我が家の愛犬マルチーズ『ピコレ』が死んで２９年。
東京勤務になったその翌年が確か『戌年』。
『戌年』に因んで『犬』が主役の特別番組をお正月に放送した。私はその番組の『司会』役。
それが縁で我が家でも『犬』を飼うことになった。
それがかみさんと娘の希望で『マルチーズ』。名前は『ピコレ』。フランス語で『啄む』という意味だ。かみさんが名付けたか娘が名付けたか。その後１２年以上一緒に暮らしてくれたがその年の八月二十六日出張から帰った私の腕の中で『死んだ』。
帰りを待っていてくれたのかもしれない。
以後毎日毎朝『遺影』に水を備えているのでまだピコレは我が家に存在している感じだ。
その年の十二月、上の孫が生まれた。だから『戌年』だ。
かつて『マガジンハウス』社から『ピコレがくれた宝物』という『本』を出した。
かみさんは『犬好き』でたいていの犬を可愛いと思うらしいが私は『ピコレ』以外には関心なし。
今朝も一番に水を変えたところだ。毎日少しは『減って』いる。