自己調整学習について。
自由進度学習にすることで、自己調整学習がしやすくなる。
一斉指導で、自己調整学習はしづらい。
「余白」が少ないからだ。
単元の計画を立て、見通し、その計画を遂行し、ふり返る。
そんなサイクルを回しながら、自らの学びを自己調整できるようにしていく。
教師は、児童が自己調整できるように、とにかく環境を調整していく。
初めは難しいが、児童はだんだんと自分でできるようになってくる。(行き詰まったら友だちとやる、友だちとやる中で自分でやりたくなるので、そうなったら自分でやる、…を行き来して繰り返しながら、できるようになっていく。)
それは、授業内に「余白」(十分な時間、児童が学びの主体となれる時間)があり、その中で考え、やってみて、時には失敗して、また挑戦して、といったことができるように仕組みとしてなっているからだ。
一斉指導では、そういった試行錯誤をする時間があまり与えられず、自己調整をする場面が限りなく少ない。
自由進度学習では、主体が児童にあるため、自己調整学習がしやすい。
まずは、単元内自由進度学習から始めて、みんなで学習し、みんなで探究をしていってみてはどうかと思う。
社会科では、抜き出す情報がより現実的になってくるし、より自分ごととなり、具体的な今後の行動を提案できるようになってくる。
国語科では、友だちと会話をしたり、何度も繰り返し自読をしたりするので、より深く読むことができるようになる。
本当に、豊かな学びの場面を目の当たりにしている。
次年度も、続けていきたいと思う。
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