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教員の授業力向上について

最近、空き時間に他の教室を見る機会が多くあります。
不登校気味な子、教室にいても寝転がっている子、保護者とともに登校している子、など年度途中から増えてきました。
私が教育現場で感じていること。
結局は、その教室で、分かりやすく、楽しい授業が行われているか、ということに尽きる。

適切に活動が行われていること。ずっと座って先生の話を聞いているのは無理。大人でも眠くなる。例えば、近くの人と話す、立って音読する、空書きをする、少し体を動かす、話をする、それだけで発散できる。

在籍校には、授業名人が2人いる。大人が聞いていて分かりやすい、楽しい、知的、心地よい、と4拍子揃っている。2人とも40代である。30代、50代、60代はどうなのか、というと、その名人には到底及ばない。圧倒的な鍛錬によるものだと容易に推測できる。

年度末にはクラス替えがある。不登校児は、クラス替えがあっても、現在の担任が再び持つことが多い。これには警鐘を鳴らしたい。
なぜなら、彼らは、元担任の分かりにくい授業に耐えられなくて不登校になっている可能性もあるからだ。大人が聞いていても分かりにくい、心地よく無い授業は、発達支援の子どもたちには、非常に苦痛なのである。

このことは、とても重要なことである。校内研修を行い、全教職員が一定以上のレベルにまで授業力をあげることが急務である。
しかし、激務の中、そんな時間は割けない。来年度まで2ヶ月で、急に授業力を伸ばすのは現実的では無い。
よって、授業力のある教員のクラスに、現在辛い思いをしている子たちを入れてあげたい。

来年度は、雑務を減らし、全職員が授業力を向上するシステムを作る。

運動会練習、教師も子どももくたくたになるまでやらない。楽しんでできるものにする。
運動会練習期間の授業のずさんさ。暑い中で疲れているのだから、教師も本気でできない。毎日ぐったりしている。
コロナで無くなった行事が復活しつつある。要らないものも復活している。行事も子どものためではあるが、教師の授業準備が疎かになるのであれば、本末転倒であろう。
今一度、学校教育のあり方を考えたい。

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