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$最強の恐竜 (新潮新書 1027) 新書 田中 康平 (著)


$最強の恐竜 (新潮新書 1027)
新書 
田中 康平 (著)

$解説
史上最強の恐竜は、やっぱりティラノサウルス? いや、それだけではない。六六〇〇万年前に滅んだ恐竜たちは、どんな陸上動物より大きな体、獲物を砕く強靭な顎、あのウサイン・ボルトにも劣らぬスピードなど様々な特徴を持ち、驚きの能力を進化させていた。ならば最新研究をふまえて、各種のナンバーワン恐竜を選出してみよう。「化石」を求めて世界各地を行く若手学者による、知力、体力、想像力の傑作ドキュメント!

(目次)
プロローグ――最強の恐竜は何か

1章 「化石がある」ならウズベキスタンへも
留学生からの情報提供  「ここです、ここです」  恐竜研究者はボウズのとき
この肉食恐竜は新種かも  国立科学博物館の収蔵庫
ウルグベグサウルス・ウズベキスタネンシス  骨ひとつでも侮れない
《コラム1》恐竜の分類

2章 史上最も大きな恐竜は?
研究者も気になる「体の大きさ」  中国・河南省地質博物館へ
アジア最大級ルーヤンゴサウルス  どうやって全長を測るのか
キツネとアオダイショウの「大きさ」  恐竜の体重を測る「道具」
歴代の「世界一」たち  アルゼンチノサウルスは「95トン」?
なぜそこまで巨大化したのか  〝キューパの卵どろぼう〟
《コラム2》家でもできる! 恐竜の体重を推定しよう

3章 一番足が速い恐竜は?
初めての恐竜化石調査  「これは何だと思う?」  足跡を付けた〝犯人〟を捜せ!
「腰の高さ」が計算できる  足の速さを推定せよ  時速40 kmで走っていた獣脚類
ひざから下が長いほど  常に主人公キャラのあいつ
下半身異常マッチョのティラノサウルス  7500万年の前のある日
《コラム3》公園でできる! 足の速さを推定しよう

4章 噛む力が一番強い恐竜は?
「空白期間」の謎を追ってゴビ砂漠へ  カメラクルー、近づいてこないで……
「ファルコン・アイ」と「ローガン・アイ」  半世紀ごとにしか見つからない
ティラノ最大の武器  マルチボディダイナミクス分析  植物食恐竜の噛む力
キング・オブ・キングを決めよう  力と成長、寿命
「引き分けだな、いや、逆転したかも」
《コラム4》顎の強度を推定しよう

5章 恐竜の一番大きなウンコ化石は?
秋の飛火野で  T先輩トイレ事件  哺乳類のウンコ、鳥類のウンコ
正式名称コプロライト  ウンコ化石の成分  史上最大のウンコ化石
肛門の太さとの関係  ウンコ化石にカタツムリ?
《コラム5》ウンの良い恐竜のはなし

6章 一番賢い恐竜は?
展示室の奥の秘密機器  脳は化石に残るのか  脳とエンドキャスト
ツチノコ型の脳の構造  嗅覚には2種類ある  頭の良い恐竜、トロオドン
オルニトミムス、バンビラプトルは?  早成性と晩成性
《コラム6》脳化指数を計算しよう

7章 恐竜の一番大きな卵化石は?
『ぞうのたまごのたまごやき』再考  恐竜卵の基本  卵の重さを推定せよ
再びモンゴルへ!  再びアルバータ州へ!  再び中国河南省へ!
お尻を観察してみれば  小さい卵しか産めないなら  王様、恐るべし!
《コラム7》家でもできる! 卵の重さを推定しよう

エピローグ――結局、最強の恐竜はナニ?

$出版社より

商品の説明

著者について

1985(昭和60)年名古屋市生まれ。筑波大学生命環境系助教。北海道大学理学部卒業、カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D.。恐竜の繁殖行動や子育てを中心に研究、NHKラジオ「子ども科学電話相談」でも活躍中。著書に『恐竜学者は止まらない! 読み解け、卵化石ミステリー』。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2024/1/17)

  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/1/17

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 新書 ‏ : ‎ 240ページ

  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410611027X

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106110276

  • 寸法 ‏ : ‎ 17.3 x 10.8 x 2 cm










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