$ターミネーター ダークイヤーズ

$ターミネーター ダークイヤーズ


$『ターミネーター: ニュー・フェイト』(原題 Terminator: Dark Fate)は、2019年のアメリカのSFアクション映画ティム・ミラーが監督、デヴィッド・ゴイヤー、ジャスティン・ローズ、ビリー・レイが脚本、ジェームズ・キャメロンデヴィッド・エリソンが製作を務めた。
ターミネーター」シリーズの第6作目にして『ターミネーター2』(1991年)の続編であり、『ターミネーター3』(2003年)、『ターミネーター4』(2009年)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)、TVドラマ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』などとは別の時間軸が舞台となっている。

主演はリンダ・ハミルトンアーノルド・シュワルツェネッガーで、それぞれサラ・コナーとT-800(ターミネーター)を演じ、23年ぶりの再会を果たしている。また、新キャラクター役として、マッケンジー・デイヴィスナタリア・レジェスガブリエル・ルナディエゴ・ボネータらが出演する。

本作では、ターミネーターとは別に常人より強い能力を持つ強化人間(Enhanced Human Being、エンハンスド・ヒューマン・ビーイング)も登場した。

国際配給は20世紀フォックスが担当し、日本でも当初は同社の日本支部が配給予定だったが、フォックスがディズニー社に買収(ディズニーによる21世紀フォックスの買収を参照)された影響もあり、本作以降は20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)の制作映画をウォルト・ディズニー・ジャパンが配給している。レイティングはアメリカ国内でR指定となっており、日本国内でもPG12指定となった。

ストーリー

1998年、スカイネット誕生を阻止し、審判の日を回避させたサラ・コナーとその息子ジョン・コナーは、リビングストンにあるビーチを訪れる。突如T-800が目の前に現れ、サラには見向きもせず、ジョンを抹殺する。T-800はそのままビーチを後にする。2020年。メキシコに住むダニーは、弟のディエゴと共に勤務先の工場に出勤する、彼らの父に擬態したRev-9が現れる。間一髪で駆けつけたグレースに助けられ、3人で逃亡を図るも、Rev-9の執拗な追跡が続き、ディエゴは死亡してしまう。2体に分かれたRev-9はグレースとダニーを挟み撃ちにし、絶体絶命かと思われた時、サラが現れRev-9を一時的に無力化する。サラは呆然とする2人に「すぐに戻る(I'll be back.)」と言い残し、Rev-9を追って橋の下へと降りて行く。その隙にグレースはサラの車にダニーを乗せ、サラを置き去りにし現場から立ち去る。車中でダニーに、父親が既に抹殺されていると告げる。Rev-9は再び合体し、その後も自在に分裂合体を繰り返す。
逃亡の最中グレースは強化の副作用で瀕死の状態に陥る。薬局を訪れたダニーとグレースは、駆けつけて来たサラに隠れ家へ連れて行かれる。そこでサラはグレースを治療し、目が覚めたグレースとダニーと逃げながら情報を共有する。サラは人類と戦うAI「スカイネット」の出現を防いだこと、ジョンの死、そして何者からか送られてくるメールの情報通りに現れるターミネーターを狩り続け、今回のメールでグレースの出現を知ったことなどを明かす。グレースはダニーを守るために送り込まれて来た強化人間であること、自分の未来ではAI「リージョン」が人類と戦っていることを2人に伝える。サラは、ダニーが自分と同じく「抵抗軍の指導者の母親となる存在」であると考え、協力を約束する。Rev-9がネットワークにアクセスし、自分たちの行方を追っていると推測する。
グレースが司令官から教えられていた協力者とサラへのメールの送り主が同一人物であることを知った3人は、その人物のいるアメリカに向かう。ダニーの叔父の協力を得て国境を越えるも、Rev-9に攻撃され、国境警備隊に捕まる。Rev-9の襲撃を危機一髪で退けた3人は、ヘリコプターでメールの発信源とされるテキサス州ラレドへ向かう。そこで3人はかつてジョンを殺したT-800に出会う。T-800は「カール」と名乗り、家族を得て20年間暮らしたことにより良心が芽生え、自らが感知したタイムスリップの予兆をサラに伝えることで、生きる目的を与えようとしていたと語る。彼らは協力することにし、ダニーを餌にキル・ボックス(罠箱)でRev-9を待ち構え破壊しようと決める。
彼らはRev-9を破壊すべく、サラの旧知である米軍少佐と接触し、Rev-9を破壊できるEMP兵器を入手するが、そこへRev-9がヘリコプターで強襲する。一行は輸送機で上空へと逃れるが、EMP兵器は破壊されてしまう。それでも困難に立ち向かおうとするダニーに対し、グレースは抵抗軍の指導者になるのはダニー自身であり、リージョンの反乱によって孤児となった自分を助けてくれたのも彼女であると真実を明かす。その直後空中給油機を奪取したRev-9に追いつかれ、衝突の末に輸送機は分解炎上してダムに墜落する。
墜落直前に輸送機からハンヴィーで脱出し、水力発電所のタービン室まで逃れたダニーたちは、この場所をキル・ボックスと定める。Rev-9と激しい戦闘の末にグレースは重傷を負い、T-800も機能を停止する。満身創痍となりながらもダニーを抹殺しようとするRev-9を前にし、瀕死となったグレースは自らの動力源「パワーパック」を武器として用いることを提案し、拒絶するダニーを説き伏せてパックを摘出させ息絶える。大切な人々を失ってしまったダニーは怒り狂いRev-9へ挑むが一蹴され窮地に追い込まれてしまう。絶体絶命の中、再起動したT-800の助力でダニーはRev-9の頭蓋骨格にパワーパックを突き刺し、T-800はRev-9を引きずり発電所のピットへと落下し、「ジョンのために」と言い残し互いに機能を停止する。ダニーとサラは生き延び、未来に備える。





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