見出し画像

ベルばらに魅せられて!【何にでもやさしさが必要ですね!】

こんにちは~「ベルばら」大好きバーバです。最近突然雷雨になったりして、本当に日本も異常気象なんだと思います。熊の出没だって、もとをただせば人類が環境を破壊しているからだと・・・。進歩って何なの?って思うのは私だけでしょうか?

私の両親は同時に認知症になり、最初は母が父の存在が分からなくなったことから始まります。私に「あそこに座っている人誰や?」と聞くようになり、その頃から妄想もひどくなっていきました。

父は今までできていたことができなくなり、物の名前も役割もまったく分からない状態になって、「歩き方が分からない」と言い出したときはもう駄目だと思いました。

一番怖かったのは、二人だけにしてもしも火事を起こされたらということでした。毎日実家に通っていましたが、最終的にはヘルパーさんの力を借りるようになりました。それでも不十分だったのは確かです。

ある朝叔母から電話が掛かってきて、父が早朝に徘徊をして警察に保護されていると・・・。急いで実家に帰ってみると、門扉が壊れて横倒しになっていました。父はそこから家を出たようで、家に戻れずご近所の家の玄関などを叩き回っていたということでした。

限界を感じた私は施設探しを始めたのですが、当時認知症を患っている人を受け入れてくれる施設は限られていて、中々見つけることができませんでした。両親を診て下さっていた内科医の先生に相談し、グループホームへの入所が決まった時は本当に嬉しかったです。

幸いサポートして頂ける人がいたから進められたのですが、私一人では難しかったと思います。けれど実際のところ施設に親を預けたことに関してはずっとわだかまりがあって、自分を責め続けていました。

父は入所した3か月後に誤嚥性肺炎になって入院し、数日後に亡くなりました。母は10年という入所生活の中で、最後は寝たきりになってしまいました。入所した当時はまだ私のことは分かっていて、一緒に出掛けることもできていたのに・・・。

でも他に方法が見つからなかったのは確かで、「自分を責めることないよ!できることしたんやから!」と叔母が慰めてくれましたが、自分で納得するのに時間が掛かりました。

認知症と分かっているのに、支離滅裂なことを言う両親に何度も憤ったことが悔やまれます。何でもっとやさしくなれなかったんだろうって!父の「うん!うん!わかった!○○ちゃん!」という声が今も耳に残っています。

そして今の世の中は高齢者にやさしくないな~って感じることがたくさんあります。役所の封書だって、一回読んでも分からないことが記されていて、何でもマニュアル化、制度化されていて悲しい現実だと感じます。

母とスーパーに行った時、店員さんが母を見て嫌な顔をしたことがありました。ご近所人の話では、どうも母がレジで小銭をバラまいていたということでした。母が悪いのは分かっていますが、皆行き急いでいて心に余裕がないのだとも思いました。

最近ライティングをしていて感じるのは、やさしい文章を書くという要望が多いということです。あるクライアントさんが、「難しい専門用語や漢字が一杯並んでいる記事!読みたくないでしょ!読みたいと思わせるようなものでなくては!」と・・・。

ですからひらがなを使った文章が多くなっているのは確かで、これはよい傾向だと思います。良いをよいに直されることがよくありますね。○○知事が横文字ばかり使うのを揶揄されている記事を読んだことがありますが、分かる気がします。

人は皆やさしさを持っているのに、ストレス社会の中で生きていると忘れてしまうことがあるのだと思います。私も反省の毎日で、「何であんなこと言ったんだろう!」って!キキにはいつもやさしくなれるのに~とか思っています。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?