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第二 『真実』は,いつ,どうして,『事実🟰非真実』にすり替えられたのか?(パレスチナ問題)2創り上げられた物語 episode❷


3⑸アナーキズムとマルキシズムの違い

さて,
 表題はアナーキズムとマルキシズムという,2つの共産主義の違いなのだが,,前項で触れたように,マルキシズムとは(共産主義を偽称した社会主義)なので,,社会主義の方も,マルキシズムである科学的社会主義と,マルキストによって(実現不可能・空想と定義された社会主義)の2つがある。

本編では,この2通りの違いを指摘しておきたいと思う。

また,「まていッ❗️パレスチナ問題がどういう関係があるッ❗️」という野次が聞こえてきそうなので,,,,一言。

パレスチナ問題ってのは,この問題が,問題として引きずることができなくなった🟰自由主義とか民主主義とかが,(日本語訳の社会主義🟰正訳・エリート主権)を脅かすので,権威である少数エリートが,少数のまま多数を使役するために(創り上げられた)ってことだからね。

本質はここなのよ。

【権威】この時の権威は🟰宗教・教会🟰カトリック/正教の両キリスト教会とイスラム教会
↑【これに大衆が従属しているもの🟰順】
【これが当該コミュニティを抑えきれていない🟰逆】

※社会主義2種類に続いて,共産主義2種類を考察するけど,
 イメージに使った(コサック)て,これが共産主義(順逆の逆)🟰無政府主義の1イメージだからね🟰マルキシズム(権威に基づく無政府主義・権威とはone world order)というのが,(順逆の順)てこと。

※あと,イメージに(コサック)を使った理由は,
 (コサック)は,トゥルク系言語における(属性国家を持たない無政府主義者)
(アナーキー)は,ギリシャ語の(アナルコス🟰属性国家を持たない無政府主義者)
 両者は同じ意味・同じ語彙であるからで,
 訪問いただいた方に(アナーキズム)の形態を明確に伝えるため。

(余談だが)
ゼレンスキー大統領が,ウクライナは(コサック)であってロシアに属さないと言った意味は,ほとんどの日本人に理解されていないと思うけど,
 ザポリージャコサックであるウクライナも,ドンコサックであるウラル山脈以東の現在のロシア領も,ソビエト:レーニン時代までは,それぞれ自治・独立した別の国・共同でソビエト軍という安全保障体制に加盟しているだけ,そういう定義やからね。

 それがソビエト一国の固有の領土であるかの如く吹聴され始めたのは,
 ナチスドイツのソビエト侵略によって,スターリンが発した(大祖国防衛戦争),この(大祖国に含まれる)と勝手に定義されたってだけの話。

 もしも,
 ヴェルサイユ平和会議に,ソビエトの参加が認められておれば,レーニンはサイクスピコ密約において英仏露3国の他民族居住地への軍事駐留を例に掲げて非難している最中なので,ウラル山脈以東の旧ロシア領について,ソビエトの領土編入とせず,解放される民族としての国際宣言となっていたはずだ。

 英仏は,
 自分たちの中東における埋蔵資源開発利権を確実なものにしようと,
 絶対にレーニンが言い出すと分かりきっている(他民族居住区への軍事駐留)の解除,そもそもレーニン・ソビエトは自分が支配する気もない,そこはドンコサック(非国家従属者)が開発した国家に属さないカテゴリに当たる地域なんだから,ソビエトもウラル山脈以東は領有しないので,英仏も中東より全面撤退せよとの主張,
 これを言い出させないため・議事録に反映させないため,断固レーニンの参加を拒絶したのだろう。

 今となっては,
 ロシアのウラル山脈以東に対する,非人道的植民支配を元にした資源大国ロシアの強さは,このとき,英仏が仕込んだも同然と言えるだろう。


本題に戻って,,,社会主義socialism体制を現代にも引き継ぐ🟰教会としてではなく政府・学会として引き継ぐ。
 そのために,政府・学会が大衆・多数より権力を有さねばならないので,そこに戦乱が必要🟰絶対に解決できない相争う2つの正義が必須ってことなんだから。

 日本の権威は,socialismを社会主義と訳して,その意味を「平等・公正・生産手段の社会的所有・社会を組織化することにより人々を支える制度」←このように要約するが,,,

socialに平等・公正・生産手段の社会的所有・社会を組織化することにより人々を支える制度などという単語の意味は,どこをどう切り取っても無い。

ism主権は,誰でも分かるとして,
socialとは(上級/一般)の違いにおける(上級),階級の上下における上職,年齢の上下における年長,フリーメイソンにおける①親分>②職人>③徒弟と続く意思決定権の明示・明確化とか,支配・被支配/どっちが上でどっちが下かの定義・明確化 

こういったものがsocialだ。
そして,その階級に(➕ism)主権を担保したもの。

それがsocialism日本語・社会主義の本来の意味合いである。
 つまり,socialism社会主義ってのは🟰言葉の意味だけなら儒教だ。

階級の上下があれば,
 問答無用で上位階級を正とし,
階級が同じであれば,
 問題無用で年長者を正とする。
↑それ,どこの大日本帝国陸軍?とか聞かれそうだが,
 大日本帝国とは,
 マルクスとの盟約を履行したビスマルク🟰帝政ドイツはボナパルティズムであるその憲法を,右から左へ丸写しした,その精神によって設立されている(マルクス版社会主義国家)である。

儒教の過激派である朱子学に基づいて,決行されたのが明治維新で,
 社会主義と銘打つsocialismの本性とは,上下関係の明確化なのだから,
 これこそ何の違和感も無い,そのままの定義でピッタリ合致しているわけだ。

しかあしッ‼️

 マルクスがsocialism社会主義と呼んだものとは,
 (すでに先行してsocialismと発していた)体制が有って,
 (その先行されたsocialismに対して)←実現不可能とのレッテルを貼って,
 (空想社会主義)との表現で,それが社会主義であることを否定した。
 ↑
 そもそもそも,その形態が本来の社会主義socialismの形態である。

では空想社会主義(マルクス版社会主義の前にすでに存在)とは,いったいどのような形態なのか?
 数例あるわけだけど,筆者は,ロバート:オウエンの例が最もわかりやすいと思うので,それを挙げておくこととする。

ロバート・オウエン (Robert Owen 1771~1858) は、
 18世紀後半、 イギリスで始まった産 業革命期に、紡績工場経営者でありながら、 社会主義思想に基づく社会改革を提言した人物と して知られている。
 産業資本家としてあり、労働条件の改良や労働者の生活環境の向上は、工場の経営(収益)という資本家側にとってもつながると考えて社会改良を実践しようとしたものだった。
 その考えに基づき、ニューラナークでの工場だけでなく工場のある村でも社会改革にあたった。ニューラナークの紡績工場はその意味では成功し、全国的にも知られるようになった。次ぎに児童労働の制限というさし迫った課題のためには、法律の制定が必要と考え、積極的に議会への請願活動をおこなった。

(引用)この時代の小児は6歳で綿糸・羊毛・亜麻・絹紡績工場に入るのを許されたが、ときどきは5歳ではいるものすらあった。労働時間は夏でも冬でも、法律によって制限はされず、普通一日に14時間であった。――所によっては15時間、さらに最も残忍強欲なものは16時間のさえあった。――しかも大抵の場合工場は健康にわるい烈しい状態にまで人為的に加熱されていた。<オウエン『上掲書』 p.212>

紡績工場法による幼児労働の禁止 
 オウエンの議会への働きかけで工場法が改正され,紡績工場法が制定された。
 それによって9歳未満の労働禁止
 16歳以下の少年工の労働時間を12時間に制限された。 → 一般工場法制定

 紡績業者として成功したのち米国インディアナ州で共産主義的協同村建設を試みたが失敗。
 帰国後は協同組合運動・労働運動を指導した。 空想的社会主義の代表者とされる。

 こういう人。

他方,オウエンは改革を阻む古い「迷信」を打破することが必要だと思い詰めるようになり,1817年ロンドンでは,
 「イギリス国教会を始め,あらゆる宗教は,本来自由で平等で平和であった人間を桎梏と差別と闘争に導いている」
↑と激しく攻撃,演説はセンセーションを巻き起こし,オウエンを危険人物視する人々も現れた。
 オウエンの思想はさらに,人間の解放のためには私有財産制度や婚姻制度も廃止しなければならないという内容に広がってゆき,その宗教否定とともに広く知られるとともに,急進的な人物と思われるようになった。

(後半の,宗教攻撃や,私有財産制を廃止するとか,女性の人権に関する主張はマルキストも同じである)
(よって,空想的と科学的との違いとは,前半部分,資本が,資本の社会的責任として,労働条件の改善や強制労働の禁止を自発的に推進すること/マルキストは『それは実現不可能』この違いと思われる)

オウエンの空想的社会主義において,
(主権者)オウエン等,資本家・プロレタリアトではないブルジョアジーである
(在り方)ブルジョアジー・資本が,自発的に労働者を保護し,
 生産の安全性について日々改善を怠らず,企業の社会的責任を果たそうとする

 最近どこかで聞いたことがあるだろう こういう富の再分配とか企業の社会的責任(←これってトリクルダウンだよね?)を重視する姿勢を指して,オウエンらは社会主義と発信し,マルクスとエンゲルスは実現不可能🟰空想だと断定した。

 もう諸兄にはお分かりよね?
空想社会主義🟰新自由主義なのである。

 そして,新自由主義なんて実現できる善良な資本があるわけない🟰この定義こそ新保守主義🟰事実,新保守主義ネオコンとは,ソビエトのアフガン侵攻にてソビエトに愛想を尽かして,ソビエトで果たせなかったマルクス主義の実現をアメリカ合衆国に実行させるため,彼らは 保守転向 したと,そうネオコンサバティブの名付け親・アービン:クリストル本人が語っている。

つまり,自由主義と新自由主義とは,自由主義が先にあって後から新自由主義になったわけじゃないんだよね。
 ほとんど同時期に自由主義と新自由主義とは同時発進してるんだけど,今・新自由主義とは,当時,自分で自分のことを「社会主義」と発していた。

 しかしそれは「実現不可能・空想」と,マルクスとエンゲルスによってレッテルを貼られ,いったん葬り去られた,,,,,マルクスとネオコンは同じですよ (同じ❗️) よろしいか?ネオコン大嫌いなマルクス信者・社会主義者のみなさん? そういうことなんでっせ❗️

 それでは➕では,
マルクスとエンゲルスは,どうしてそれを 否定するだけ にしなかったのか?
(社会主義はマルクス版が本物です・社会主義オウエン版は偽物です)
こういう言い回しにせねばならない理由ですよ 理由

 マルクスが正解ですよ オウエンが間違いですよ これなら,そう言えばいいじゃん。
 どうして,
 オウエンは社会主義として間違いですよ←こう言わねばならなかったんですか?
マルクスは,
 「いや,社会主義も間違いだと思ってんだよ,いったん社会主義として成立した国家という国家は最終的に失くすんだ」←こう言ってる。

最初っから❗️
 オウエンは社会主義だから間違い❗️

 これで済む話じゃあないんですか?

ここが本項の肝‼️この社会主義という名称への脊髄反射が,
 マルキシズム・アナーキズムという2つの共産主義の違いでもある🟰この頁の答えなんです。

つまりねえ。
 オウエンの言ってることは🟰政府の仕事は資本がする ←こういうことですなんですよ。
 政府はいらない ←オウエンはそう言っていない。
      でも,オウエンの言ってることが実現すれば国家行政は不要だ。

そして(プルードン)によって,※イメージ・コサック無政府主義者の代表をベースに,国家は失くても人は生きていけるのでは?と提唱されていた共産主義(原始共産主義)は,具体的な解決策を持っていなかったわけなんです。

ピエール:ヨセフ:プルードンは,今でこそマルクスよりマイナーだが,
1937『一般文法論』
1839『日曜礼拝論』発禁処分
1840『財産とは何か』出版
 ※ブザンソン・アカデミーが出版の認可を取り消し
 ※プルードンは撤回を拒否
1841年4月に財産に関する第二論文『ブランキ氏への手紙』、
1842年1月に第三論文『有産者への警告』
 ※ブザンソンの司法官憲に押収され起訴
1843『人類社会における秩序の創造』
1846『経済的矛盾の体系、または貧困の哲学』を出版

出版する書籍が次から次へと大ベストセラーとなる超大有名作家だった。

この(政府なんかいらない)というプルードン🟰アナキズムとは言わず,当時は共産主義と発していた。

 もう分かりますね。

マルクスとエンゲルスは,
 社会主義と発していたもの←いいえ,それは空想的です。
 共産主義と発していたもの←いいえ,それはアナキズム無政府主義です。
※ 無政府主義って,カオスで犯罪を取り締まる定義も無いんだよって。
※ 大嘘800,コサック見りゃあ一目瞭然
 無政府主義と(有)政府の違いって,警察が民警だったらコサック状態だからね。
 その違いしかない🟰それどころか,当時の警察って貴族のことだからね。
 貴族は軍隊の将軍も拝命するんだけど,当時は兵士は傭兵なので,国軍てのは無いし,軍人てのも存在しない,貴族🟰警察が,戦争になったら将軍もやってる🟰それだけの話。
 共産主義・社会主義・パレスチナが大好きな皆さんの大嫌いなブルジョアジー。
 そのブルジョアジーが,皆さんの大好きな国家警察のお仕事を世襲でやってんですわ。

 とりあえずマルクスとエンゲルスは↓

本物の社会主義は🟰科学的社会主義と云うんです。
そして科学的社会主義🟰共産主義でもあるんです。

↑このように拡散して,
 先行して政府・権威を否定して,無政府で成立可能であった2つの理論,
 もしも,オウエンとプルードンが一晩 議論を交わしたとすれば,おそらく辿り着いた解決策・社会主義(現代版・新自由主義)と共産主義(現在呼称アナキズム無政府主義)の融合🟰権威消滅の理論的正論の誕生,これを回避させたんです。

⭐️権威にとって,これが,この時のとんでもない脅威だったということ⭐️

なぜ,そんなことが19世紀中期の時点で脅威だったのか?
 その答えは,当時は,まだ民族国家としてそれぞれの国家が成立していないということ。
 その時点では,国家とは,教会が有力な信者にその土地その土地の所有権と課税権を与えたうえ,その土地に暮らす人々の成果物に徴税義務を負わせ,これを自分たちの財産として収奪していただけ,その収奪の仕組みを(国)と呼称していただけなのだ。
 ※ 筆者が言ってんじゃないよ❗️プルードンの大ベストセラーの中の主張。
 ※ だから(国)なんて組織媒体は,100害こそ有れ1の利も無いって。
 ※ そしてマルクス・エンゲルスとは
  『そうです そのとおりです 国なんて消滅させねばいけません』
   ↑そう言いながら 『でも ちょっと待ってね』
  『社会主義国家を作って 宗教国家を滅ぼしましょうよ』
  『そうせずに 無政府状態にしても 捕まって死刑になるだけですよ』
  『だから今は まず軍事社会主義国家の建国 万国の労働者よ団結せよ❗️』
    ↑こういうことなんですけど?

まあ,しかし今でも,民族国家として成立したのちでも,日本の政権者とか見れば,国ってのは単なる収奪行為の合法化のため,そう定義されてるだけだよなあ?  プルードンの言うことは,そりゃあ当時の民衆に大受けしただろうと,そんな気になるよなあ。



4 権威側🟰bourgeoisと
  Proletariat独裁について

順番として,こっちをアナーキズム/マルキシズムの後にするのは,ちょっと考えたんだけど,
 日本において,ブルジョアジーのイメージって,相当ちがうって気がしてんだよね。

 だからロバート:オウエンを先に示しときたくて,このような配列にしたわけだが,オウエンとかサン:シモンとか,自分たちで(社会主義者です)と言ってる人たちって,属性はブルジョアジーだからね。

 その(ブルジョアジー主権である形態)←social上位者ism主権というのは,そういうことなんですわ。

(そうと思ってたよ)と言われる貴方。
(失礼いたしました)
 でもねえ。日本人て,socialism社会主義の主語がブルジョアジーを指してるなんて,想像すらしてない人がほとんどでしょ?

でもそれは平民レベルで,反社会的行為・反社会的思想とか,こういう言葉を濫用する連中って,自分たちが少数🟰エリートだって自覚を持ってるよ。
 少なくとも,自分たちは取り締まる側で,取り締まられるなんて一欠片も想起していない。
 そして自分たちは,公権を行使するとの認識で(反社会的●●)という形容を振り翳している。

ブルジョアジーてのは,
 1義に,自分たちは取り締まる側で,取り締まられることはない
 2義に,独占資本である🟰商売仇が政府によって排斥される
 3義に,その地位は世襲である
基本的に,この3要件を満たす者であるよ。

そして(プロレタリアート)とは,
 3義のみ,国家試験でその地位についた高給の公務員または団体職員
  1義2義について 王侯貴族じゃなく大臣・官吏に類する者
こう書けば,
 諸兄がお持ちのイメージは大きく崩れるんじゃない?


日本では プロレタリアトを賃金労働者って書くけど,公務員は労働者じゃないからね。

でも,社会主義の世界では,産業の全てが国家資本・行政資本であるわけだから,いや働く人はいるだろう🟰それは労働してる公務員・団体職員だろう こう思われるかも知れないが,違います。

マルクスとエンゲルスは,
 例えばロシアとは,社会主義化の対象国家ではないと断じており,その理由について,共産主義マルクス版とは,ブルジョア資本主義しか存在しない共産党宣言の時代にあって,(いったん資本主義が普及したのち)でしか,共産主義を目指すべき社会主義国家にしてはならないと言っている。

では,ロシアの社会とは一体何がちがうのか?

日本の教育者は,原則としてソ連(ロシア)・中国・南北朝鮮のマイナスになることは一才教えないので,
 ロシアの無茶苦茶な歴史について何も知らない日本人ばかりになってしまうことは致し方ない,仕組まれたことなのだが,

実は,ロシア皇帝の権限てのは,めっちゃ弱かった。
 ロシアと呼ばれる領域において,ヴォルガ川以西からモンゴル人の占領地域を撤廃するのは,1554年のイワン雷帝の時代に初めて達成し得ることだが,
 このときすでに,イメージに使用したコサックの独立資本勢力は,無国家・多民族の生活集団として,言ってみればアメリカ合衆国の英植民地時代のような,反モンゴル抵抗団体を構成していた。

それから/そのときから,実は今日までと言っていいほど,旧ハザール国家跡の住人たちは,自分らの主権者たる国家が次々現れては消えるわけだが,ほぼ一貫して,反国家・反政府・自由共同体としての存立を目指し,それを実現するための武装抵抗を継続している。
 ※時代ゞによって戦う政府は異なる。

ロシア帝国とは,カトリック圏におけるローマ法王庁のような存在であり,実際の正教圏における民生は,ラーダと称する地域ごとの議会が,必要な時に開催される非常設の意思決定機関として立地し,特に常設の国家を有さない自由地帯として周辺国家の支配を拒絶し続けたのが,正しくはロシアの歴史の大半だ。

そもそも,
 コサックとはトゥルク系言語における『反政府・支配の拒絶・政府の法律が及ばない辺境』を意味し,
 語彙的に,(コサック)てのは(英語のリベラル・スラブ語のウクライナ)も,言ってしまえば(アナキズム)まで含めて,これら本来の(政府は口出しするな)ってニュアンス自体,4つほとんど変わらない。

だから『スラブ語のウクライナってのは,ロシア帝国に含まれない辺境』という意味である。まあ,政府のないコサックには当然だが保存公文書がないので,他国の公文書に出現する機会を以て(発祥)と逆説的に認知される場合が多いわけだが,政府が無いということは,そういう意味では不便に当たるのかも知れない。
 いま,ウクライナがロシアの属国的ポジションであるように,ほとんどの歴史学者が語るわけだが,それでは以下の命名の過程を説明できない↓

黒海からカスピ海北岸を占める広大な草原地帯が,トゥルク系言語の政権に掌握されていたのは,ユダヤ教を国教としていたハザール時代であり,トゥルク系言語のコサックという反国家主義団塊を指す定義は,ハザール時代に発祥したものだろう。
 なぜなら,コサックはスラブ語を使う正教徒なんだから,自分で自分のことを反政府な奴らと,自分たちが使っていないトゥルク系言語で命名するわけはない。
 コサックとは他称であり,その地域でトゥルク系言語の最終政権がハザールである以上,そこを起点としない限り,(トゥルク系言語の自由地帯コサック),これが生じ得る機会を思い浮かべることが不可能だからである。

 ↑そういうわけで,ノヴゴロドの海賊一味がフランス語を公用語とするモスクワ大公国を建て,20世紀の声が聞こえるまで政府として公用語をフランス語のままで行きながら,スラブ語を使うコサックが正教徒であった一事実を恃み,それによって,トゥルク系言語命名のコサックを最初から支配していたとプーチンが垂れ流す歴史的解説は,聞いた瞬間に(後付け・証拠の捏造・偽りの原状回復請求)と断定できるわけである。


 ウラル山脈以東に,ロシア皇帝・ロシア貴族が力で征服した地など一欠片もない。
 全部が全部,いったん領有したことにしてアメリカに売り捌き,銭に変えたアラスカに至るまで,これを味方に引き入れたのは,ドンコサックである。

 (ドンコサック)ドン川流域の非国家・自由の多国籍グループ
 この 当然ロシアの派遣兵ではない自由な多国籍グループが,
 「仲間になれや,親分なんかおらへん,自由や自由」
 そう言って↓
●コサック🟰無政府の仲間となった●
●今のロシアの被植民共和国とされた被害者たち●
 ロシアの公用語がフランス語であった時代には,フランス語で当てはまる言葉がないから,トゥルク系言語の(コサック)と呼んでいたものを,スラブ語を公用語に変えたので,20世紀に降って湧いたように(コサック→ウクライナ)になったようなものだから,,,

 ウラル山脈以東の資源の宝庫であるロシア占領地は,厳密には,コサック🟰現ウクライナに含まれこそすれ,ロシアに含むのは二重の意味で侵略でしかないんよな。

※やっと帰ってきたわ※
以上の説明で,まだわからんでも先に進もう。
(いったん資本主義が普及したのち)の国家しか,
 社会主義化は不可能と言ってる理由 つまりロシアはマルクスとエンゲルによるボナパルティズ化のターゲットにならないという理由は,
 帝政ロシアが貧しい貧困国であるからじゃあないんだよ❗️

 その逆で,1848年 共産党宣言の発布された瞬間,
 もちろん,ロシアに貧農はいて,使役奴隷として売買されるスラブ人の存在が,現在に至るslave英語の奴隷の語源ではあるけれど,当時のロシアは世界最強の陸軍国で,その陸軍の中身は,戦う兵から,兵糧を賄う農民に至るまで,ロシア皇帝・ロシア貴族よりも,正教徒としてイスラム国家と戦う・正教徒としてカトリック国家と戦う・正教徒としてプロテスタントと戦う,そういうコサック🟰自由主義者の方が多数派であったので,ロシアを国家社会主義に変貌させることは不可能ってことなんですよ。

 そして,帝政フランスが成立してすぐ,イスラム国家のオスマン帝国と同盟までして,まず倒さねばならなかった本当の敵🟰19世紀中期においてsocialistが心の底から恐れていた相手とは🟰クリミア戦争における帝政フランス&オスマン帝国の対戦相手🟰世界最強の暴力を振え➕国家・権威によって制御できない自由の兵士たち,コサックによって形成されるロシア正教徒軍だった,,,

常に,社会主義とは自由と戦うために在るってこと。

そして1848年まで,
 イルミナティは,日々,精強化するロシア正教の自由戦士連合🟰コサックと闘う力を得るため,偽りのカトリック国家(フランス及びバイエルン)に真実をぶつけて,これを乗っ取るしかなかった。

だから,このときまで,イルミナティは真実を暴露する側なのだ。


以上,❶共産党宣言が戦ったもの🟰現在のパレスチナ問題にすりかえられていく🟰当時の(権威の敵)とは,当然ながら(当時の自由)
3つ挙げました。

A ロバート:オウエンらが漠然と掲げた自称・社会主義
 socialistマルクスによって(空想的社会主義)となり,
 その内容は(トリクルダウン)上層socialより下層に施される有益な資産

B プルードンが整理したアナーキズム

C コサックとして存立した(ラーダ)
 すなわち非常設の議会で,必要なとき必要な議員を選出する

ABC3つに答えは1つしかない
【常設の国家は不要】
この理念・この確立に対して,

正義者同盟・シオンの賢者・Zionと無関係のイルミナティは,
【あなた方の言われる無政府主義は正しい】
【しかし科学的に実現できる手順を踏みましょう】
【将来は廃止するけど,いったん社会主義国家(全員公務員)を創りましょう】
【世襲ブルジョアジーではなく,高学歴プロレタリアートが独裁する国家です】
当にペテン。

 しかし大衆は騙された。

ABCは,イルミナティのエージェント・マルクスが建国した帝政フランスによって葬り去られた。

しかし,社会主義者にとって,ABCを上回る強敵
❷リンカーン大統領のゲティスバーグにおける演説
が,自由と民主主義を声高に訴えることによって,被征服民の不服従の思想に火を付ける。

 権威主義は,いかにして❷リンカーン大統領のゲティスバーグにおける演説と戦うのか?
 それは次回で。

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