『真剣そのもの』!

週に2・3度通院している『歯科医』への道の横断歩道で『簡易』な『手押し車』を押して『横断』する高齢の女性と先日すれ違った。
見知らぬ方だったがその方は手押し車を押しながらまっすぐ前方を見て懸命な眼差しで歩いていた。
『脇目』も降らずただひたすらその『横断歩道』を渡り切ることに専念している様子でまさに『真剣』そのものの眼差しであった。
『青信号』で普通の速度で渡ればいいのだがその方は『転んではなるまい』
青信号の間に『渡り切らなければなるまい』とばかりに誠に『必死』な表情で一歩一歩歩いていた。
その日私は『Tシャツ』姿であったが比喩的に言えば『襟を正す』思いであった。
高齢者はたとえ通い慣れた『横断歩道』を渡り切るだけでもこれだけ『真剣』に『しっかり』と歩かねばならないのだ。
私は常日頃から『道路横断』の際には『指先確認』と『手をかざし』ながら渡るようにしている。停車してくれている自動車の『運転手さん』への『合図』でもあるからだ。
『転ばぬ先の杖』かも知れない。

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