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スナク英国新首相"Integrity and Humility"とは

イギリスで新しい首相が決まりましたね。
最も若くして初めてのインド系の方、
リシ・スーナク(スナク)さんです。

日本のメディアではスナクさん
BBC日本ではスーナクさんと表記される
若々しい42歳のインド系の秀才です。
(表記の違いは放送局、
または国どうしの契約によります。)


保守党の党首に選出された際の
スピーチの一節が
「誠実かつ謙虚に貢献する」と
新聞では引用紹介されていました。


むむ、気になります。


誠実、ってもとの英語はなに?


loyal? sincere?
virtous? 
いろいろ思い浮かびます。


実は、integrityだそうです。


これは「まるまる、欠けることがない」
というラテン語由来の意味ですから、
都合の悪いところを隠したり
二枚舌を使ったりしないという
ことですね。


そうなると、日本語は
「裏表なく」もいいでしょう。


英和辞典を引くと、
かちっとした漢字熟語が
並んでいます。


でも、語源をふりかえると
言葉にこめられたイメージが
わかって、
同じようなイメージをたたえた
やわらかい日本語が
見つかることがあるんですよ。


さて、integrityがhumilityと
ともに使われた例は
あのOEDにもありません。


humilityといえば
「つつましさ」としたいところですが

昔の英雄に聞かせたら
「なんじゃそりゃ?」と
訝られたことでしょう。

この二つがセットで
使われるようになったのは
心理学や自己啓発の分野で
新しいリーダー像を
描くようになってからです。

どうも、心理学や自己啓発には
漢字熟語もしくは
極端にカタカナ外来語に
頼る傾向があるようです。

心をテーマにする分野はなおさら
腑に落ちる言葉を大切にと
願います。


みなさんの居場所に似合う
integrity and humility
の日本語はなんでしょう?

しばらく思いめぐらして
みませんか?

私なりのアイデアを
今回披露するのは
野暮ですので、
次回とします。

Stay integral and humble.
今日もよき一日を。

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