに尊大で傲慢な態度そのものでしょう。

しかし、問題なのはそういった尊大で傲慢な態度を評価してしまう、同じく意識高い系の人たちの存在だと感じます。

「過剰な賞賛を求める」のところでも触れたように、意識高い系の人たちはお互いにお互いを称賛する傾向があります。

もちろん、称賛しても良いことなら止めませんが、褒めるべきではないことまで称賛し、自分の未熟さや世間とのズレ具合を自覚できないまま、勘違いと自己愛を強めていくことは、お世辞にも褒められたものではないと感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?