錦織圭、ATP250 アトランタ

チャレンジャー3大会を経てついにATPツアーに復帰となった錦織圭。
過去に優勝した事のあるアトランタの大会にPR(プロテクトランキング)を使っての出場となりました。

1回戦はトンプソン🇦🇺に7-6.7-6で勝利。
トンプソンにはウィンブルドンでの苦い敗戦があります。
ビッグサービスにやや苦しみましたが、ここぞというところでギアを上げてのストレート勝ちでした。

2回戦はシャン🇨🇳に6-4.7-6で勝利。
シャンは1回戦で期待の若手シェルトン🇺🇸に勝った若干18歳。
IMGアカデミーを拠点としているのでおそらく普段から練習をしているでしょう。
コーチはダンテ・ボッティーニなのです。
相手選手の陣営に過去の自分のコーチがいるというのも…
いろいろと知っている事も多いので対策をしっかりと練っていたと思います。
見事な勝利でした。

そして準々決勝の対フリッツ🇺🇸
今大会第1シード、現在9位の選手です。
対戦成績は錦織圭から3勝0敗。
思い出されるのは2016年メンフィスでの決勝です。
この時はフリッツは18歳。
まだまだ荒削りで錦織はこの若手をで簡単に勝ちました。
あとの2勝はクレーコート。
今のフリッツのランキングを考えるとこの対戦成績はあまり参考にならないですね。

日本時間の朝4時から始まったこの試合。
スタート時は起きれず途中からタブレットで観戦しました。

この試合、とにかく展開が早い。
錦織圭としてはラリーをして自分のペースに持ち込みたいところ。
しかしフリッツがそれをさせてくれません。
隙あらばフォアハンドの強打を決めてきます。

ん、少し錦織圭の動きが硬い?
左膝の影響なのか?
(テーピングを貼っていました)
特に錦織圭の持ち味である左右に振られた時の切り返しの時のバランスが悪いのです。
それにも増してフリッツの調子が良かったのか、気持ちよくフォアハンドでバコバコ打たれてエースを量産されます。

時折見せるサービス&ボレーもタイミングを読まれたのかうまくリターンでかわされます。

4-6.2-6

スコア的には完敗でした。

ATPツアー復帰第1戦で2試合勝ち抜いてトップシード選手と対戦。
負けはしましたが、復帰戦としては上出来だと思います。

今大会で気付いたこと、今後に向けての事を羅列したいと思います。

①まずはたくさん試合をする事 

2年のブランクを埋めるのは試合をするしかないのです。
試合をたくさんするには勝ち上がる事が必須。
今大会のようにトップ10の選手と戦う機会を増やすべきです。

②サービスの精度をあげる

これは今更ながらの事ではないですね。
元々サービスエースを量産するタイプではないのでそれは望みません。
スピードが出ていないと言う人もいますが、試合中に相手はスピードをいちいち気にしません。
コースと球種をうまく混ぜる事です。
特に今後使うべきはスライスサービス。
デュースサイドのワイドと共にアドサイトのセンターのスライスサービスをもっともっと多用するべきだと思います。

③サービス&ダッシュ

ミルニー効果と言えるのがサービスエースダッシュをたくさん使う事。
これを相手に読まれないような、絶妙なタイミングで使うべきです。

グランドスラムは5セットマッチ。
またお得意の長い長い試合になる事が当然予想されます。
錦織圭ファンの人達は錦織圭の試合を見れるだけでも幸せ。
その試合をワクワクドキドキしながら、長い長い試合を見るのがたまらないのです。

やや左膝が心配ですが、USオープンまでの2大会でまた素晴らしい試合を見せて欲しいです。

この緑色のウェア、評判いいですね!


こんな笑顔をまた見せてください!

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