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薬屋のひとりごと第14~16話鑑賞しましたー。

 Netflixで薬屋のひとりごと第14話『新しい淑妃』第15話『鱛』第16話『鉛』鑑賞しました。視聴自体は毎週すぐに済ませていたのですが、noteに書かずに放置しておりましたので、いい加減記録を書き留めておきたくなりました。


内容のあらすじ

14話

 14話は、いなくなった阿多妃の後釜に桜蘭妃が新しい淑妃(貴妃>淑妃>徳妃>賢妃という上級妃の序列)として入宮するにあたり、妃教育のための講義を猫猫が担当するお話でした。
 その内容は主に房術に関するもので、玉葉妃は熱心に、梨花妃は真面目に、里樹妃は嫌がりながら、そして桜蘭妃は興味なさ気に学びました。

女官を従えて入宮する桜蘭妃
貴妃・玉葉、徳妃・里樹、賢妃・梨花も参加

 その夜、授業を終えた猫猫が休んでいると外から不穏な爆発音が聞こえ、好奇心が刺激されますが、外出はやめておきます。
 翌日、様子を見に行くと、どうやら火事があったようだということを知ります。放火を疑って現場検証をしている役人の李白の制止も聞かず、半焼した食糧庫に立ち入りキセルを発見した猫猫は、事件の真相に気が付くのでした。

キセルを発見する猫猫

15話

 15話は、食糧庫の失火騒ぎで拾ったキセルが気になる猫猫ですが、高順から「フグを食べて昏睡状態になった官僚がいる」と相談されるが、料理にはフグが使われていなかったらしいとのこと。
 猫猫は無愛想な若い武官・馬閃と共に真実を確かめるために官僚の家へ赴きます。厨房の棚には倒れた官僚の好物だという海藻があり、季節外れのその食材を、猫猫はこっそりと持ち帰るのでした。

猫猫につんけんした態度をとる馬閃
「世の中には、毒が無毒になることがあるんです」
失火騒ぎ、食中毒騒動のどちらにも絡んでいそうな軍部高官・羅漢

16話

 「皆、昔のように茶会でもするといい」――息子に秘伝を授けずに亡くなった宮廷御用達の彫金細工師が残した不思議な遺言。
 羅漢に依頼された壬氏から調べてほしいと頼まれた猫猫は、彼らの家を訪ねます。
 作業小屋、開かない箪笥、硝子製の金魚鉢、三兄弟それぞれに残された3つの形見と作業小屋の不思議な間取りの謎に気づいた猫猫は、細工師の遺言通り兄弟たちと共に“茶会”を開くのでした。

『前もそうだったが必要最低限しか話さない。こちらを嫌っているようだ。害がないのなら、別にそれでいい』
仕掛けに気づいた猫猫
鉛と錫を手に取る末弟

感想

 2ndシーズンに入ってから失火、食中毒、謎の遺言と、猫猫が事件や謎を解決していく1話完結の話が続いていますが毎回、能ある"猫"は爪を隠す、ぶりを発揮していて魅力的に映ります。
 客観的には、ほとんど何も話していないし、周囲の人の言動だけで状況や相手の内心を正確に分析把握していく様が令和の現代に何だか即している気がします。

 特に、16話はその傾向が顕著に思えました。
 余計なことは分かっていても何も言わない。必要なことは嫌われても必ず言う。自分の感情にこだわらすやるべきことをやる。
 …という彼女の、人生や他人に対するスタンスに共感できる自分がいます。猫猫を通じて、作者の日向夏先生はこういう人なんだろうなぁ…という憧憬を覚えるこの頃でした。

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