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ウルトラセブンのお気に入り回「超兵器R1号」


はじめに

私はウルトラセブンのBS再放送時のものを録画した物を(1〜13、43話意外全部)見ました。その中でもお気に入りの回「超兵器R1号」を語ろうと思います。

ざっくりあらすじ

ウルトラ警備隊は新兵器「R1号」を開発した。R1号は星を一つ破壊できるほどの威力を持っていた。隊員はみんな喜んでいたが、モロボシ・ダンは浮かない顔をしていた。そしてR1号は実験として、生命がいないとされている「ギエロン星」に放たれたのだった…

感想

怪獣が被害者という視点から話が進んでいくといった内容で、何か考えさせられる話だったと同時に、この回に登場するギエロン星獣に同情してしまう作品でもあった。

内容は何回見ても面白い話なんだけど

最大の被害者ギエロン星獣

この回の最大の被害者ギエロン星獣は、R1号により故郷を失い地球にやってきた怪獣。地球で休んでいたところ、ウルトラ警備隊の攻撃を受けてしまう。一度は倒されてしまうものの再生し、次の場所へ飛び立ってしまう。次に来たのは多摩川(だよね?)で、ここで暴れていたところ、ウルトラセブンが現れ交戦する。ウルトラセブンを負傷させるほど善戦するも、隙を突かれ片方の翼を失ってしまう。最後はアイスラッガーで喉を切られ絶命してしまうという。
本人からしたら故郷滅ぼされて知らない所に来たら叩かれて、挙げ句の果てにはウルトラセブンに殺されるというもはや悲劇に近い末路を辿っているのだ。

血を吐きながら続ける悲しいマラソン

これはウルトラセブンこと、モロボシ・ダンが劇中で言ったセリフ。超兵器R1号の発射実験に反対した際などに行ったとされる。彼の悲しいマラソンとは、R1号のような兵器を作ってしまっら、他の宇宙人がR1号よりももっと強い兵器を作るという意味なのでは?と私は捉える。言うなれば「報復を恐れている」といった感じだろうか?この言葉は現代社会にも言える事にも感じている。今の社会はあちらこちらで戦争をしている。戦争はいつも相手を報復をし合っている、つまりこれは血を吐きながら続ける悲しいマラソンというのではないかと思う。この血を吐きながら続ける悲しいマラソンを止めるにはどうすればいいのだろうか?もしかしたら将来もずっとこの血を吐きながら続ける悲しいマラソンをするのだろうか?(なお、これは個人の感想です)

終わりに

「超兵器R1号」は今も昔も変わらない「戦争」をテーマにしている様な作品でもあります。多分人生で一度でもいいから見ておきたい作品なのではと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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