ジャンクフードがモリモリ食べたくなる時がある。
ポテトチップス、ポテトフライ、インスタントラーメン、焼きそば、ハンバーガー、フライドチキン……
考えただけで食べたくて倒れそうになる。
ただ、私はあまり胃腸が強靭ではないので、脂っこいものを食べると高確率で下してしまう。
そして体質的にとても太りやすい。小6から中2の2学期までの間に10kgくらい増えた過去がある。
　それまで頻繁にあっていた電車内での痴漢行為を行う輩の層が、普通の上品なサラリーマン系から、いかにも陰キャっぽいガリガリに痩せた気の弱そうなオタク風男に変わったのはなかなか興味深い変化だった。言ってみれば私一人で痴漢の好みによるテリトリーを塗りかえたのだ。大したものである。
あの激太りした頃もジャンクフードを欲していた。部活もやめて、学校の帰りにケンタッキーやマクドナルドに寄るのが習慣だった。気のせいか今より大きなチキンやハンバーガーを友達としゃべりながらたいらげ、夕飯もしっかり食べていた。そりゃ肥えるのも無理はない。
今は家族と死別してから痩せているのを良いことに食いまくってきたが、そろそろやめとかないとまた洋服の寸法的にめんどくなるので今日から徐々に減らしていきたい。
私は150しか身長がないので、Sサイズだと直さずボトムスが着られるのだが、太るとウエストがMサイズになり、丈が余るから直さなければならないのだ。それが面倒なので太れないのである。
今は痴漢も人っ子一人来ない気楽なもんである。この年齢でくる痴漢はどんな層だろうか？
金目当て？
熟女好き？
詐欺師？
あくまでも想像だが、もし今の私に痴漢行為をして公衆の面前で犯人が捕まったら、ほぼ確実に
「なんでそいつ？」
みたいな好奇の目が私に注がれるだろう。
痴漢の野郎は2度とお天道様を拝めないほど生ゴミをみるような目で見られまくればいいと思うが、私は痴漢にあった上にそんな好奇な目で見られたら
「なんでじゃねーよ、てめーどういう意味だ！ぶっ○すぞ！ごるぁ！！」
と言いながら片っ端から好奇な目を向けた人々の目にチョキの形にした指をぶっ刺してしまうことだろう。
というわけで私は太るわけにも痴漢にあうわけにもいかないのである。

ジャンクフードよ。しばしの別れだ。