お客様の声から生まれたまさかの新商品

今日は
超ロングラン商品の
「きのこの山」についてお話します。


最後までお読みいただけると
嬉しいです。

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お客様の声から生まれたまさかの新商品
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昨日1975年の発売の
超定番にして
超ロングランチョコレート菓子
きのこの山に新たな伝説が爆誕しました。


なんと発売元の明治製菓、
きのこの山のチョコレートがない、
軸のクラッカー部分のみの新商品を
夏の期間限定品として発表したのです!


その名も
「チョコぬいじゃった! きのこの山」


明治製菓によると
「チョコレート菓子の需要が
下火になる夏でもきのこの山を
楽しんでもらいたい」のだとか。。。


チョコレート部分なかったら
それはもはや
「きのこの山」ではないんじゃ....w


なお、きのこの山の永遠のライバル、
たけのこの里の
チョコなしバージョンのリリースは
今のところないとのこと。


ちなみに
気になるお値段は
ノーマルきのこの山と同価格。
税込み232円(参考)
軸部分のクラッカーのみ60本入り。


詳しくはこちら。
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2023/0718_01/index.html



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きのこの山、
箱の絵の中では、
本来あるべき傘の部分が
ご丁寧に点線描きされていました。

傘の部分がないと
絵面がものすごくシュールですw。


しかも、軸の部分自らが
「アレ?チョコがない」
「チョコどこ??」
と突っ込んでいるのです。


・・・色々な意味を込めて
心に残りすぎるパッケージです。


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商品の大前提を崩した新商品を
まさかの堂々発売。。。


明治製菓、
アソビ心というか、
アグレッシブ過ぎる。。。


・・・そう思いました。
ですが、実はそうではないのです!


2015年にすでに一度
「きのこの山 セパレーテッド」を
発売しているのです。


箱のパッケージには堂々と
「チョコとクラッカー
 分けて食べる人専用!」の文字が。

ただし、このときは
40周年にちなんで40個の限定生産でした。

参考
https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/631/2631993/


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今回の衝撃きのこの山
夏バージョン爆誕の背景には、
遊び心だけではなく、
やはりちゃんと根拠がありました。


ググったところ、
きのこの山の愛好家には
少なからず分けて食べる派がいるのです。

40周年限定品発売も
当然それを踏まえてのこと。



やはり明治製菓、
そのあたりのことは
ちゃんとリサーチされてました。


・・・当たり前ですが。。。w


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面白かったのが
主要メディアのネットでの取り上げ方です。
○朝日新聞
 きのこの山が夏対策、
 初のチョコ抜き 
 好敵手「たけのこ」は予定なし
https://www.asahi.com/articles/ASR7L5JQ5R7LULFA019.html


○産経新聞
 「きのこの山」が暑さ対策 
 「チョコぬいじゃった!」25日発売 
https://www.sankei.com/article/20230718-OVRDTNNOQRCQDMAZNTYF27KFSE/


○日本経済新聞
「明治、チョコなし「きのこの山」
 夏限定で本数は2倍
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC189U80Y3A710C2000000/


ちなみにねとらぼは
「きのこの山」の
 “チョコ無し版”だと……?
 夏限定
「チョコぬいじゃった!きのこの山」発売


各社のヘッドラインに
性格が出ていて面白いです。


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個人的には
朝日新聞が一番でした。

「きのこの山」といえば
「たけのこの里」をセットで
大多数の人が無意識に考えるからです。

そこをちゃんと
ヘッドラインに取り入れている。


また、
「本数」に着目した日経新聞の報道も
切り口が面白かったです。

消費者次に気になるのが
「商品としてチョコ部分がなかったら
 どう売るの???」
ずばり「本数」だからです。


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本文を読ませて教えるパターンと
いきなりヘッドラインから
ネタばらししてくるパターン、


通常なら最後まで読ませるために
本文記載が正解です。

ですが、
検索エンジンで調べた場合は
どうでしょうか?


すぐに気になる情報を摂取できる
朝日新聞パターンが優勢だと思います。

多分朝日の本文を読んで
残りのメディアは読まないと思います。


では、Twitterのタイムラインでは?

心の声の代弁がキャッチー過ぎる
ねとらぼに軍配が上がるでしょう。


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今回のきのこの山から学べるのは、


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一つの商品を
「当たり前の思い込み」を捨てて
切り離して別の商品を構築してみる。

「ニーズがない」ではなく、
思い込みでその存在に
気付いてないだけかもしれない。
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このことは
ビジネスではとても大切な発想ですよね。


そして、
各社メディアの取り上げ方から
学べるのが、

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「どれが一番心に刺さるか?」
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こちらはTwitterの第一文目、
メルマガ・ブログのタイトルを
考える上での大切さを改めて気付かせてくれます。



何か商業的な動きがあるときは、
その背後にある物、
報道の取り上げ方を考えると色々見えてきます。


HSS型HSPの
ワクワクが止まりません。。。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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