読書記録『朝びらき丸東の海へ』C. S. ルイス 翻訳 瀬田貞二 岩波書店

おはようございます!
いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)

ネタバレ的ですが、ストーリーを詳細に追うわけではありません

個人の感想や連想のメモです

この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります




『ライオンと魔女』にて活躍したペベンシー4兄弟のうちの2人、エドマンドとルーシーのいとこ
ユースチスが主人公の物語です


ユースチスの両親は非常に
いまどき風で合理的で
作者としては
あたまでっかちだと
いいたいのかもいれませんね

ようは
情緒とか風情がない感じ


家に
絵をかざったりするような
心の余裕もなく


なのに

ユースチスの
部屋の壁には

ふるめかしい
不思議なデザインの船の絵が
かけられている



たしか
ユースチスのお母さんが
断り切れない人から
いただいた絵だとかで
処分もできなかったということです?


日本語訳でしか
拝読していませんから

原文が
どういうニュアンスなのかは
わかりませんが


このくだりを
拝読して

あれ、
西洋人も

いがいと

しがらみに
縛られる面があるのね?

とも
思いました<(_ _)>(*^-^*)



その絵が
ナルニア国ワールドへの入り口になって


エドマンド、ルーシー、ユースチスは

その世界に飲み込まれていきます!?




どうやら
ナルニア王国の船らしく

騎士団長の
リーピチープという存在が出てきます


いちおう
ねずみさんということです

ただし大きいです

身長60センチぐらいでしたっけ?
(はるか何十年か昔に拝読した記憶で書いておりますので、記憶違いもあるかもしれません…(-_-;))


リーピチープの
思い出の歌

リーピチープの幼い日に
御母堂か乳母が歌ってくれた子守唄に

「ひんがしの
いやはてのくに」

という
フレーズがあったとのこと


「ゆめ
うたがうな
リーピチープ」

というくだりも
ありましたか?



リーピチープは
その子守唄がなつかしく
いつもチューチュー歌っているそうです<(_ _)>(*^-^*)


ひんがしの

いやはてのくに


極東

って言葉が
浮かんでしまいます


瀬田貞二先生の
翻訳の仕方が
文語的というか

やまとことばてき

というか

古めかしいといいますか

それがまた
神秘的
ファンタジー的な
イマジネーションを刺激される感じです<(_ _)>(*^-^*)


リーピチープ騎士団長は
ナルニア国シリーズの
いろいろなところに出てきますので

何巻目のエピソードでしたか
ごっちゃになって
間違えているかもしれません?…(-_-;)


なんで
ナルニア国の
ねずみさんは
大きくて
直立歩行で
言葉が話せるようになったかというと

そのエピソードは
1巻の『ライオンと魔女』

ナルニア国の救世主?
アスランというライオンが

白い魔女の計略にかかり
縛り上げられ
処刑された
その晩

ねずみたちが
その縄を
かじって
ほどこうとした


という
エピソードが
あったかもしれません


その
おもいやりにより

からだが大きく
ことばを話し
直立歩行する
ねずみの一族に
バージョンアップした?

でしたか?

記憶違いでしたら

すみません…(-_-;)



あとは

なにかのたたかい

これも
1巻の『ライオンと魔女』だったかもしれません

瀕死の重傷を負った
リーピチープを
ルーシーが魔法の薬で
治療するのですが

戦闘で
失ったしっぽは再生せず

その様子を見た
騎士団第2位の地位
ピーピーチーク以下
ねずみ騎士団の全員が

自分たちの
しっぽも
切り落とそうと
剣を構えるというシーン


ここも
なんだか
ぐっときますね


ピーピーチークの台詞も
時代劇的で

なにわぶしといいますか
人情味といいますか

なかせますね

一の騎士がしっぽをうしなったというのに
われらおめおめと
しっぽをのこしてはいられない

とか

あー
もっと
カッコイイ言い回しだったと思います<(_ _)>(*^-^*)


脱線がリーピチープに寄ってしまいました…(-_-;)

本筋はやや性格に難ありのユースチスが
冒険の旅を通じて
素直でたくましい子になっていく成長物語だったと思います


宝物の谷で
欲にまみれた夢を見ているうちに
巨大な竜になってしまい
人間の言葉も話せなくなる
そのときに
人格者のリーピチープ騎士団長が
(最初のほうで
ユースチスに散々な目にあわされているのですが)
孤独なユースチスに寄り添って
いろいろ話をしてあげたりもするのでした?


最終的には
信仰
とか
救い
という概念の
比喩表現なのでしょうか

欲にまみれた?宝物だらけの谷でうたた寝をするうちに
大きな竜に変身してしまい
もとにもどるには
竜の分厚い皮を
力づくで
脱がなければならないという

ユースチスは自分なりに
トライするのですが

巨大竜の皮を
自分で完全には脱ぎきることはできず

人間にもどれません…(-_-;)

ナルニア国世界では
救世主の立場にある
ライオンのアスランに

おまかせして

ごっそり

剥いでもらう


という

おそろしいけど

俎板の鯉

おまかせする
サレンダーする

という
事象がでてきます<(_ _)>(*^-^*)


今の自分にも
参考になるような
物語だなあ?





気になる方は
是非

お読みになってくださいね!

何巻だったかも不確かで
すみませんが…(-_-;)



いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)



ではまた!



まきのしょうこ





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