見出し画像

人間はパズルだと思う。

人間って個体としては一つに見えるけれど、本当はパズルみたいに小さなかけらが集まってできているんだと思う。

例えば、仕事をあまりしないで職場の人に注意を受けるような人がいたとする。でもその人は一方では、家族を大切にしていて残業をなるべくしないで早く家に帰って子供の世話を率先してやる優しい人なのかもしれない。
それに、いつも上から目線のあの子。話しているとムカつくとつい思ってしまう。けれど困った時に率先して助けてくれる一面もあったりする。

こんな風に、人間って単に“良い人“、“悪い人“の二つに分けられるもんじゃないんだということを私は最近知った。

元々、物事を白黒つけたがる私。
何か嫌なことをされたら「ああ、あの人は悪い人だ」。逆にちょっとでも優しくされると「あの人は良い人だ」。

でも休職して気づいた。
元々私には苦手な同僚がいた。その子は嫌な仕事は他人に押し付けて、お礼と挨拶ができない子だった。私はその子の何もかもが嫌になって、周りに愚痴を言っていた。
だが、休職中に一番私の心を安心させてくれた同僚は彼女だった。
押し付けがましい言葉はなく深入りもしない言葉使いで私を労るメッセージをくれたり。でも決してその行動が特別なようなことではなくただなんとなくそうしているような感じがしてすごく安心した覚えがある。

その時に、「ああ私はなんて馬鹿な考え方をしていたんだ」と激しく後悔と反省をした。私がみていたのはあの子のたった1つか2つのピース(面)で他のピースは何も剃らないままあの子を勝手にジャッジしていたんだと。そしてあんなに悪口を言っていたあの子の方が私なんかより随分と大人じゃないかとわかった。

いろんな要素が集まって人間はできている。そう思うと、普段イライラする相手にも今自分が見ているのはこの人の一部なだけで、本当は優しいところもあるんだろうなと一呼吸置けるようになる。

そして人間関係をなるべく安定させるのに重要なことは“距離感“だと私は思っている。
嫌だなと思う要素がある相手とは心と物理的よりを置いてみるようにしてみる。
そうして見ると、「この距離ならこの子のことイライラしないな」とわかってくる。
人それぞれ相手に合わせた距離感を見つければ大抵の人とはなんとなくでも付き合っていけそうな気がするなと思う。

誤字脱字あると思います、すみません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?