迷い道の中から見つけたもの②
①のつづき。
かくして、
晴れて(?)
独り身“となった私。
辛い時、
悲しい時、
嬉しい時、
気合いを入れたい時、
お気に入りのカフェで飲む
たった1杯の飲み物が、
そこで交わす言葉が、
私を救ってくれた。
特に、離婚を決断した時期は、
とにかく心身共に疲弊していて、
カフェで過ごす時間が、
私の癒し、支えとなってくれていた。
私もそんな場所を創れる人になりたい。
そんな思いを胸に、心機一転、
1年後には10年勤めた会社を退職し、
某大手コーヒーチェーンへ転職した。
ここから夢に向かって前進かと思われたが、
ここでまた得意の彷徨いが発動。
転職した事をえらく心配した両親を
とりあえず安心&納得させようと、
何を血迷ったか、
「とりあえず、再婚すれば安心するだろ!」と
結婚相談所に入会。
今思えば、
いつまでも1人じゃ
周りからどう見られるか不安だ、とか、
親に孫の顔くらいは見せないと、とか
そんな変な焦りがあった。
なんとか成婚退会まで漕ぎ着けたが、
結局、私自身の未熟さも相まって、
婚約破棄&関係解消した。
今思えば、
相手の方にも、仲人の方にも、
悪い事をしてしまったとも思う。
しかし、その一方で、
あの時に思い切って、
婚約破棄&関係解消して良かった
とも思っている。
彼は、せめて友達でいたい、
と言ってくれたが、
丁重にお断りして連絡先も消してもらった。
ちょうど同時期に、
職場で過換気症候群の発作に襲われ、
救急搬送され、
その後体調が戻り切らず、
早退や休暇を繰り返していた。
これ以上迷惑をかけられないと思い、
心身を整えるために、
地元の能登へ帰る事にしたのだった。
③へつづく。
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