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似たもの言葉

「ゴリにあって、ゴリゴリにない」

「バリバリにあって、バリにない」

 これ、なーんだ?分かったらものすごくすごいのですが、答えは、アラフィーおばさんである私の脳内に潜在する語彙でした。

 ゴリゴリに何とかってよく聞くんだけど、使った事がない。使い所を心得ていないのです。筋肉ムキムキって事?ゴルフボール的なもので凝ってる腰とかをゴリゴリする事?くらいしか思いつかない。ちなみにゴリは、お笑い芸人さんとか、ゴリラっぽい風貌の先生のあだ名とかね。

 バリっていつ使うんだろう。バリ何とかって。そう、バリは形容詞っぽいのです。
 先日、朝の情報番組で女子アナが、韓国から来てるボーイズグループ(すでに韓国ボーイズグループ多すぎて覚える範疇を超えている)に、覚えて帰って欲しい日本語を教えるコーナーで「替え玉、バリカタで!」と教えていた。わー、バリだ。アナウンサーが外国人に教えている。日本人の私もまだ使ったことのない単語を!いや、若者はよく使うのだろう。麺を硬めで茹でてって事なのだろうか。使ってみたい。あ、もちろんバリバリは「現役バリバリ」と使います。はい、こっちはきっと死語です。

 このように似ていても、意味の全く違う言葉、たくさんありますね。覚えきれませんね。あっという間に、新しい言葉が出来ますね。

 それから最近困っているのが、濁点です。濁点がつくのかつかないのか、どこにつくのかそれすらうる覚えである事が徐々に発覚しました。

 ザバス?サバス?数年前にはよくザバスと声に出していた気もするんだけど、よくよく商品名を見るとSで始まっているように見える。ならサバス?サバスで発音すると何か違う気がする。自信なくなってきた。そもそも、カタカナ表記の文字が小さい。濁点の部分が特に。あー、拡大したい。そんな時うっかりやってしまうのが、スマホ画面を拡げるように人差し指と親指でビヨーンと伸ばすやつ。小さい文字を見つけると、人差し指と親指で拡大したい。

 それと私の濁点問題であやふやなのが、芸人ZAZYと健康飲料サジー。決してサジーの回し者ではありませんが、飲み続けて2年(結構飲んでる)サジーのお陰か元気なんです。ありがとう、サジー。
 私の中ではサジーが先なんだけども、毎日飲むのに、サジーサジーと声に出すわけではない。その後にピン芸人ザジーが現れた。ライブも行った。健康飲料とピン芸人。もう私の脳内ではどっちがザジーだっけ?サジーだっけ?状態なのである。半分濁点みたいな、曖昧な発音でやり過ごす。

 そもそもが、テキトー人間である。小さなことは気にしない。小さくて見えない濁点なんて、全くもって気にしていられない。

 いや、昔は、ら抜き言葉が気になった事もあったけど、言葉は変わってゆく。新しい言葉もどんどん生み出されていく。ただね、そのスピードが早くて使いこなすのが限界なんですね。何この言葉?と思って検索すると、すでに古かったりして。

 そんなんで、どんどん若者言葉を目にして驚きの日々ですが、ZAZYのライブに行って「サジー!」と叫ばないように気をつけようと思います。

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