PERFECT DAYSの事をダラダラと‥

日曜日に(2月11日)2回目を見たのだけれど、
さすがにこの映画の2回目は退屈するのではないか?
低所得者の自分がそんな事して良いのだろうか?とか色々考えたのだけど、
なんのことはない、はじまった途端、心地良く見てしまった。
(平山さんはパンフレットによると平山正木という名前らしい。
名前にも木が付いてるなんて、ほんとに木が好きだねぇ。
前世は木だったのかねぇ?)
でもなんで心地良いのか、癒されるのか自分でも良く分からない。
ただ、おじさんが地道に暮らしているだけですよねぇ?
この暮らしをそのままやりたい人はいないだろうと思うし。

映画の中でも分からない所がいくつかあるので、ダラダラと書いてみる。

何故、石川さゆりさんが前の夫と抱き合っているのを見て、
あんなに動揺したのだろう?
それまでの平山さんの行動からしたら違和感あったなぁ。
そっと姿を消すのでは?と思った。
「そういうんじゃない」って言ってたけどそうなんだろうね。
何故、妹と別れた時にあんなに泣いたのか?
ここも意外だった。
でもまあ、懐かしい物とか人に会って急にワって色々が思い出されて
悲しい訳でも嬉しいわけでも無く、涙が出るってことはあるかな?
平山さんってお金ないんですか?
1回目見た時に思ったのは、平山さんは裕福な家の出身で、それなりの高収入な仕事についていたのだけど、何かをきっかけにその生活を捨てて、その時に家族関係も壊れた人で、それなりの蓄えがある人だと思いました。
1日の出費も結構してるし、アパートもあの場所だし、目の前に車置けるし、家賃結構するのでは?と思いました。
でもガス欠(1回目は何が起きたのか良くわからなかった)して、車を道の隅に停めて、一本のカセットを手にして歩き出した。
ATMに行ったのでは無くて、カセットを売りに行ったのですよね?
給料日前にタカシに幾らかあげたにしても切ないね。悲しいよ平山さん。
そのカセットどうしたの?
あの車は特別古い車ではなかっと思う。
元からカセットプレーヤーが付いていたとは思えない。
あのテープ。昔から持っていた物とすれば、もうかなり伸びているのでは?
若い人は知らないかもしれないけど、カセットテープは長く聴いていると伸びます。そうすると音程がおかしくなります。
そう考えると、昔の生活を捨ててこの仕事に就くときに、わざわざカセットプレーヤーを探して取り付けて(CDプレーヤーなら一万円以下であります。工賃別で)高値になっているカセットを買い集めたのだろうか?

とまぁ色々書いたけれど分かっています。
これは映画です。おとぎ話なのです。
都合良くニコちゃんの自転車も発生します。
鍵を閉めるシーンは無かったように見えたけど、ニコちゃんは鍵を開けてた。
これで良いのです。
全部良い組み合わせだと思います。良いパズルが出来たね。
実際のトイレ掃除って想像出来ないけれど大変で収入も少ないのでは? 
平山さん食べなすぎでは?サンドイッチくらいしか食べてない。 
木漏れ日。陽の光と木々からそんなにエネルギーをもらえたら。
夏と冬の平山さん 
あの部屋にはエアコンがないみたい。最近の夏の暑さどうしてるんだろう?
晩酌してきたら汗だくだね?(飲酒運転はいけません)
夏も冬もだけど日の出がかなり違いますから、おばちゃんの掃き掃除で起きるのは時期的には短いのですよね?
冬場は平山さんが出掛けてから掃き掃除ってことですよね?
目覚まし無しでバシッと起きるんだろうなぁ?
平山さんの家族
気にかけてくれる妹がいるし慕ってくれてるニコちゃんはいるし良いなぁ。
もし、平山さんに何かあっても妹が上手くやってくれるよ。
安心だよ。自分にはそんな人いないもの。
好きなシーン
日の出と夕暮れが何度か出てきたけれど、とてもきれい。
夕暮れにルーリードのPerfect Dayが流れて自転車で走っているシーン。
全てが満たされている感じがする。
刺さった言葉
「何にもわからないまま終わってしまう」

こんな感じのことを三浦友和さんが言う。
自分も最近体調が安定しないし、SNS「X」で、たまたま見かけた白血病や癌の人ポチッとしたら、おすすめに同じような境遇の人が、ズラズラズラと出てきて浴びるように見てしまい、早い人は発覚から数ヶ月で亡くなったり本当に老若男女で生々しい言葉とか画像なので、とても「死」を身近に我が事のように感じるのでつらいね。
「今まで続いた当たり前のようなあなたの日常は終わりまーす。他の人は続くけど」って急に言われる。怖い。それが今この瞬間も誰かに訪れている。
戦争のニュースとか能登の地震のニュースを見ると、なんでこんな理不尽な亡くなり方をしなくちゃいけないのだろう?なんで自分のような俗にいう生産性のないおっさんが生きているのだろう?代わりに自分が死んだ方が良いのに。と思うけれども、死を目の前に考えるとやはり恐ろしいです。
かけがえの無い日々を、やり甲斐のない低収入な仕事にほとんどの時間を使っている自分て何なのだろうか?
空を見上げるようにします。
平山さんの真似。空は宇宙とか自然とかが身近な事を思い出させてくれる。
そして自分もその一部である事。いつか終わること。

修正します。(2月19日)

Auto Messe Webの記事によると平山さんの車はダイハツ ハイゼットカーゴの9代目(1999年~2004年)だそうで、純正でカセットデッキが付いていたそうです。
自分が去年の11月まで17年で17万キロ乗った車もCDだったし、その前の車もCDだったのだけれど、その時代にまだカセット付きがあったんですね。
という事は、あのテープは若い頃からずっと持っていたという事なのでしょうかね‥。


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